ナローのレイアウトで
PECOの客車がカトーのポイントで脱線。
友人たちがたくさん来て、この写真の方向に走らせていたら「おーい、客車が転けたぞ!」との声が。
ここはいつも反対向きに走らせていたので脱線はしなかったのですが、その日だけはこの方向で走らせて脱線転覆したのでした。 何人かが狭いレイアウトルームに入っているので、私はコントローラーのところにいなかったので、転覆するまで気が付かなかった。
大恥をかいたのでありまする。
というような、事で、改めてこの方向に走らせてみると、100%脱線する。本格的に脱線対策をしなければなりません。
客車が軽いので、鉄板を切って床下に貼り付け補重をしました。 でもね、脱線するんです。
ポイントですが線路を削ってトングレールがすこし本線の線路の中に入るぐらいにしたったのですが、これがまだ削り足りないか?
そこで、さらに線路を回転ツールで削りました。 でも脱線する。 でも、これ以上削りたくない。
そこで、この部分の線路にねじれがないか線路の平面をチェック。 平面でないと車輪が浮きますから脱線の原因になる。
わずかに狂っていた平面性を、固まっているバラスに水を染み込ませて柔らかくしてから、線路の平面を修正しました。
でもね、この客車は小さいので、ホイルベールが短くて、線路の平面性はあまり関係なかったのです。
ですからやはり脱線します。
一方、カトーの車輪だと脱線しない。 PECOだとこうやって試しても脱線します。
カトーとPECOの車輪を比べると、フランジのテーパーの角度がわずかに違う。 PECOは少し立っているのです。
これが脱線の原因で、フランジが線路の端に近すぎてトングレールに割り込むのです。
では、カトーの車輪に交換することに。
しかし、ここで問題が
1. 軸が短すぎてPECOの客車の軸受に届かない。
2. 車輪径が少し小さくて車高が下がる。この客車はもともと車高が低くて線路に擦れそうなので、これ以上低いと線路に車体が擦れる。
ともあれ、なんとかカトーの車輪を使うことにします。
このNゲージの台車を使います。 HOメインでも長年模型をやっているとこんなものなど何処かに転がっているので買いにゆかなくても良い。 車輪はもちろん、集電を兼ねた軸受の金属部分も使います。
PECOの客車の台枠です。 軸受のところを広げてカトーの軸受がはまるように加工しています。
この時に、カトーの車輪径が小さいのを見越して軸受の位置を少し下めにします。
カトーの軸受を接着します。
4つの軸受をつけて、車輪もつけました。 軸受をつけたことでカトーの車軸が短かかったことも解消して無事車輪がつきました
さて、これで脱線しなくなってくれたら良いのですが。
ばんざーい、 脱線しなくなった。 全く脱線しない。 原因はポイントではなくて車輪そのものだったんだ。
気を良くして、もう一両も車輪を交換して、100%脱線なしに走るようになりました。
でもね、時々連結解放してしまいます。 その対策は後日書きましょう。
連結開放対策に つづく
>メーカーにより車輪一つとってもずいぶんちがいがあるのですね。勉強になりました。あ... への返信
ほんのちょっとの違いなんですが、フランンジの形状は大事です。 HOではメルクリンの形状はうまく考えられていて、急カーブをフランジがうまくトレースする様に作られている様です。