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てらまち・ねっと



 昨日のブログで、「10月11日から全身に薬疹が出た」と書いた。頭のてっぺんから足の先まで、かつ、左右均等に、同程度の症状の出方。
 13日に、名大泌尿器科から同・皮膚科に回してもらって受診したら、「薬疹」といわれた。
 幸い、「かゆみ」が全くなかったので助かった。看護師さんらにも、カユミがないならいいですね、といわれたほど。
 ともかく10日ほどで皮膚症状はなくなり、処方されたステロイドの塗り薬もやめ、数日後には抗アレルギー薬もやめた。

 その、皮膚科で、★≪ご希望なら、最近使用開始した薬剤について「リンパ球刺激試験(DLST)」を実施しましょう≫と提案された。
 私としては、一番直近(9月30日から)で使用開始したのは、去勢抵抗性前立腺がんの治療薬の「エンザルタミド」であることを話した。
 医師は、いのちにかかわる大事な薬なら、(使えるかどうか確認するために)検査した方が良いとの旨の説明。

 その日は、薬剤を持参していなかったので、14日(同日は泌尿器科の月例診察日でもあり)に薬を持参し、採血して、DLST検査に進んだ。
 もう結果は出ているけれど、こちらの都合で結果を前提とした医師の診察は週明けにお願いしている。

 今日は、その13日に調べを開始した「DLST検査」のことを復習しておくことにした。
 もし治療薬が陽性の方向の判定だったらどうするか ・・・ハラハラ、ドキドキ・・・・ともかく対処を考えおく必要がある。

 それと、一緒に検査に出している漢方薬(「排膿散及湯」)もある。通常、漢方薬はあまり薬疹の原因とはならないように思いがちだけど、そうでない意見もメモしておく。そうだ、「漢方薬が原因なら、ハードルは超えられる」などと勝手な思考も働く。

● 「薬剤アレルギーにおけるDLST」/第 21 回日本アレルギー学会春季臨床大会②  2010 年3月 11 日放送
●リンパ球幼若化試験(DLST)/ドクターサロン56巻10月号(9. 2012)
●薬剤アレルギーの発症機構とその診断検査への取り組み/YAKUGAKU ZASSHI  2018

(メモ) 小柴胡湯における薬剤リンパ球刺激試験

 なお、昨日11月2日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,904 訪問者数1,196」。

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● 「薬剤アレルギーにおけるDLST」
    第 21 回日本アレルギー学会春季臨床大会②  2010 年3月 11 日放送
薬疹の診断には、再投与試験、DLST、パッチテストなどがありますが、DLST は患者から採血して行いますので、患者自身の生体反応に頼る必要がなく、安全性が担保された試験です。

DLST とは
DLST は drug-induced lymphocyte stimulation test の略で、「薬剤誘発性リンパ球刺激試験」と訳されます。
実は DLST という言葉は日本では汎用されますが外国では用いられず、・・・(略)・・・

●リンパ球幼若化試験(DLST)
 ドクターサロン56巻10月号(9. 2012) 東邦大学医療センター大橋病院皮膚科講師 福田英嗣
薬疹の原因薬を同定する検査には、DLSTやパッチテスト、内服誘発試験などがありますが、in vitro検査ということで、DLSTはまず行う検査の一つだと考えています。パッチテストや内服誘発試験のほうが陽性率は高く出ますが、それらの検査で新たな感作をさせてしまうことや、症状が再燃することがあります

●薬剤アレルギーの発症機構とその診断検査への取り組み
     YAKUGAKU ZASSHI  138, 151 167 (2018)  宇野勝次a,b
生体内(in vivo)試験の有用性 Invivo 試験では,チャレンジテストは臨床的反映度が最も高いが,リスクも高く,患者の安全性に問題があるため,臨床現場では実施が難しく,重症例では一層困難になる.また,発症メカニズムが解明できない欠点もある.さらに,前述のようにチャレンジテストが陰性であっても起因薬の可能性を否定できない点も認識しておく必要がある.
・・・(略)・・・

換言すれば,患者血清中に薬物に対する阻止抗体が産生されていた可能性が示唆される.したがって,薬剤アレルギーの 4 割近い患者は,症状の改善に伴い脱感作状態が起きて阻止抗体が産生され,その時点で起因薬のチャレンジテストを実施しても陰性に出る可能性があると考えられる.すなわち,チャレンジテストは偽陰性(false negative)を包含している.
・・・(略)・・・
.パッチテストは,患者の時間的負担が大きい割に感度が低く,接触性皮膚炎
を除いて有効性が高いとは言えない.76,77) 筆者らの検討42)でも薬疹に対しては 10%弱の陽性率

・・・(略)・・・
次に,細胞性試験で多用されている方法に DLSTがある.DLST は試験管内で薬物感作リンパ球(特に T 細胞)が抗原提示細胞から薬物抗原の提示を受けて活性化して分裂・増殖する過程を捉える試験で,LMT は抗原刺激により活性化した薬物感作リンパ球が産生する(白血球の遊走に影響を与える)サイトカインやケモカインを検出する試験である.


(メモ) 小柴胡湯における薬剤リンパ球刺激試験 (Drug Lymphocyte ...https://www.jstage.jst.go.jp › article › arerugi › _pdf
中山雅之 著 · 2007 · 被引用数: 6 — 【結語】小柴胡湯 DLST の偽陽性率は高いが,DLST の S.I. を添加薬剤濃度別に比較することで真の陽性 ... カニズムや臨床病型,診断や治療に関するエビデンス.


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