三原市の廃棄物減量等推進審議会の委員をさせていただいています。
三原では、平成7年から、ごみにシールを貼って出すシール制度になりました。
世帯に人数に応じて年度始めにシールが各家庭に無料配布され、
足りなければ自分で買い足す(1枚50円)ということで、
超過分が有料となる仕組みです。
導入当初はごみの排出量が減ったものの、以降増えてきて、
1人1日あたりのごみ排出量が1107グラムで広島県内23自治体中21番目、
全国平均の994グラムと比較しても多くのごみを出している現状です。
また、残ったシールは個人の場合はごみ袋やマイバッグなどの商品と交換、
子ども会などの団体であれば換金できるということで、
ごみが減らない上に経費がかかるという悲しい状態になってしまっていました。
それで、この春、この制度を見直すための諮問があり、
現在、廃棄物減量等推進審議会が開かれています。
シール制度の廃止だけでなく、指定袋の導入や有料化も視野に入れての見直しで、
有料化をみんなはどう受け止めるかかなぁ~と思い、アンケートをしてみました。
ご協力くださったみなさま、ありがとうございます!
11/19(土)の朝9時~11/20(日)の夜中12時までと週末の2日間で行いましたが、
ケータイメールとFAXでお願いした人は75%の回答率!
(ケータイでお願いした中では男性陣の回答率が低かった!)
Emailでお願いした人は、タイムリーに見られなかった方もおられたか、26%の回答率で、
トータルで53%、23人の方々が協力してくれました。
基礎情報としては、
・ごみを出す回数は、平均1週間に1.4回
・ごみを出す量は、平均1週間に64.4リットル
・世帯人数は、平均3.3人
多いと感じておられるごみは
1位 ビニル類
2位 紙類
3位 生ごみ
4位 ペットボトル
5位 アルミ缶
地域の子ども会などの集団回収を利用しておられる方は約7割。
地域で集団回収が行われていない、やっているかどうかが分からないという方が3割弱。
(地域ごとの集計は行っていません)
利用される方で一番多いのが新聞、続いて段ボール、そして雑誌です。
★みなさんの「ごみを減らす工夫」も教えてもらいました。
まずは、三原市のごみ排出量の削減につながるものから。
※リサイクルするものは、出す時点では「廃棄物」となるため、排出量の削減とはなりません。
※リサイクルは再資源化率のアップにつながります。
≪リデュース≫
・買い物をなるべくしない、ペットボトル飲料は買わない
・詰め替えのできる商品の購入
・包装やトレイの少ない物を選ぶ
・レジ袋無料の店でも袋をもらわない、包装・スプーンなど断る
・使い捨てのものは買わない
≪リユース≫
・地域での集団回収はないので、一升瓶、ビール瓶は酒屋さんに持って行く
・人に譲る
・袋や裏紙の再利用
≪生ごみ・雑草・植木剪定クズの堆肥化≫
・ダンボールコンポスト
・畑に、土に還す
・EMボカシ
≪その他≫
・揚げ物をめったにしない
・味噌、梅干しなど手作り(ムダな容器を買わずにすむ)
・飲食類は原材料を購入する
・丸ごと調理(生ごみは極力出さない)、必要な量を作り、食べ残しをなくす
★ごみを減らす工夫その2
≪リサイクル≫
・アルミ缶・ペットボトル・トレー・牛乳パックは店頭回収へ
・段ボールは古紙業者さん、電池・電球は電気屋さんへ
・地域や学校の資源回収を利用
・天ぷら油の廃油をバイオディーゼル燃料に
≪その他≫
・大型の家具類等、直接処分場に持参
・ごみの分別を正しくする
・缶などつぶして出す
★それでは「ごみの有料化」についてのご意見です。
まずは賛成のご意見から。
≪意識の向上を期待≫
・試験的にやってみてもいいかもしれません。ゴミに対する意識を再認識するために。
でも不法投棄が増える可能性も考えられる。
・必要なら仕方ない。それで市民のごみへの意識が変わるなら…
・やむを得ない。そうした方が皆が注意する。
・ごみ処理に費用がかかっていることを市民が自覚できるので良い。
・賛成。有料化によって市民のごみ減量に対する意識が高まる。
≪ごみが減る≫
・有料になればごみを減らす努力をする人が増えると思う一方、
野焼きや不法投棄が増える可能性もある。
≪市民の義務≫
・不法投棄にならないよう工夫をした上で、必要なら実施して良いと思う。
市民が自分の暮らしの後始末をするのは当たり前のことだと思うので。
・今三原市内で生活している者の責任。
ただ努力している人としていない人の差が大きいのは気になる。
≪仕方ない≫
・仕方ない
・現状を考えるとやむを得ない
・ごみが少なくなるのならやむを得ず
・お金がかかるのは↓↓しかし市民の意識を変えるには有料化しかないかも
・現状がどういう状態が説明があれば仕方ないかも
・ごみを出さないように努力するのが一番良いが、
それでも処分しきれない場合はやむを得ない。
≪その他≫
・小遣いが減り、ごみも減るでしょう
賛成とは言え、「仕方がない」という意見や、条件付きの賛成が多いです。
それでは続いて、有料化に反対の方のご意見です。
≪反対です≫
・やめてほしい(複数)
・ごみを減らす努力はしているつもりです。
有料化は色々考えさせられますが、安易には賛成できません。
≪まず啓発を!≫
・モラル向上方法を考えるが急務!
