サントリナがやっと花を咲かした。
3年前から、サントリナ・グレーを殺虫剤代わりに庭の植栽として栽培し始めたが
この種は、いまだいっこうに花を咲かせない。
どうも刈り込みをやらなかったのが敗因のようで、
この時期に思い切った刈り込みをしてあげることにした。
(写真) サントリナ・ロスマリニフォリアの花
いま咲き始めたサントリナは、ロスマリニフォリアで、
ローズマリーに似た葉
甘い香り
ボンボリのような黄色のキク科の花
そして、背丈もあまり高くならないので、鉢植えに適している。
原産地がイベリア半島からフランスの地中海沿岸なので、
乾燥気味で、やせた砂地が適している。
梅雨と夏の直射日光は避けてあげたほうがよく、半日陰の屋根下がこの頃は適している。
サントリナ・グレーの失敗は、刈り込みをしなかったようであり
花後に思い切った刈り込みが良さそうだ。
このときに、元気のよい枝をさし芽すると花壇の縁などで彩りと、防虫効果が期待できる。
(写真)華奢な茎に揺れる花とつぼみ
ローズマリー(Rosmarinus officinalis L.)のRosmarinusが意味するものは、“海の雫”であり、
この花のブルーの花は、“海のしずく”そのもののようだ。
サントリナ・ロスマリニフォリアは、ローズマリーのような葉(Folia)をしている植物
ということで名付けられた。
学名も覚えやすく違いが識別しやすい工夫がされていることがわかるが、
イージィでもある。
ちなみに命名者は“L.”はリンネをさす。
サントリナ・ロスマリニフォリア(Santolina rosmarinifolia)
・キク科サントリナ属の耐寒性がやや弱い常緑小低木。
・学名は、Santolina rosmarinifolia L.(サントリナ ロスマリニフォリア)。英名はlavender cotton(ラベンダーコットン)、和名ワタスギギク。
・原産地は地中海沿岸地域(フランス、ポルトガル、スペイン)
・丈は30cm程度で草のように見えるが木で、直立する。
・葉はローズマリーのようなヤナギ状の灰緑色の素晴らしい葉をつける。
・開花期は、6~7月、頭上に黄色い花を咲かせる。
・日当たりが良く風通しの良いところが良い。
・乾燥気味の砂地がよく、肥料はあげないでも良い。
・梅雨の時は屋根下などに取り込むと良い。
・花後に強めに刈り込み株を更新する。
・サントリナにはサントリナオイルという香の成分があるので甘い香がする。
・中世には、殺虫成分で殺虫剤として使われてきた。
・庭のカラーコーディネーションとして活用するだけでなく、除虫としても活用。
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