ある日、急にキュウリが実らなくなった。
初めてキュウリを栽培する筆者は何が何だか訳が分からず戸惑うばかりだった。
ことの経緯を振り返ろう。
5月31日 記念すべきキュウリ第1号が実った。苗を植えてから実に40日後の出来事だった。
筆者は欣喜雀躍、食卓に並べる前に何枚もの写真を撮った。
2本目は少し曲がっていたが味は天下一品と親ばか丸出しで連れあいと分け合っていただいた。
3本目も当然実るものと思っていた。
ところが、写真の3本目はそれ以上大きくなることなく枯れた。
筆者はこういうこともあるんだなとあまり気にとめなかった。
4本目も同じようにしぼんで枯れた。
5本目も
やがて花が落ちだした。
ここにきて筆者は慌てた。園芸の知識はないが何か大変なことがキュウリに起きていると。
ネットで検索した。
いくつかの原因が考えられることが分かった。
水不足、肥料不足、日照不足…
肥料不足が原因なら、書いてあることが難しすぎて私の手には追えない。
水不足と決めてかかることにした。
そもそも植木鉢で育てようとしたのが間違いだったのだろう。
苗が小さいうちはそうは思わなかったが、苗が生長するにつれ植木鉢が小さく感じられるようになった。
苗を植えた時の写真
植木鉢では深さが足りず、キュウリが実をならせるのに十分な水を蓄えることができないのだろう。おまけに底の方には水はけがいいように鹿沼土まで入れていたのだ。
このままではキュウリが全滅してしまうと筆者は立ち上がった。
プロジェクトQの始動だ。(ああ、中島みゆきの「地上の星」が頭の中で流れる…)
まず、植木鉢に土を補充した。
表土を増やすことで土の乾燥が抑えられるのではないかと考えたからだ。
しかし、キュウリの立ち枯れは止まらなかった。
次に、植木鉢の下に水受けを置いた。
鉢の底に常に水がある状態にした。
これは根腐れの原因となるかも知れないが、枯れていくキュウリの実を救うのはこれしかないと強硬手段に出た。
これが功を奏したのかは分からないが、復活の兆しが見られた。
そして本日、6月12日。
2本目のキュウリから間が空くこと実に12日、記念すべき3本目が収穫できたのだ。
次なるキュウリも元気に育っているのを見て、筆者はキュウリ救出作戦・プロジェクトQの成功を確信した。
終わってみればあっけないが、キュウリを助けることができ安堵の胸をなでおろす。
筆者の頭の中には、あの「ヘッドライト・テールライト」が静かに流れていた。
初めてキュウリを栽培する筆者は何が何だか訳が分からず戸惑うばかりだった。
ことの経緯を振り返ろう。
5月31日 記念すべきキュウリ第1号が実った。苗を植えてから実に40日後の出来事だった。
筆者は欣喜雀躍、食卓に並べる前に何枚もの写真を撮った。
2本目は少し曲がっていたが味は天下一品と親ばか丸出しで連れあいと分け合っていただいた。
3本目も当然実るものと思っていた。
ところが、写真の3本目はそれ以上大きくなることなく枯れた。
筆者はこういうこともあるんだなとあまり気にとめなかった。
4本目も同じようにしぼんで枯れた。
5本目も
やがて花が落ちだした。
ここにきて筆者は慌てた。園芸の知識はないが何か大変なことがキュウリに起きていると。
ネットで検索した。
いくつかの原因が考えられることが分かった。
水不足、肥料不足、日照不足…
肥料不足が原因なら、書いてあることが難しすぎて私の手には追えない。
水不足と決めてかかることにした。
そもそも植木鉢で育てようとしたのが間違いだったのだろう。
苗が小さいうちはそうは思わなかったが、苗が生長するにつれ植木鉢が小さく感じられるようになった。
苗を植えた時の写真
植木鉢では深さが足りず、キュウリが実をならせるのに十分な水を蓄えることができないのだろう。おまけに底の方には水はけがいいように鹿沼土まで入れていたのだ。
このままではキュウリが全滅してしまうと筆者は立ち上がった。
プロジェクトQの始動だ。(ああ、中島みゆきの「地上の星」が頭の中で流れる…)
まず、植木鉢に土を補充した。
表土を増やすことで土の乾燥が抑えられるのではないかと考えたからだ。
しかし、キュウリの立ち枯れは止まらなかった。
次に、植木鉢の下に水受けを置いた。
鉢の底に常に水がある状態にした。
これは根腐れの原因となるかも知れないが、枯れていくキュウリの実を救うのはこれしかないと強硬手段に出た。
これが功を奏したのかは分からないが、復活の兆しが見られた。
そして本日、6月12日。
2本目のキュウリから間が空くこと実に12日、記念すべき3本目が収穫できたのだ。
次なるキュウリも元気に育っているのを見て、筆者はキュウリ救出作戦・プロジェクトQの成功を確信した。
終わってみればあっけないが、キュウリを助けることができ安堵の胸をなでおろす。
筆者の頭の中には、あの「ヘッドライト・テールライト」が静かに流れていた。
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