基隆と高雄を結ぶ縦貫鉄道は竹南から海側と山側に分岐していき、山線・海線と呼ばれてどちらも鉄道ファンに大人気の路線です。
その山側・通称「山線」にある台湾最初期の鉄筋コンクリート製駅舎が「造橋」で1935年(昭和10年)竣工です。
1903年に開業しましたが、1935年の新竹・台中地震で被害を受け、この「造橋駅」と「銅鑼駅」「泰安駅」「清水駅」「二水駅」「橋頭駅」などの木造駅を耐震性を考慮してコンクリート建築で再建しました。
駅舎横に駅員の宿舎群が残っています。
駅長の宿舎が一番立派で駅近の一戸建て。補修されていて日式建築の特徴などを詳しく解説したプレートが日文と中文両方で書いて取り付けてありました。
長屋型宿舎は保存はしてあるものの補修はまだで朽ちかけていたので、早く~と祈る気持ちになりました。
◆造橋駅(苗栗県造橋郷造橋村平仁路54号)
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