長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

究極の昼さけそば

2015-12-13 09:20:03 | Weblog

昔から蕎麦屋で酒を飲む、というのを粋とした。

先週古本屋で古い蕎麦の本を見つけた。その中に、浅草にあった蕎麦屋が、

「そばやで酒を飲まずにそばだけたべると、虫になる」というデマをながしたのがルーツと

書いてあった。尚古主義で、「江戸時代がよかった」などと誉めたたえることは多々あるけど、

こんな話をうのみにして、下戸やご婦人までもがそば前の「昼酒」を飲んだ、というのは?だ。

天真庵では、「そばやの昼酒コース」の文膳というのがある。ふたりできて、ひとりが酒が飲めない

場合は間合いがとれないので、花膳というチーズケーキと黒豆茶を酒のかわりに供するコースもある。

ヤンマージーゼルの昔のCMではないけど、♪ふたりあわせて「文花」だ。君とぼくとで「文花」だ。

(ヤンマーでは、♪小さなものから大きなものまで動かす力だ ヤンマージーゼル と続く)

昨日のお昼に、ぼくの蕎麦と珈琲のお弟子様たちが、「文膳+」(チーズケーキをつける)を楽しみにこられた。

先週の金曜日に「東都よみうり」という読売新聞の別冊みたいな新聞に天真庵の「花膳」

が紹介された。記者さんは、ときどき蕎麦をつるりと粋に手繰りにこられる若くて美しい女性。

「プチ贅沢な気分になる」というほめ言葉もかわいらしかった。

その影響もあって、昨日は2時くらいに蕎麦もチーズケーキもなくなり、むりくり、蕎麦を2時半から打った。

今日は日曜日なので16時で閉店。それから「そば押上教室」

押上といえば、先週駅前に「ライフ」ができた。まだいっていないけど、業界人が視察にいき、

その足で蕎麦を手繰りにこられ、いろいろな情報を教えてくれる。

POSやらコンピュータを使ったマーケティングの最先端を感じる。スカイツリーをはじめ、観光客

などが、いかにもその流れに「のりのり」だからこそ成り立つ世界でもある。

金魚のフンみたいに、ボリボリと薄っぺらなトレンドに右往左往するのも、楽かもなんばんだけど、

歩いて10分もすれば、うらぶれてはいるけど、「きらきら橘商店街」もあるぞ。世界のワインや

チーズは売っていないけど、あげたての「ころっけ」とか「めんちかつ」などをほおばりながら、ブラブラ

するのも粋なもんやと思うけど・・・

明日は「卵かけごはん」夜が「長屋で女史会」

明後日が「タイムドメイン」

 


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