「奈良トライアングルミュージアムズ」をご存じだろうか。県地域振興部のHPによると、《様々な文化財と奈良のもつ歴史・文化的景観の有機的な連携を念頭に 新たな奈良文化を情報発信する一助として、奈良市にある博物館・美術館の3館が連携し、奈良トライアングルミュージアムズを発足させました》というもので、奈良公園の近くに立地する奈良国立博物館、奈良県立美術館、入江泰吉記念奈良市写真美術館の3館の連携事業で、2010年10月に発足した。
さらに《お得な特典も用意しています。奈良国立博物館・奈良県立美術館・入江泰吉記念奈良市写真美術館のいずれかの入館券の半券をお持ちの方は、他の2館で入館料金の割引をいたします。割引内容は各館にお問い合わせください》(同)というサービスもある。2/25発行のメールマガジン「大仏さんのつぶより情報」(316号)によると、
奈良公園界隈にある「奈良国立博物館」「奈良県立美術館」「入江泰吉記念奈良市写真美術館」の3館が連携して“文化の風薫る古都の奈良”をアピールしているんだ。3館それぞれの特徴は……
◎奈良国立博物館(奈良市登大路町50)
国宝・重要文化財を多数含む選りすぐりの仏教美術の名品を展示。
◎奈良県立美術館(奈良市登大路町10-6)
鎌倉時代から現代に至るまでの絵画・工芸・彫刻・書跡・風俗資料などを所蔵。
◎入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良市高畑町600-1)
奈良大和路の写真家・入江泰吉の全作品ほか、奈良ゆかりの写真家の作品などを収蔵。
3館を回れば、歴史遺産から現代美術まで、奈良の文化・アートを知覚できるというわけで、3館いずれかのチケットの半券を他の2館で見せれば、割引料金で入れるといった特典もあるんだよ。
この3館の周囲には、四季折々の庭が楽しめる茶室を持つ「吉城園」(よしきえん)や、昨年12月にできたばかりの「散華(さんげ)美術館」といった文化施設もいっぱい。さらに、移動の途中には、格子戸が続く町並み、ぬくもりのある土壁、レトロモダンなカフェやショップが楽しめるエリアもあるよ。散歩気分でアートを楽しめるから名づけて「あるくアート。」。これも奈良トライアングルミュージアムズから派生した企画なんだ。さらにさらに奈良でトクするポイント・サービス「ならポン」との連携も!
忘れず3館のいま開催中の催しを書いとくね~。
●奈良国立博物館「特別陳列 お水取り」
□開催中~3/18(日)
●奈良県立美術館「特別企画展 やまとの地宝-遺物が語る奈良の歴史-」
□開催中~3/20(火)
●入江泰吉記念奈良市写真美術館「没後20年 入江泰吉の東大寺」
□開催中~4/15(日)
2/23(木)、県立橿原考古学研究所の菅谷文則所長とお会いする機会があった。帰り際、所長は「やまとの地宝」(奈良県立美術館)のパンフレットを周囲の全員に配られ、「大和のお宝が里帰りしましたので、ぜひお越しください」と盛んにPRされていた。割引券があり、こちらをプリントアウトして持参すると、大人だと300円引きになる。
同展のHPには《中国の陝西歴史博物館において2011年の秋に行われた特別展『日本考古展』は、古代の日本の政治の中心に位置する奈良県の発掘調査で出土した遺物の中から重要な品々を一堂に集めて開催されました。『日本考古展』は、奈良県と中国陝西省の友好提携締結を記念して、奈良県、奈良県立橿原考古学研究所、陝西省、陝西歴史博物館が共同で実施したもので、中国で初めて行う日本考古学の展示ということで好評を博し、普段とは異なる中国という場所で見ることで、改めて日本の良さを知ったという声もありました》。
《今回の特別企画展『やまとの地宝』は、この中国で開催し注目された『日本考古展』の帰国記念として、その雰囲気を奈良県でも味わっていただく趣旨で開催します。国宝、重要文化財を含む約240点の展示品を通じて、奈良県だけではなく日本の歴史を体感してください》とあった。
「散華美術館」(奈良市西笹鉾町24)のことは、早くに関係者の方から教えていただいた。開館が土日祝なので未訪問であるが、ぜひお邪魔したいと思っている。同館のスタッフブログによると
開館日 原則土日祝
保存会の活動の都合上開館できない日もございます。その場合は事前にHPまたはブログで連絡いたします。それ以外の日で見学を希望の場合は個別対応も可能です(要事前連絡)
開館時間 11:00-16:00(冬季) ※春~秋は17:00まで
見学無料
場所 奈良市西笹鉾町24 銭湯「佐保川温泉」の向かい ※写仏散華教室の隣の町屋の1階です。
お問い合わせ先 NPO法人美術散華保存会
