TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

人間神様と地域の宝

2014年10月20日 | エッセイ


前回の「鎮守の杜の相撲大会」は8月に行われました。
今回の相撲大会はその隣の地区で、先日の10月18日に行われました。
「頓宮祭(とんぐうさい)」というお祭りの最終日に、子ども達の相撲が奉納されました。まわし姿で一生懸命に相撲を取る子ども達に、地域の方から温かい声援が送られ、地域が一つになって子ども達を育んでいる様子が伝わってきました。

ところで、この「頓宮祭」には、6人の「人間神様」がいらっしゃいます。
なぜ人間神様かというと、10月は神無月で、鎮守の神様も出雲国へお出かけになり村に神様が不在になります。そこで、神様が不在の間は自分たちの中から神様を立てて村を守ろうということだそうです。氏子の中から6人が籤で選ばれ、「6人衆」として人間神様になられます。(その詳しい様子は、昨年、「ダイドードリンコ人間の祭スペシャル『人間神様』」で熱く放映されました。)

相撲大会でも、人間神様は境内の高いところに作られた櫓の上からご覧になられ、勝った力士にはお菓子をご褒美に振る舞われます。投げ入れるお菓子が少ないと、神様に「もっと」とアピールする子ども達もいて会場が大きな笑いに包まれます。「6人衆」が神様なら、子ども達は地域の「宝」ですから。
そんな温かい相撲大会の様子を紹介します。



団体戦 小学生から中学3年生まででチームを作ります


紅白の櫓の上が人間神様です


すべてガチンコ勝負の大熱戦が繰りひろげられました


熱戦のあまりに、行事泣かせのきわどい勝負の連続 ときには「物言い」も


勝った力士に、神様がご褒美を投げ入れられます


「もっと」とアピールする力士


さらにお菓子が投げ入れられ、会場は笑いの渦に


ありがたく「ごっつあんです」





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