近所の温泉好きな先輩が、「盃(さかずき)」好きな私のために
「江戸切子」のグラスを用意してくれました。
瑠璃色に染まり、研磨模様が施されています。
「江戸切子」とは、江戸時代末期に作られたカットグラスのことです、 ガラスの表面にカットを入れる製法で作られています。
切子とは、色つき(色被せ)のカットグラスのことを切子と呼ぶ方もいますが、 たとえ色が入っていなくても透明なガラスにカットが入っていれば切子と呼ばれます。
昔は、透明のものが主流だったそうな。
江戸切子は無色透明のガラスをもとに、 厚さの薄い色ガラスを無色透明のガラスを吹き込み、 溶着させる製法で作ります。
色は、瑠璃色と銅赤色があり、この二つの色が江戸切子によく使われます。
美しき江戸切子、 カットの奥に瑠璃景色が浮かびます。
幼子の顔がプリントされた「こも樽」がとどきました。
亡きお爺ちゃんお婆ちゃんの写真からも「菰樽(こもたる)」が良く見えるように飾ります。
注ぎ口を取り付け、つめたく冷やし、「瑠璃の切子」に注ぎ入れ、いただきます。