TEL 0742-36-8780 FAX 0742-36-0264
いかがだろう。3つのミュージアムを起点にした奈良のカルチャー散歩。これからのお水取りの時期、昼間はぜひ、これらの文化施設を訪ね歩いていただきたい。
さらに《お得な特典も用意しています。奈良国立博物館・奈良県立美術館・入江泰吉記念奈良市写真美術館のいずれかの入館券の半券をお持ちの方は、他の2館で入館料金の割引をいたします。割引内容は各館にお問い合わせください》(同)というサービスもある。2/25発行のメールマガジン「大仏さんのつぶより情報」(316号)によると、
奈良公園界隈にある「奈良国立博物館」「奈良県立美術館」「入江泰吉記念奈良市写真美術館」の3館が連携して“文化の風薫る古都の奈良”をアピールしているんだ。3館それぞれの特徴は……
◎奈良国立博物館(奈良市登大路町50)
国宝・重要文化財を多数含む選りすぐりの仏教美術の名品を展示。
◎奈良県立美術館(奈良市登大路町10-6)
鎌倉時代から現代に至るまでの絵画・工芸・彫刻・書跡・風俗資料などを所蔵。
◎入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良市高畑町600-1)
奈良大和路の写真家・入江泰吉の全作品ほか、奈良ゆかりの写真家の作品などを収蔵。
3館を回れば、歴史遺産から現代美術まで、奈良の文化・アートを知覚できるというわけで、3館いずれかのチケットの半券を他の2館で見せれば、割引料金で入れるといった特典もあるんだよ。
この3館の周囲には、四季折々の庭が楽しめる茶室を持つ「吉城園」(よしきえん)や、昨年12月にできたばかりの「散華(さんげ)美術館」といった文化施設もいっぱい。さらに、移動の途中には、格子戸が続く町並み、ぬくもりのある土壁、レトロモダンなカフェやショップが楽しめるエリアもあるよ。散歩気分でアートを楽しめるから名づけて「あるくアート。」。これも奈良トライアングルミュージアムズから派生した企画なんだ。さらにさらに奈良でトクするポイント・サービス「ならポン」との連携も!
忘れず3館のいま開催中の催しを書いとくね~。
●奈良国立博物館「特別陳列 お水取り」
□開催中~3/18(日)
●奈良県立美術館「特別企画展 やまとの地宝-遺物が語る奈良の歴史-」
□開催中~3/20(火)
●入江泰吉記念奈良市写真美術館「没後20年 入江泰吉の東大寺」
□開催中~4/15(日)
2/23(木)、県立橿原考古学研究所の菅谷文則所長とお会いする機会があった。帰り際、所長は「やまとの地宝」(奈良県立美術館)のパンフレットを周囲の全員に配られ、「大和のお宝が里帰りしましたので、ぜひお越しください」と盛んにPRされていた。割引券があり、こちらをプリントアウトして持参すると、大人だと300円引きになる。
同展のHPには《中国の陝西歴史博物館において2011年の秋に行われた特別展『日本考古展』は、古代の日本の政治の中心に位置する奈良県の発掘調査で出土した遺物の中から重要な品々を一堂に集めて開催されました。『日本考古展』は、奈良県と中国陝西省の友好提携締結を記念して、奈良県、奈良県立橿原考古学研究所、陝西省、陝西歴史博物館が共同で実施したもので、中国で初めて行う日本考古学の展示ということで好評を博し、普段とは異なる中国という場所で見ることで、改めて日本の良さを知ったという声もありました》。
《今回の特別企画展『やまとの地宝』は、この中国で開催し注目された『日本考古展』の帰国記念として、その雰囲気を奈良県でも味わっていただく趣旨で開催します。国宝、重要文化財を含む約240点の展示品を通じて、奈良県だけではなく日本の歴史を体感してください》とあった。
「散華美術館」(奈良市西笹鉾町24)のことは、早くに関係者の方から教えていただいた。開館が土日祝なので未訪問であるが、ぜひお邪魔したいと思っている。同館のスタッフブログによると
開館日 原則土日祝
保存会の活動の都合上開館できない日もございます。その場合は事前にHPまたはブログで連絡いたします。それ以外の日で見学を希望の場合は個別対応も可能です(要事前連絡)
開館時間 11:00-16:00(冬季) ※春~秋は17:00まで
見学無料
場所 奈良市西笹鉾町24 銭湯「佐保川温泉」の向かい ※写仏散華教室の隣の町屋の1階です。
お問い合わせ先 NPO法人美術散華保存会
TEL 0742-36-8780 FAX 0742-36-0264
いかがだろう。3つのミュージアムを起点にした奈良のカルチャー散歩。これからのお水取りの時期、昼間はぜひ、これらの文化施設を訪ね歩いていただきたい。