・子どもがいる世帯はごみが出るし、有料化する前に市民の意識を高め、
ごみを減らす取組みをすべき。いきなりの有料化は乱暴。
・市民の当事者意識が大切
≪不法投棄・野焼きを懸念≫
・有料化したらごみが減る?他地区からのごみステーション投げ込みが増えます。
恵下谷、太郎谷は投棄ごみで埋まります。
・不法投棄が増えるのではないか
・ごみを有料化すると自宅で燃やす人が増えると思う。
実際、近辺で朝早く燃やされて臭い。
≪生産・販売者責任を≫
・メーカー等に対し、三原市としての意見を具申すべきである。
(個人では反映されにくい)
・過剰包装&過剰なD/M チラシ 等何らかの制約が必要では?
・処分に頭を使うより供給者(特に大型店 メーカー)に発生を少なくするよう指導を
・ペットボトルをリユースに
・計り売り(容器持ち込み)を
・古新聞の戸別引き取りを
・税金を払っているのだから反対。有料にしても捨てる量はかわらない。
売る側がゴミを出さない包装にすれば、ゴミは減ると思う。
・消費者だけでなく、生産者や販売者もゴミになるものを減らす努力をして欲しい
≪情報公開を!≫
・値上げ分の反映がどのようになっているかを知りたい
・値上げ徴収額と使用額がどうなのか?
・便乗で他の費用を使用していないか?市民に公開すべし。
≪その他≫
・広報だけでは効果が薄い
例)三原市資源再生講座資格認定制度(三原市資格試験)
定期的にごみ回収日に排出されたごみを調査し、資源有効活用を反映
また、質問項目以外でのご意見もいただいたので、それもご紹介します。
・スポーツ飲料のペットボトル、犬の缶詰、折込チラシ、どうにかならないか
・運営費を稼ぎ出すために資源回収を隔月で行っています。市の補助が助かります。
・以前はイーエムで生ごみを堆肥にしていたが畑もなく臭いだけなのでやめてしまいました
・地域の集団回収ではないが、新聞は古紙回収へ
・現状がどういう状態か説明があれば仕方ないかも。
でも市役所を誰も頼んでいないものを駅前につくらないで
もっと生かされた予算配分を考えてほしいです。
・地域でも、分別されてないごみが問題になり、
女性会で勉強会をしてステーションを片付けました。
三原市の分別は、細かい名古屋市に比べたら大したことないのだけど、
それでも高齢者には分かりにくいことがわかりました。
・苦痛ではない、子どもでも面白がるごみ処理のやり方を見つけて、
全国に発信していけるくらいになれば良いですね(^_^)v
・現在のシール制は、必要でない人にまでシールが配布されることや、
シールが余ったら商品に変えることがムダ
ちなみに、この審議会において「有料化」の定義は、
指定ごみ袋にした場合の、
袋の生産実費に、ごみ処理費を上乗せすることを「有料化」とする。
袋そのものの実費の市民負担は「有料化」とはならない。
ということになっています。
この見直し検討にあたって三原市のほうでは
各地域の生活環境委員さんへのアンケート
様々な分野の市民団体へのヒアリングを行っておられます。
私は会議での自分の発言の参考にさせてもらうためにと思い、
個人的なアンケートをとらせていただいたのですが、
たくさんの貴重なご意見をいただいたので、市のほうへも提出させていただいたところ、
11/21の会議で委員の皆様全員に配布してくださいました。
11/21の時点では「有料化」の議論にまで至っていません。
長くなったので、会議の報告はまた改めて(^^)
三原では、平成7年から、ごみにシールを貼って出すシール制度になりました。
世帯に人数に応じて年度始めにシールが各家庭に無料配布され、
足りなければ自分で買い足す(1枚50円)ということで、
超過分が有料となる仕組みです。
導入当初はごみの排出量が減ったものの、以降増えてきて、
1人1日あたりのごみ排出量が1107グラムで広島県内23自治体中21番目、
全国平均の994グラムと比較しても多くのごみを出している現状です。
また、残ったシールは個人の場合はごみ袋やマイバッグなどの商品と交換、
子ども会などの団体であれば換金できるということで、
ごみが減らない上に経費がかかるという悲しい状態になってしまっていました。
それで、この春、この制度を見直すための諮問があり、
現在、廃棄物減量等推進審議会が開かれています。
シール制度の廃止だけでなく、指定袋の導入や有料化も視野に入れての見直しで、
有料化をみんなはどう受け止めるかかなぁ~と思い、アンケートをしてみました。
ご協力くださったみなさま、ありがとうございます!
