モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

レースラベンダー・ゆづきの花

2009-09-12 07:42:46 | ローズマリー&ラベンダー

(写真)レースラベンダーゆづきの花


「レースラベンダー、ピナータ」の原産地は、アフリカの北西沿岸にある現スペイン領の島、カナリア諸島だが、

日本で作出された珍しいレースラベンダーがある。
作出者は愛知県田原市の福井恒芳氏で、2008年12月に品種登録の出願がされているので最近作出された新品種でもある。

「ピナータ」は薄紫の花色だが、 「ゆづき」はこの花色が脱色したような色合いであり、白に淡い紫がかすかに残っているような花色だ。

キメラ斑入りの「ゆづき」?
どこが珍しいのかを日本最大の花卉市場である大田市場の花卉部のブログから紹介すると、「ゆづき」はギリシャ神話に登場する『キマイラ(Chimaira)』のようであると推測している。

ギリシャ神話の『キマイラ』は、ライオンの頭と山羊の胴体、蛇の尻尾を持つ伝説上の怪物であり、理屈ぽくいうと複数の遺伝子情報を有する個体ということになる。

植物では、"斑(ふ)入り"、種類が異なる植物の"つぎ木"から出た芽などが複数の遺伝子情報を持つ植物ということになるようだが、
「ゆづき」の場合は、花の色素が消えて白い色となり、茎の葉緑素が消えて黄色となるところから“キメラ斑”ではないかと推測している。

なるほど、“斑入り”ということは、花とか葉などの色素の一部を欠落させるので、違った色が出てくるということがわかった。

江戸時代の日本の園芸技術は、この“斑入り”が進んでいたようであり様々な“斑入り”植物が作られていたようだ。
後ほど改めて調べることにしよう。

(写真)「ゆづき」の立ち姿
        

レースラベンダー・ゆづき
・ シソ科ラバンデュラ属の半耐寒性の常緑性低木。
・ 学名は、Lavandula pinnata ‘yuduki’。農林水産省品種登録商品。
・ レースラベンダーともいわれるプテロストエカス系のラベンダーから選抜育成された品種。作出者は愛知県田原市の福井恒芳氏で、2008年12月1日に品種登録を出願。
・ 原産地は、カナリー諸島、北アフリカ・地中海沿岸。
・ 樹高は30-50cmで、灰緑色のシダのような切れ込みがある葉、10cmほどの長い花穂に淡い白紫の花が咲く。
・ 開花期は3-11月。花後に花穂を刈り込むと長期間咲き続ける。花穂が一杯出た場合は間引きすると良い。
・ 夏場の取り扱いに注意。風通しの良い半日陰か1日二回の水遣りで水切れに注意。


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4 コメント

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切り戻しのタイミング (ステキンガーさん)
2011-02-04 05:43:40
訪問ありがとうございます。
レースラベンダーの種類は、四季咲き性があるので花が咲いた後に花穂を切り戻す程度でよいと思います。
ヒョロヒョロしている場合は、間引くとよいかと思います。(肥料をあげるとよいかな)
梅雨、夏の高温多湿に弱いのでこの時期にダメージを受けますので、風通しのよい半日陰に移すとよいでしょう。
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切り戻しのタイミングについて教えてください。 (ステキンガー)
2011-02-03 09:53:01
はじめまして。
昨年、夏より寄せ植えにする為、我が家にやって来てくれた「ゆづき」の出生について、こちらで初めて詳しく知ることができ、本当に嬉しく思っています。ありがとうございました。
実は、我が家のゆづきさん、こんなに寒い時期なのに、秋以来、たくさんのつぼみがでてきました。
本当は、秋の先終わりに切り戻しをしてあげなくてはいけなかったのですよね?勉強不足で、とても反省しています。
その為、かなりヒョロヒョロしてしまっているのですが、やはり、今後の切り戻しは、秋以降まで待つべきでしょうか。
また、その際、かなり短めに刈り込んでしまってもいいものでしょうか。
かなり初歩的な質問ばかりで申し訳ありませんが、教えていただけましたら、幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
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おはようございます (tetsuo)
2009-09-13 05:26:18
オヤ?と思ったものは、遺伝子操作がされているのですね。
通常のものより弱いみたいです。唯でさえ、ラベンダーは育たないのでどのくらい持つか気になるところです。
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ゆづきは初めてです。 (kazuko)
2009-09-12 14:23:42
このゆづきという種類は、始めてみました。素敵な色ですね。レースラベンダーはなかなかしぶとく、うちでもゼラニュームの次によく生き残ってくれてます(^-^)。・・・しかし、ゆづきって素敵な名前ですね。お酒の名前になりそうです。・・レースラベンダーというと、数年前のあの記事を思い出してしまいます。本当にかれてかわいそうになるのですが、またシャキと戻ってくれて、ありがたい植物です。・・・・さっきはお料理のコメントくださり、有難うございました。
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