この写真を見てください。穢れ・汚れた私の目から、一筋の「感涙」が流れています。私は今、感激・関心しています。
エベレストを超えるもの
私の目の前に「剣劇少年」、「竹籠の赤ちゃん」、「20代のお母さん」の三人がいる。三人の住環境・自然環境は、決して恵まれているとは言えない。家の前にはエベレストがみえる。エベレスト登頂者の偉業と、ここで暮らす三人の偉業を比べて見た。わたしは『三人の偉業は、エベレスト登頂者の偉業を超える!』と思う。私は、三人の過酷な生活に思いを馳せ、一筋の感涙を流したのだ。ここで休んでから1~2時間、相変わらず人通りの多い道を進むと、峠手前で道が凍って来た。凍った道は、山腹を大きく巻いて行く。巻き道のドン詰まりに、吊り橋が懸かっている。吊り橋を渡ると、木造の昔風のロッジが建っていた。もう4時なのでここに泊まることにした。宿泊代は100円。現地の職人宿である。木挽人、乾燥肉の行商人、ポーター、ロバ隊差配人が宿っていた。夕食前後、かれらは「可愛い小博打」に興じた。宿はお目付け役のお婆さん、一切を切り盛りするお母さんと、英語を話し通訳を兼ねる10才位の女の子、三人でやっていた。私は、そんな彼ら・彼女等をロキシーを飲みながら暖かい気分で見ていた。夜空には、目を疑う程沢山の星が出ていた。
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