今朝の新聞に辰巳芳子さんの記事が大きくとりあげていた。今日の朝日新聞は
わざわざ買う価値がそれだけである、と思う。
料理の本の中で、彼女のものほど、理路整然として、ちゃんと理(ことわり)
がしっかりしたものはない。まさに料理は、材料の野菜や豆などの自然の理を
勉強するものだ。いったものがち、みたいに「料理研究家」などと称して、ボリボリ
やっている人たちとは異次元の世界だ。
彼女が取り組んでいる「100粒キャンペーン」というのがいい。小学生が大豆
を100粒植え、育て、収穫する。「ひとつぶひとつぶ」の命が自分たちに命で
あることを学ぶことができる。まさに「食育」であり、粒々皆辛苦を体で納得するものだ。
アホな政治家さんたちも、もしも字が読めたら、今日の新聞を読んでほしいものだ。
大手スパーで安く売られている豆腐一丁は、「大豆6粒」で作るのがでてきたらしい。
「くそみそ」より似て非なるものが、この世の中にはいっぱいある。
小さな一粒やけど、「天真庵手前味噌倶楽部」も、今年二月に65人の参加があり、
毎日大豆を水につけ、昼間はストーブでことこと煮て、いろんな奇人さんたちがやってきて、
めいめいの家の手前味噌を作っていった。ほぼ口こみで5年くらいでそれでかになったので、
たぶん来年は100人くらいになると思う。少し前に「100匹めのサル」という現象が話題になった。
離れ小島のおさるさんが、芋を海水で洗って食べるようになり、その数が100匹を越えた時、
よその島や、地域のサルも同じように芋を洗って食べるようになる、という方式。
国会の前には、その何百倍の人たちが集まって、国の行く末に声をあげている。中にいる
サルたちは「みざる、きかざる、いわざる」を決め込んでいるみたいだけど、そんな猿芝居は
そろそろ緞帳を下ろし、まともな人間になってもらいたいものだと、つくづく思う。
今日は「ダメ中」 だめから始める中国語。ただ今まいこ先生から、中国語でメールがきた。
多士済々で元気な女子たちが集まるとっても愉快で家族的な会。
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