国負担 首相苦しい言い訳
参院予算委
2025年大阪・関西万博の会場建設費2350億円(国、大阪府市、経済界が3分の1ずつ負担)の中に政府出展の「日本館」の建設費などが含まれておらず、別枠として830億円超の国の負担があることが27日の参院予算委員会の質疑で明らかになりました。岸田文雄首相は「日本館は別だ」と弁明。立憲民主党の辻元清美議員への答弁から判明したものです。
参院予算委員会の質疑で、自見英子万博担当相は、2350億円の会場建設費以外にかかる国の費用について問われ「日本館の建設、途上国の出展支援、会場内の安全確保、全国的な機運醸成の費用がある。途上国支援は240億円、会場の安全確保は199億円、機運醸成は38億円」と答え、計837億円の国負担が必要であることを認めました。西村康稔経済産業相は、日本館に関わる建設・運用・解体などの総額について「360億円に抑えたい」と答えました。
岸田首相は22日の衆院予算委で会場建設費2350億円を念頭に「さらなる増額を認めるつもりはない」と答えています。
辻元氏は「ごまかしではないか」と追及。岸田首相は、会場建設費については2350億円以上の増額を認めるつもりはない意味で発言したとして、「ごまかす意図はない。(総額の)全体像を示す努力をする」と述べました。(小池氏会見)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます