コメント
 
 
 
Unknown (元法律実務家)
2014-07-19 13:45:19
 護憲の立場で御奮闘の御様子に元気を頂いております。
 さて、聊か気に為る点がありますので、無遠慮にもコメントさせて頂きます。
 護憲の立場に立たれている方々に、あえて申し上げたいのですが、御論考中の「憲法訴訟」に関わって現憲法上の制度をよく御検討されて訴訟に望まれる必要があろうかと存じます。
 それは、日本国憲法では、例えばドイツのような「憲法裁判所」の制度を導入してはいませんので、抽象的な憲法判断を求める訴訟は、実質審理に入ることなく、「訴えの利益」を欠くとして棄却されるのです。 この点を如何に、クリヤーして訴訟として裁判所に裁かせるかが法律的な第一関門です。 
 ですので、東京新聞の報道も正しくは、「訴状」を裁判所に提出した人が居た、と云うこと以上の意味はありません。 裁判所で実質審理が行われるかどうかは、これからですが、恐らく、そこまでは行かないまま訴えは棄却されることでしょう。 いわゆる、門前払い、です。
 この点をクリヤーするためには、法律実務の専門家でないと無理でしょうが、専門家でも閣議決定を憲法訴訟の対象にするのは容易ではないでしょう。 詳しくは、芦部信喜先生の「憲法訴訟」シリーズを御参照下さい。
 
 
 
進め方 (●てらまち)
2014-08-04 09:06:28
★元法律実務家さん、コメントありがとうございます。

おっしゃる通りだと思います。

8月2日のこのブログにも、ある弁護士の意見を引用しました。
 
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