舞妓さんの撮影会がありました。
京都は円山公園の奥にある左阿彌という料理屋さんです。
八坂神社を通り抜けていると、結婚式に出会いました。 八坂神社で結婚式ができるのですね。
左阿彌という店は高台にあるので、京都盆地が見渡せます。 右は知恩院の大きな山門
左に「左大文字」が見えています。他には目立つような名所は見えなかったけれど、高台は気持ちが良い。
食事付きなので先ずは先付けから、
こういう由緒ある店(織田信長の系統の織田頼長が創建した寺が起源)で食事はしたことがないので、それも兼ねて撮影会に参加、
舞妓さんは安佐子さん
この方は2年前にも撮影させてもらったので、顔馴染み?だ。
名刺がわりにこういうステッカーをくれるのです。 左が2年前、右が今回。
前回は食事は無く、踊りと撮影だったけれど、今回は食事があるのでお酌をしてくれます。 舞妓さんにお酌をしてもらうのは嬉しい。 そして、安佐子さんも2年経つと舞妓家業も慣れて、とてもフレンドリー。 上の写真だと顔が硬いでしょう、でも今回は気さくに話をしてくれます。
ちなみに、向かいのおっさんは、山で撮影するのが好きなようで、先日も雷鳥を撮ってきたそうです。 総計100kgの荷物で山に上がるとか、これは体重込みの重さで総計と言っているんですが、顔も焼けているし、かなりプロに近い人です。
他の参加者は12〜3名で、鎌倉や東京からの人もいますが、香港の夫婦もいましたが、こちらは大阪に住んでいるとか、そして、インドネシアからもカメラマンらしい人が来ていました。
踊りが始まります。 私はカメラをモノクロに設定して撮影しました。
この構図は撮影後の写真の見せ合いの時に他の人の構図を真似してトリミングしたのですが、その人の写真では左にある皿が威力を発揮して舞子さんとの対比がとても良かったです。 やはり撮影が上手い人がいますが、その人は香港の奥さんでした。
少しシャッター速度を遅くして撮影、ブレるようにシャッター速度を変えて試しています。
こうやって、舞っているところを撮ってわかったのが、体の軸がぶれていない。
着物は動いていても顔はじっとしている。 さすがです。
これが、私の最高作品。 片袖がブレて動きがあるが片袖はきっちり、菖蒲の模様が写っている。
そうそう、着物や髪飾りは季節に合わせてものを身につけているんです。 髪飾りは藤。
もちろんカラーでも写しています。 カメラを2台持っていっています。やはりこの方が綺麗ですね。
この安佐子さん、祇園歌舞練場のみやこ踊りにも出ているそうです。 見に来てくださいねと言っていましたが、たしかに一度は見に行きたいです。
お茶室で撮ったり、これはスマホでの撮影。 スマホの方がよく写る? いやいや人に説明するためです。
だらりの帯の下には家紋があります。 誰かが言っていましたが、これはどこの置き屋の舞子かわかるように家紋がついているそうです。
暖簾をくぐるしぐさ。 実は踊りの時に体がぶれないと書きましたが、手、指先、腕など色々な仕草が実に美しい。 指先一本一本にまで神経を使っているようだが、それがもう身についている感じで、気さくに喋っている時にもそれがわかる。
改めて写真を見ると本当に決まっている。ギターを弾く身としては、弾いている時の右指左指、音の一つづつに気を遣って決めなければと思って踊りを見ていたのでした。
撮影場所を変える時に人力車が来た。 舞子さんと人力車、最高のシチュエーションだ。 だが、その時に参加者の一人が舞子さんの横にいて、皆んなカメラを構えたが、あーあ、という声が。 この方80歳を回っているそうですが、お元気に参加されていました。
滝をバックに撮影。 こういう時、滝の水をどうボカすかを考えるのだけれど、ハプニングが起きた。
犬が水を飲みに来たのです。 いつもの散歩コースでしょう。 ワンちゃんもしばらく待ってくれていたのですが、気がついた舞子さんがどうぞとワンちゃんに声をかけて水を飲みに降りてきました。 舞子さんも犬好きのようで、撫でにゆこうとしていましたが、さすがにこの姿では裾を水につけてしまいそうだし。
そう言えば、舞子さん草履を履いています。
ここでは、背の高いポックリを履いていたのでした。 知らない間に履き替えていた。
撮影が終わって、ライカの店に行って、作品を2点ずつ出し合って、写真の先生(同行していた)の評価を受けたのですが。上手に褒めてくれます。 そうそう、冒頭に私が白黒の写真を示したのはこの作品の構図を真似してトリミングしたのでした。これが右の女性の作品です。 多分、今日の最高作品。
これはマレーシアの人。 カメラ好きの人のためにこの画像を示しましょう。 彼のレンズの先に丸い鏡のようなものが貼ってあります。 これはフィルターだそうで、私は全くこういうものを知りませんでした。 レンズはタンバールとのことで、往年のライカの名レンズです。 まあ昔のレンズです。 これで写したのがタブレットに表示されている画像。 フワッとしてそれでいて芯があるなんとも言えない雰囲気が良い写真です。
これが大きなモニターに映された時に、皆の口からお〜と、感嘆の声が上がりました。 やはりこういうレンズが欲しいという声です。 でも使いこなすのは至難の技です。 もちろんオートフォーカスではないしズームでもないし。
ということで、初めての高級料理と、馴染みの?舞子さんとおしゃべりしたり、皆さんの写真の腕を拝見させていただいて、自分の腕にガックリして帰ったのでした。
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