~マッソンが採取し世界を魅了した植物。==極楽鳥花==
フランシス・マッソンは、南アフリカに2度植物探検に出かけているが、
この南アフリカからキュー植物園に1,000以上もの珍しく新しい種をもたらしたという。
しかもその後、世界に広がるほどの人気となる植物が多く、マッソンは永遠の名誉を手に入れた。
マッソンがキュー植物園に送った植物で著名なのは、
いまではヨーロッパを彩るゼラニュウム(南アフリカ原産はペラルゴニウムと呼ばれる)、
ケープ・ヒースと呼ばれるエリカ、世界に普及したグラジオラス、オキザリス、イキシアなどもマッソンが採取したものだ。
プラントハンティングの旅、そこでの出来事、採取した植物などは次回とし
マッソンの花として代表的な植物を可能なかぎり紹介したい。
植物類については、実写がないのでリンク中心となるがご勘弁いただきたい。
(写真) ストレリチア・レギナエ(出典:キュー植物園)
■ Bird of Paradise Flower (極楽鳥花)
『ストレリチア・レギナエ(Strelitzia reginae)』 、和名ではゴクラクチョウカ(極楽鳥花)、
英名も同じ意味を持つBird of Paradise Flower。
(大きな写真はこちら)
この花は、マッソンが1773年にキュー植物園に送り、
学名の『ストレリチア・レギナエ(Strelitzia reginae)』は、
バンクス卿がジョージⅢ世の王妃の出身家の名前をつけた。
王室の金庫から資金が出ているので当然といえないこともないが、
このへんがわがままバンクス卿の素晴らしさでしょうか。
植物の属性としては、
バショウ科の常緑多年草で、草丈は2mまで成長し、大きく広く丈夫な葉、
花は長い丈夫な茎の先端にまるでパラダイス(天国、極楽)の鳥のように咲く。
まず、茎に対して直角に鳥のくちばしのようなさやが伸び、ここに花がつつまれており、
ここから一つずつ花が出てくる。
花は、オレンジ色をした3つの萼片と3枚の青紫の花びらからなり
この形と配色は、自然がつくったのか神がつくったのかどちらでも良いという造形美ではないだろうか?
花がつつまれていたくちばしのようなさや(仏炎苞、ブツエンホウという)は、
蜜を吸いにくるタイヨウチョウの止まり木となる。
タイヨウチョウは、 種としてはアメリカ大陸に生息するハチドリに近いが、空中飛行で停止して(ホバリング)蜜を吸うことが出来ないタイプのようだ。
派手さでひきつけるだけでなく、しっかり花粉をつけてもらう止まり木を用意している賢い花でもある。
そういえば、バーにも止まり木というものがあるが、
酔いつぶれて崩れ落ちないためのものではないことに今気づいた。
酔わないで飲むか、酔い潰れたら崩れ落ち、客の回転をよくするためのもののようだ。
これも賢いかなと思ってしまう。しかも止まり木というのが素晴らしい。
【参考】
フランシス・マッソンが採取した極楽鳥花を描いたバウアー(Franz Bauer 1758-1840)の植物画
キュー植物園:ストレリチア・レギナエ(Strelitzia reginae)
(追記)
この極楽鳥花、日当たりが良いリビングの窓際に置いているが、まだ一度として花を咲かせたことがない。
鉢だけがだんだんと大きくなり、緑の葉を楽しむ観葉植物化している。
2019年には花を咲かせてみたいものだ。
フランシス・マッソンは、南アフリカに2度植物探検に出かけているが、
この南アフリカからキュー植物園に1,000以上もの珍しく新しい種をもたらしたという。
しかもその後、世界に広がるほどの人気となる植物が多く、マッソンは永遠の名誉を手に入れた。
マッソンがキュー植物園に送った植物で著名なのは、
いまではヨーロッパを彩るゼラニュウム(南アフリカ原産はペラルゴニウムと呼ばれる)、
ケープ・ヒースと呼ばれるエリカ、世界に普及したグラジオラス、オキザリス、イキシアなどもマッソンが採取したものだ。
プラントハンティングの旅、そこでの出来事、採取した植物などは次回とし
マッソンの花として代表的な植物を可能なかぎり紹介したい。
植物類については、実写がないのでリンク中心となるがご勘弁いただきたい。
(写真) ストレリチア・レギナエ(出典:キュー植物園)
■ Bird of Paradise Flower (極楽鳥花)
『ストレリチア・レギナエ(Strelitzia reginae)』 、和名ではゴクラクチョウカ(極楽鳥花)、
英名も同じ意味を持つBird of Paradise Flower。
(大きな写真はこちら)
この花は、マッソンが1773年にキュー植物園に送り、
学名の『ストレリチア・レギナエ(Strelitzia reginae)』は、
バンクス卿がジョージⅢ世の王妃の出身家の名前をつけた。
王室の金庫から資金が出ているので当然といえないこともないが、
このへんがわがままバンクス卿の素晴らしさでしょうか。
植物の属性としては、
バショウ科の常緑多年草で、草丈は2mまで成長し、大きく広く丈夫な葉、
花は長い丈夫な茎の先端にまるでパラダイス(天国、極楽)の鳥のように咲く。
まず、茎に対して直角に鳥のくちばしのようなさやが伸び、ここに花がつつまれており、
ここから一つずつ花が出てくる。
花は、オレンジ色をした3つの萼片と3枚の青紫の花びらからなり
この形と配色は、自然がつくったのか神がつくったのかどちらでも良いという造形美ではないだろうか?
花がつつまれていたくちばしのようなさや(仏炎苞、ブツエンホウという)は、
蜜を吸いにくるタイヨウチョウの止まり木となる。
タイヨウチョウは、 種としてはアメリカ大陸に生息するハチドリに近いが、空中飛行で停止して(ホバリング)蜜を吸うことが出来ないタイプのようだ。
派手さでひきつけるだけでなく、しっかり花粉をつけてもらう止まり木を用意している賢い花でもある。
そういえば、バーにも止まり木というものがあるが、
酔いつぶれて崩れ落ちないためのものではないことに今気づいた。
酔わないで飲むか、酔い潰れたら崩れ落ち、客の回転をよくするためのもののようだ。
これも賢いかなと思ってしまう。しかも止まり木というのが素晴らしい。
【参考】
フランシス・マッソンが採取した極楽鳥花を描いたバウアー(Franz Bauer 1758-1840)の植物画
キュー植物園:ストレリチア・レギナエ(Strelitzia reginae)
(追記)
この極楽鳥花、日当たりが良いリビングの窓際に置いているが、まだ一度として花を咲かせたことがない。
鉢だけがだんだんと大きくなり、緑の葉を楽しむ観葉植物化している。
2019年には花を咲かせてみたいものだ。
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