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ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ 壱

有楽町 笹に包まれた 練り菓子 かずやの煉

 

近くの「中華 慶楽(2018.12月末閉店)」で、いつもの胡麻ダレ冷し中華を食べたあと、あのお店を探します。

ビルの奥にポツンとあるので、注意深く探さないと見過ごしそうです。

 

壁づたいに人が並んでいます。

白のれんも小さく、有楽町に構える、わずか1坪の隠れ家店、銀座かずや「かずやの煉(れん)」を見つけました。

 

当然、その日には買えない逸品、1日192個限定なので、入手は困難です。

3週間後の予約をしてお店をあとにします。


 

待ちに待ったその日、決められた予約時間ピッタリに向かいます。

またまた、壁づたいに7~8人並んでいます。

この方たちは、受け取りで並んでいるのでしょうか?

それとも、予約する方なのか? そこの区別が分かりません。

 

後ろについて並べば予約時間が過ぎてしまいキャンセルになるし。

伺うと、みなさん予約する方とか。

"受け取りなんです" と言うと、どうぞ先にと促してくれます。

 

35度にもなる暑さ、菓子の下にも保冷剤が入っていますが、

持ってきた茶色の保冷バックに入れて持ち帰ります。

 

一坪のお店、のれんをくぐると受け取りカウンターです。

 

こちらのお店、全ての工程を店主がひとりで行います。

材料の分量はもちろん、練る速さ、火加減、煮詰めるタイミング

どれかひとつが違えば、コク、舌触り、口の中に残る余韻が変わってしまいます。

 

全ての工程を手作業で行い、

長時間かけて練り上げることで

今までにはない、独自の食感と風味を実現します。

 

まるで洋菓子のようなまったりとした舌触り

口の中に広がる抹茶の深みが絶妙です。

 

笹を開けると、プルンとした練り菓子はつややかで美味しそう

食べてみると、ムースのようなまったりとした滑らかな舌触り

口の中に広がる濃厚な抹茶の香りと優しい味が絶妙です。

 

近いのでまた予約に行きましょ、お気に入りの逸品になりました。
 

笹に包まれ涼しげで、川のたもとにいるような
 
これからの季節にピッタリなお菓子です。

 

別の日、予約した菓子を取りに行きます。

今日頼んでいたのは、3種類。

 

いつもの「かずや煉」 と 「抹茶わらび餅」

 

「多摩ゆずわらび」

高貴な「ゆず」の香りとわらび餅の弾力がいいひと品です。

 

帰りに、近くの「帝国ホテル」に寄ってお土産を買い求めます。

 

ロビーには、季節の花のモニュメント。 

仕事でよく訪れたものです。

 

求めたのは、「ガルガンチュア」の期間限定のチョコの詰合せ。

4種のチョコが入ってお得な逸品です。

 

  

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