和歌山 桃や梅など虫害5千樹
紙議員が調査
和歌山県の主要産品、桃や梅を脅かすクビアカツヤカミキリの急拡大で日本共産党の紙智子参院議員は11日、和歌山県橋本市などで被害調査をしました。
2012年に愛知県で被害確認されて以降、各地に広がり和歌山県ではわずか数年で4909樹(桃、スモモ、梅)、農地以外(桜など)365樹と被害が広がり(10月末現在)、梅の大産地、みなべ町と田辺市まであと一歩と迫っています。
紙氏に状況を説明した和歌山県果樹試験場かき・もも研究所の和中学所長は「当初からとりくんできたが被害が拡大している。農薬の防除は難しい」と危機感をあらわにし、開発したばかりの防除ネットによる対策を報告しました。
被害農家(66)は「若木以外ほぼ全滅です。このままでは和歌山から、桃、スモモ、梅という産業がなくなってしまう」と苦渋をにじませました。紙氏は「国会に戻り、しっかり対策をとれるようやりたい」と述べました。
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