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核も戦争もない世界こそ

2023年08月05日 16時33分46秒 | 一言

原水爆禁止世界大会 主催者・被爆者あいさつ

 広島市で4日に始まった原水爆禁止2023年世界大会・国際会議での、野口邦和・世界大会実行委員会運営委員会共同代表の主催者あいさつと、濱住治郎・日本原水爆被害者団体協議会事務局次長の「被爆者のあいさつ」を紹介します。

主催者あいさつ 地球的規模の共同を

世界大会実行委員会運営委員会共同代表 野口邦和さん

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 ロシアのプーチン政権による核兵器使用の威嚇は、核抑止力論の危険性を改めて示すとともに、人類が核兵器使用の惨禍から免れる唯一の保証は、核兵器禁止・廃絶しかないことを教えています。

 岸田政権が大軍拡を推し進め、「安保3文書」を閣議決定したことは暴挙以外の何物でもありません。

 国際政治の真の推進者は、多数の国ぐにの政府と草の根の市民社会です。世界各国での世論や運動の高揚が必要です。ロシアのウクライナ侵略を中止させ、国連憲章に基づく平和の秩序を回復しましょう。軍事費を人びとの幸福のために振り向け、平和で公正で持続可能な世界を実現するため、全地球的規模の連帯と共同を大きく発展させましょう。

 世界大会が核兵器禁止・廃絶の流れを促進し、朝鮮半島の非核化・平和体制の構築を実らせ、日本政府に核兵器禁止条約への参加と憲法を生かした平和外交を迫る、大きな共同と具体的な方針を打ち出す画期的な場となることを期待します。

被爆者あいさつ 「抑止力」は国家の欺瞞

日本原水爆被害者団体協議会事務局次長 濱住治郎さん

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 5月に広島で開催されたG7サミット(主要7カ国首脳会議)で「広島ビジョン」が出されました。核兵器禁止条約に触れることなく、「被爆者」や「非人道性」の文字はなく、被爆者を失望させる内容でした。

 私は広島の胎内被爆者です。父は爆心地近くの会社に出かけ帰らぬ人となりました。父のことを思わない日はありません。戦争は終わっていません。いまだに世界に1万2500発もの核兵器が存在しているからです。

 胎内被爆者は「生まれる前から被爆者」です。今も約6600人の胎内被爆者がおり、病気への不安、子や孫への不安は消えることはありません。

 核兵器による「抑止力」は、被爆者への国家の欺瞞(ぎまん)であり、すり替えであり、ごまかしです。被爆者にとって「核の抑止」とは原爆、きのこ雲そのものなのです。

 核兵器禁止条約は歴史的条約です。核も戦争もない青い空を世界の子どもたちに届けることが全世界のおとな一人ひとりの使命ではないでしょうか。



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