(写真)サルビア・カナリエンシス(Salvia canariensis)の花
アフリカ大陸の北西沿岸、イベリア半島の南西方向の大西洋上にある島、カナリア諸島原産のサルビア、カナリア・アイランド・セージ(Canary Island Sage)の花が咲いた。
サルビアには珍しい赤紫色系のマゼンタ(magenta)色とでも言うのだろうか?
そろそろ咲くのではと期待しつつ、その初めての出会いは驚きと感動があり、初めて栽培する植物の初めての花は何時も印象深い。
(写真)カナリア・アイランド・セージ:銀緑色の葉と赤紫の苞(ホウ)
このカナリア・アイランド・セージは、四角く綿毛に覆われた角ばった茎に銀緑色の細長い葉が対生に生えているだけでも存在感があったが、この後の開花を予告するように赤紫色の苞が出現したときは、これだけでも十分という感じだった。
久しぶりに二度楽しめたサルビアだった。
(写真)カナリア・アイランド・セージ:葉と花
カナリア・アイランド セージ(Canary Island Sage)
・シソ科アキギリ属(サルビア属)の耐寒性が弱い多年草
・学名は、サルビア・カナリエンシス(Salvia canariensis L. 1753)、コモンネームがカナリア・アイランド・セージ。
・原産地は、アフリカ北西部沿岸の大西洋上にあるスペイン領のカナリア諸島。
・草丈は1.2m程度で株張り1.0mと大きく育つ。
・葉は銀緑色で細長く対生し、開花期に赤紫色の苞が茎の先端につく。
・開花期は5~9月。赤紫色系のマゼンタ(magenta)色の口唇形の花を次から次へと咲かせる。
・日差しのあるところで乾燥気味に育てる。
・丈が伸びるので花を飾るついでにカットすると良い。
【付録:原産地 カナリア諸島について】
カナリア諸島は、水深2000mもの大西洋上に浮かぶ火山島という。実際はものすごく深い海底からマグマが吹き出てそれが固まって出来た島だが、途中で折れないかなと心配するが誰も心配していないようだ。
大陸移動時前には、カナリア諸島があるアフリカ北西部と北アメリカ、ボストン等があるニューイングランド辺りが接していたので、新・旧大陸の植物の関係が近いところだという。
さらに、ヨーロッパ、北アフリカが氷河でおおわれた時には、カナリア諸島にはこの氷河による影響がなかったため生物の固有種が多いところだという。
【カナリア諸島 原産の植物】
カナリア・アイランド セージ(Canary Island Sage)、レースラベンダー(ピナータ・ラベンダーPinnata Lavender)は、このブログでも取り上げた。
有名なのは、高さ3mにもなりその外形から「宝石の搭」と呼ばれるエキウム・ウィルドプレッティ(Echium wildpretii)で、これは巨大なアリ塚のように見えるが、良く見ると薄い赤色の花が密集して咲いている。
(写真)エキウム・ウィルドプレッティ(Echium wildpretii)
(出典)ウイキペディア
まるで炎のようだが、オウムのくちばし(parrot's beak)が正解です。
マメ科の匍匐性がある多年生植物で、そういえば近所の道路にも庭から脱走して一面に広がっていた。身近にカナリア諸島の固有種が浸透しているようです。
(写真)ロータス マクラツス(lotus maculatus)
(出典)CalPhotos is a project of BSCIT University of California, Berkeley
【カナリア諸島の由来】
井上陽水の歌に「カナリア」という曲があり、カラオケで覚えようかなと思っていたが、最近は飲みに行くのに飽きてしまったので歌う機会が極端に減ってしまった。
この、小鳥の「カナリア」は原産地カナリア島に由来している。
さて、島の名前の「カナリア」はと言えば、カナリア諸島7島の紋章が、7つの島を真中にして両サイドに1対の犬が向かい合っている。
ラテン語で“Insula Canaria”は、“犬の島”を意味し、諸説あるが、古代ローマの学者、大プリニウスが、島に多くの野犬がうろついていることを最初に伝えたことにより“犬の島=カナリア島”となったと言う。
カナリア諸島のイメージが、 “鳥”から “野良犬”に代わると 大分幻滅するが、陽水のカナリアを口ずさみながらイメージの再構成をしようと考え直した。
アフリカ大陸の北西沿岸、イベリア半島の南西方向の大西洋上にある島、カナリア諸島原産のサルビア、カナリア・アイランド・セージ(Canary Island Sage)の花が咲いた。
サルビアには珍しい赤紫色系のマゼンタ(magenta)色とでも言うのだろうか?
