モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

スペアミント(spearmint)の葉と花

2008-07-24 09:56:23 | ミント

(写真)切れ込みがあるスペアミントの葉


ミントの基本系であるスペアミントは、
葉に特色があり、濃い目だが明るい緑色、槍の穂先のようにとがっており、ふちには刃こぼれのようなギザギザが入る。
スペアミントの名前は、この槍の穂先(=spear)からきているぐらいだからわかりやすい。

そして香りは、
ミントの香りだが甘い感じが残る。

スペアミントから取れる精油には、カルボンという成分が多く含まれ、甘い香りがする。
この点で、ペパーミントの主成分はメントールなのでクールで鎮痛作用があるのとことなる。

生の葉を軽くかむと、シャキ~という音とともに、それほど強くないミントの味がする。

(写真) スペアミントの花


ミツバチが大好きなスペアミントの花。
この5センチぐらいの穂に、ハチ、小さな虫などが群がり
縄張り争いもなく、早い者勝ちで蜜を吸っている。

アメリカでは、ミツバチが大量脱走で消えていっているというニュースがあった。
原因はよくわかっていないが、大農法による単一作物の花粉がミツバチの抵抗力を下げているようだ。

好き嫌いなく食べることは生存にとって重要なことであり、
大農法は、どこまで飛んでも同じ植物であり、抵抗力を弱め死亡させているか
繁殖しなくなっているようだ。

ミツバチは、花粉をつける重要な役割を担っており、
受粉しない作物は、結実しない種・果実となり、農作物の価格アップになってしまう。
受粉ロボットは開発されていないので、この代わりを人間がやると大変らしい。

単一作物の大農法は、非効率という曲がり角に来ているようだ。
受粉ロボットでこの曲がり角を抜け切るのか、
或いは、ミツバチを大事にすることで切り抜けるのかここからが思案のしどころらしい。

アメリカの農業は、ミツバチが消えた瞬間から砂漠化する危険性をはらんでいる。
ただでさえ大量の地下水をくみ上げて使っているので、この地下水とともに消える宿命にもあるそうだ。

スペアミントは、トマト、キャベツなどと混栽するといい関係で成長するそうだ。
ハーブ、中でもミントは生命力が強いので、
現在の農業が抱えている危険を低下させる能力がありそうだ。

(写真)花の形がよくわかるスペアミントの花序


スペアミント(spearmint)
・シソ科ハッカ属の耐寒性がある多年草
・学名は、Mentha spicata L。英名がspearmint、別名オランダハッカ(阿蘭陀薄荷)、ミドリハッカ(緑薄荷)
・葉は長卵形で、強い香りを持っているミント。
・肉の臭みを消す、殺菌・防腐効果があるなど料理で使う。
・日当たり、半日陰での湿っぽい土壌が適している。
・開花期は7~9月で、茎の上部に円錐形の花穂を出し、白い小花を多数つける。ハチが大好きな花であり彼らが受粉させる。
・葉をハーブティー、肉の臭みを消す、殺菌・防腐効果などを活用して料理で使う。
・コンパニオンプランツ(共栄植物)的には、家庭菜園でのトマト・キャベツとの相性がお互いによいようだ。


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