(写真)サギソウの花
野草・山草には手を出していないが、名前が気になって育ててみた。
毎日水をあげるということと、週に1回の液肥を薄めたものを与えるということ以外は
難しいことがない。
それで、こんなに怪しげで、美しい花が咲く。
通常は、2~3輪咲くようで、これを“つれさぎ”と呼んでいるが
この花にかぎっては、1輪のほうが良さそうだ。
江戸時代にかかなり完成した園芸商品となり、産地名で表示されたようだ。
園芸商品があったので、生育する自然環境が減っても絶滅を免れている。
また悲恋の物語があるようでこれは紹介しないほうが良さそうだ。
一匹で天高く飛んでいるタカのように見てあげたいが
この花の情緒には獰猛さが似合わない。
南アフリカには、フランシス・マッソンが発見したゴクラクチョウカ(極楽鳥花)という美しい花があるが、
日本にはサギソウがあったのだ。
(写真)サギソウ立ち姿
サギソウ(鷺草)
・ラン科ミズトンボ属の多年草。
・学名は、Habenaria radiata。英名はEgret flower、和名がサギソウ(鷺草)。
・原産地は、本州以西から台湾・朝鮮半島の日当たりが良い水辺や湿地に生息。
・園芸商品であり品種は「金星」
・草丈、10~20㎝で、地下茎で次の年の球根をつくる。多肥を好むので週に1回液体肥料を与える。
・開花期は8月頃で、茎の先にサギのような白い花を2~3個咲かせる。翼を広げた花の大きさは2cm程度。
・原生地によって開花期が違い東北地方産は早く、九州地方産は遅い。
・水草ではないので、根ぐされにならないように注意する。
・開花後は切り戻して、ミズゴケが乾燥しないように毎日水をあげる。
・冬場は、腐葉土でマルチングをし、湿らせておく。
(写真)横から見たサギソウの花
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