自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

病にかからない心境②

2024年12月07日 | 自然治癒力(生命力)セラピーの本質



自由 
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病になれば、自由はきかない~と考えられている。
が、そうとも限らない。

”自由”なら、束縛からも、解き放たれているはずだ
から、 病の原因を作るはずはない。

一方、病になっても、自由になれる人もいる。

そのへんが今日のテーマです。

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前回(12月3日)からの続きです。
クリシュナ神が、アルジュナに語る
ヴァカバッド・ギータの6章からです。
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① “It is said that for the seeker of freedom, 
doing action is the means for progress.

自由を求める人にとって、行動することは進歩する
ことだと言われている。

② Purification of the mind is the means as 
the progresses to embrace the Indweller and
 becomes skilled at it. 

心を浄化することが、神を心に抱くための向上手段であり、
それを確実に助ける。

③ He starts embracing the Indweller when he doesn’t 
attach himself to the sense-objects or actions, 
and renounces all possessive desires and resultant 
resolutions. 

五感の刺激対象に無頓着になり、五感の刺激のための
行動に束縛されず、持てる欲望を捨てられたとき、
彼は内なる神と一体感を味わい始める(6-3-4)”

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自由とは、自由に行動できることではなく、心を浄化
させて、束縛の境地から脱していく過程にあるのですね。

そうわかっていても、”欲しい”という要求は、なくならない
もの。

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④ “He, who has mastered himself, becomes 
his own friend. 
He, who has not mastered himself, becomes 
his own enemy and plays the role of an opponent to
 himself” (6-5,6)

自分を極めた人は、自分自身の友となり、
それができない人は、自分が自分の敵になり、
自分自身の対戦相手となるだろう

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自分を極めるには、自分を知らなければなりません。

本当の私?って・・それがわからないと、極めようが
ないのですから。

自分を極めた人の特徴を、クリシュナは以下のように
説明してます。
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⓹ “He, who has mastered himself, stays peaceful and 
undisturbed while contacting the opposing sensations
of cold and heat and remains unperturbed by honor 
and humiliation. “ 

”自己をマスターした人は、平穏な心持で、対極的な
感覚的刺激、たとえば、冷たさや熱さ、などに煩わされず、
名誉や屈辱に心を踊らされないようになる。“

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自分を統御できる人とは、
平安な平常心を維持している人をいうのですね。

その心を得るための心得は、以下のように、クリシュナは
述べています
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⑥ “This peace is not available to the one who eats 
excessively or to the one who starves, to the one 
who sleeps excessively or to the one who abstains 
from sleep. 

心の平安は過剰に食べる人や飢えている人は得難いし、
過剰に睡眠をとる人や不眠症の人にも得難い。

⑦ The skilled spiritual practitioners(yukuta) 
who practice moderation in food, living, action 
and sleep are able to embrace the Indweller 
without difficulty.” (6-16,17)
 
スピリチュアルな行動に長けている人(ユクタ)は、
程よく食事し、生活し、行動し、睡眠をとり、困難なく、
内心に存在する、絶対者を心に抱くことが可能となる。“

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この”程よく”という言葉は、仏教的には、”中庸(ちゅうよう)”
という意味でしょう。

何事にも、”中庸”をはかって、生活することが、”絶対者を
心に抱くことが可能になる”というのです。

’絶対者”を心に抱くこと・・・それが、最終的には、
上の④にある、自分自身と友達になること・・だと
私は思うのです。

自分を極めた自分が、娑婆世界で生きていくための
’物質的自分~エゴ”にとって、一番の、大きな味方にも
なるはずです。

’絶対者’ という強い言葉は、本当は、’自分自身の中’にあり

自分の本性である、”天性の神聖な”、自分をさしているの
だと、想うのです。




 
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