自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

息栖神社の由来(上)

2024年02月28日 | 超古代日本の精神(ホツマツタヱ)


東国三大神社
********************2024年2月28日

昨年から今年に入って、よく、息栖神社の名前を
耳にするようになった。

香取神社と鹿島神社と息栖神社を、東国三大神社と呼ぶ。

香取神社と鹿島神社は、古代日本史”ホツマツタヱ”
中でも、たびたび登場するし、実際、拝啓に伺っている
ので、由来などは馴染みあるものであったが、息栖神社
との関連性が、今一つ、ピンと来なかった。

たまたま、ホツマツタヱの16紋(あや)を読んでいたら、
簡単に一行だけ、’息栖の宮’と、それが現在の’息栖神社
であるという確証に出会えたので、今日は、それを
ご紹介させていただきたい。
****************

”ホツマツタヱ”16紋には、妊娠とそれに伴う’吸数の数’
詳細と、”腹帯の謂れ”が詳細に書かれている。


その舞台が、鹿島神社と香取神社であり、鹿島宮の姫君
が、妊娠後に住まわれたのが息栖宮(息栖神社)である。

鹿島神社には、タケミカヅチ命が、香取神社フツヌシ命
が居住してらした。

タケミカヅチ命には 一人娘(名前は特になく、’姫’と
よばれる)がおり、年頃になったので、お相手を賢者で
知られる、アメノコヤネ命に決め、その段取りを考えた。

アメノコヤネ命は、香取宮のツヌシ命の甥にあたる
ことから、タケミカヅチ命は、まず、香取神社へ 
フツヌシ命訪問し、是非、叔父君にあたる、フツヌシ命
から アメノコヤネ命をご紹介願いたい由を伝えにいった。

その話を聞くと、喜んでそれをひきうけた、フツヌシ命は、
仲人役を果たして、アメノコヤネと姫との婚姻が成立。

時は、天照大神の御子 アメノオシホノミミ尊が、東北地方の、
伊雑宮で政事を行っていた時代である。

結ばれて間もなく、姫は妊娠をした。

その、妊娠期間を恙なく過ごせるように、子守神が呼ばれ、
姫に妊娠中の慎み(心身両面での)を教えることになった。

そこで、息栖神社の名前の由来にもなっている、“息数”の
大切さが子守神によって、説かれる。

そのあたりを、具体的に、ホツマツタヱの16紋から
抜粋してみると;

”男子の呼吸数は、1万3千6百8十回、女子は
1万3千百8十6回だが、妊娠することで、女子の
呼吸数は増加する。

1日目は360回、翌日は720回、3か目は、1080回、
30日目は、10800回、38日目には13680回と増し、
26846回となると、増加が止まる。

卵子の回転数は、二か月後に、3日間速くなり、
しわ(羊膜や絨毛膜など)ができて、これを‘きさら’
といい、母親の慎みが必要だ。

卵子の回転数は64日目に64回転で最高となる。
旋回総数は1080回となる。

こうして種として、オノコロが創成されたように、
エネルギーが回転して、胎盤が形成され、胎児と
臍の緒で結ばれ肉もつく。

ゆえに、旋回の速度は落ちて、65日目は63回転、
66日目は、62回転と減っていく。

妊娠三か月めに入り、39回転となり、3日間は
その回転数のままである。

男女の別もはっきりとわかるようになり、胎児が
八夜(やよ)その変化のために勇むため、
母親は慎みが必要な時期である。”

このように、生物学的にもかなり、詳細な胎児の
成長が記載され、基本の呼吸数によって、その発育が
正常に行われているか否かも、判断できるように、
誕生までの1年間を、その生育月に合わせた形で記され
ている。

もう一つ興味深いことは、今、上に挙げた中で、
古来の月の読み方が、出てきていることだ。

一つは、”きさら” 二つ目は”やよい”である。

これは”如月”(きさらぎ)や”弥生”という月の名
の根源となっている。

因みに、須田麻沙子著の完訳 ホツマツタヱ に
よると、詳しくはこうなる:

師走(しはす)~ 精子(し)が走る時の因み合い

睦月(むつき)~ 睦の因み合い

如月(きさらぎ)~ 皺がさらに、増える着更

弥生(やよい)~嬰児が花茎(男子性器)が造られ
八夜(やよい)勇(いさ)

卯月(うつき)~ 嬰児うるおうも、慎みよ

皐月(さつき)~ さつさ腹帯締める

水無月(みなづき)~ 六月いたれば、水かわく

あふみ月 ~ あふみして臓器を分かつ

葉月(はづき)~ 五臓六腑・命門の12葉をわきまえ、他のかたち備わる

長月(ながつき)~ 表は32相 裏は脈14経、音道48源、備わる

神無月(かんなづき)~ 嬰児、肉こえて、神位をともなう。

霜月(しもづき)~ ホツマツタヱには記載なし。

これらの、12ヶ月にそった、胎児と母体の変化が、
子守神によって、細かく説明されているのが、
ホツマツタヱ”16紋である。

また、妊娠時の特徴が、月の由来になっているのも、
現代人はほぼ、想像しえない深い超古代日本人の、
智慧を感じる、一紋でもある。

加えて、腹帯(皐月にしめる)に関しての説明が
子守神によって語られる。

それを合わせて、息栖神社の由来に関しての
後編は、次回3月3日に・・・








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