そろそろ咲くのではと期待しつつ、その初めての出会いは驚きと感動があり、初めて栽培する植物の初めての花は何時も印象深い。
(写真)カナリア・アイランド・セージ:銀緑色の葉と赤紫の苞(ホウ)
このカナリア・アイランド・セージは、四角く綿毛に覆われた角ばった茎に銀緑色の細長い葉が対生に生えているだけでも存在感があったが、この後の開花を予告するように赤紫色の苞が出現したときは、これだけでも十分という感じだった。
久しぶりに二度楽しめたサルビアだった。
(写真)カナリア・アイランド・セージ:葉と花
カナリア・アイランド セージ(Canary Island Sage)
・シソ科アキギリ属(サルビア属)の耐寒性が弱い多年草
・学名は、サルビア・カナリエンシス(Salvia canariensis L. 1753)、コモンネームがカナリア・アイランド・セージ。
・原産地は、アフリカ北西部沿岸の大西洋上にあるスペイン領のカナリア諸島。
・草丈は1.2m程度で株張り1.0mと大きく育つ。
・葉は銀緑色で細長く対生し、開花期に赤紫色の苞が茎の先端につく。
・開花期は5~9月。赤紫色系のマゼンタ(magenta)色の口唇形の花を次から次へと咲かせる。
・日差しのあるところで乾燥気味に育てる。
・丈が伸びるので花を飾るついでにカットすると良い。
【付録:原産地 カナリア諸島について】
カナリア諸島は、水深2000mもの大西洋上に浮かぶ火山島という。実際はものすごく深い海底からマグマが吹き出てそれが固まって出来た島だが、途中で折れないかなと心配するが誰も心配していないようだ。
大陸移動時前には、カナリア諸島があるアフリカ北西部と北アメリカ、ボストン等があるニューイングランド辺りが接していたので、新・旧大陸の植物の関係が近いところだという。
さらに、ヨーロッパ、北アフリカが氷河でおおわれた時には、カナリア諸島にはこの氷河による影響がなかったため生物の固有種が多いところだという。
【カナリア諸島 原産の植物】
カナリア・アイランド セージ(Canary Island Sage)、レースラベンダー(ピナータ・ラベンダーPinnata Lavender)は、このブログでも取り上げた。
有名なのは、高さ3mにもなりその外形から「宝石の搭」と呼ばれるエキウム・ウィルドプレッティ(Echium wildpretii)で、これは巨大なアリ塚のように見えるが、良く見ると薄い赤色の花が密集して咲いている。
(写真)エキウム・ウィルドプレッティ(Echium wildpretii)
(出典)ウイキペディア
まるで炎のようだが、オウムのくちばし(parrot's beak)が正解です。
マメ科の匍匐性がある多年生植物で、そういえば近所の道路にも庭から脱走して一面に広がっていた。身近にカナリア諸島の固有種が浸透しているようです。
(写真)ロータス マクラツス(lotus maculatus)
(出典)CalPhotos is a project of BSCIT University of California, Berkeley
【カナリア諸島の由来】
井上陽水の歌に「カナリア」という曲があり、カラオケで覚えようかなと思っていたが、最近は飲みに行くのに飽きてしまったので歌う機会が極端に減ってしまった。
この、小鳥の「カナリア」は原産地カナリア島に由来している。
さて、島の名前の「カナリア」はと言えば、カナリア諸島7島の紋章が、7つの島を真中にして両サイドに1対の犬が向かい合っている。
ラテン語で“Insula Canaria”は、“犬の島”を意味し、諸説あるが、古代ローマの学者、大プリニウスが、島に多くの野犬がうろついていることを最初に伝えたことにより“犬の島=カナリア島”となったと言う。
カナリア諸島のイメージが、 “鳥”から “野良犬”に代わると 大分幻滅するが、陽水のカナリアを口ずさみながらイメージの再構成をしようと考え直した。
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