意思による楽観のための読書日記

日本は世界4位の海洋大国 山田吉彦 ***

陸地から200海里を排他的経済水域とすると、その面積は日本が447万Km2で世界で6位、一位はアメリカで762万Km2、オーストラリア701万、インドネシア541万、ニュージーランド483万、カナダ470万と続く。旧ソ連は449万であったが、CIS13国にわかれたため面積が減った。そして海を立体的に体積で考えるとアメリカ、オーストラリア、キリバスについで日本は4位の海水体積を保有することになる。

海には 1.油田、天然ガス、石炭、メタナンハイドレートなどの海底資源 2. 海水中に含まれる水産資源以外の資源 3. 魚介などの水産資源 と3つの資源がある。今問題になっているレアアース資源は海底資源として海底熱水鉱床があるという。特にコバルトである。

さらに海洋は風力発電の場所として有望、陸上の場合には人的被害への配慮が不可欠だが海上ではそれはほとんどない。海産資源では未利用魚や養殖の活用、そして新たな漁法であるパヤオ漁とよばれる人工浮き魚礁による漁業が注目されている。沖縄で始まったこの漁法では回遊魚が多く捕れる。

こうした資源をもつ海に囲まれた日本には多くのチャンスがあるが、離島の権利はしっかりと主張し確保しなければならない。北方領土、竹島、尖閣諸島、沖ノ鳥島などは国としてのしっかりとした取り組みが重要である。

日本は世界4位の海洋大国 (講談社プラスアルファ新書)
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