11/19(土)の朝9時~11/20(日)の夜中12時までと週末の2日間で行いましたが、
ケータイメールとFAXでお願いした人は75%の回答率!
(ケータイでお願いした中では男性陣の回答率が低かった!)
Emailでお願いした人は、タイムリーに見られなかった方もおられたか、26%の回答率で、
トータルで53%、23人の方々が協力してくれました。
基礎情報としては、
・ごみを出す回数は、平均1週間に1.4回
・ごみを出す量は、平均1週間に64.4リットル
・世帯人数は、平均3.3人
多いと感じておられるごみは
1位 ビニル類
2位 紙類
3位 生ごみ
4位 ペットボトル
5位 アルミ缶
地域の子ども会などの集団回収を利用しておられる方は約7割。
地域で集団回収が行われていない、やっているかどうかが分からないという方が3割弱。
(地域ごとの集計は行っていません)
利用される方で一番多いのが新聞、続いて段ボール、そして雑誌です。
★みなさんの「ごみを減らす工夫」も教えてもらいました。
まずは、三原市のごみ排出量の削減につながるものから。
※リサイクルするものは、出す時点では「廃棄物」となるため、排出量の削減とはなりません。
※リサイクルは再資源化率のアップにつながります。
≪リデュース≫
・買い物をなるべくしない、ペットボトル飲料は買わない
・詰め替えのできる商品の購入
・包装やトレイの少ない物を選ぶ
・レジ袋無料の店でも袋をもらわない、包装・スプーンなど断る
・使い捨てのものは買わない
≪リユース≫
・地域での集団回収はないので、一升瓶、ビール瓶は酒屋さんに持って行く
・人に譲る
・袋や裏紙の再利用
≪生ごみ・雑草・植木剪定クズの堆肥化≫
・ダンボールコンポスト
・畑に、土に還す
・EMボカシ
≪その他≫
・揚げ物をめったにしない
・味噌、梅干しなど手作り(ムダな容器を買わずにすむ)
・飲食類は原材料を購入する
・丸ごと調理(生ごみは極力出さない)、必要な量を作り、食べ残しをなくす
★ごみを減らす工夫その2
≪リサイクル≫
・アルミ缶・ペットボトル・トレー・牛乳パックは店頭回収へ
・段ボールは古紙業者さん、電池・電球は電気屋さんへ
・地域や学校の資源回収を利用
・天ぷら油の廃油をバイオディーゼル燃料に
≪その他≫
・大型の家具類等、直接処分場に持参
・ごみの分別を正しくする
・缶などつぶして出す
★それでは「ごみの有料化」についてのご意見です。
まずは賛成のご意見から。
≪意識の向上を期待≫
・試験的にやってみてもいいかもしれません。ゴミに対する意識を再認識するために。
でも不法投棄が増える可能性も考えられる。
・必要なら仕方ない。それで市民のごみへの意識が変わるなら…
・やむを得ない。そうした方が皆が注意する。
・ごみ処理に費用がかかっていることを市民が自覚できるので良い。
・賛成。有料化によって市民のごみ減量に対する意識が高まる。
≪ごみが減る≫
・有料になればごみを減らす努力をする人が増えると思う一方、
野焼きや不法投棄が増える可能性もある。
≪市民の義務≫
・不法投棄にならないよう工夫をした上で、必要なら実施して良いと思う。
市民が自分の暮らしの後始末をするのは当たり前のことだと思うので。
・今三原市内で生活している者の責任。
ただ努力している人としていない人の差が大きいのは気になる。
≪仕方ない≫
・仕方ない
・現状を考えるとやむを得ない
・ごみが少なくなるのならやむを得ず
・お金がかかるのは↓↓しかし市民の意識を変えるには有料化しかないかも
・現状がどういう状態が説明があれば仕方ないかも
・ごみを出さないように努力するのが一番良いが、
それでも処分しきれない場合はやむを得ない。
≪その他≫
・小遣いが減り、ごみも減るでしょう
賛成とは言え、「仕方がない」という意見や、条件付きの賛成が多いです。
それでは続いて、有料化に反対の方のご意見です。
≪反対です≫
・やめてほしい(複数)
・ごみを減らす努力はしているつもりです。
有料化は色々考えさせられますが、安易には賛成できません。
≪まず啓発を!≫
・モラル向上方法を考えるが急務!
・子どもがいる世帯はごみが出るし、有料化する前に市民の意識を高め、
ごみを減らす取組みをすべき。いきなりの有料化は乱暴。
・市民の当事者意識が大切
≪不法投棄・野焼きを懸念≫
・有料化したらごみが減る?他地区からのごみステーション投げ込みが増えます。
恵下谷、太郎谷は投棄ごみで埋まります。
・不法投棄が増えるのではないか
・ごみを有料化すると自宅で燃やす人が増えると思う。
実際、近辺で朝早く燃やされて臭い。
≪生産・販売者責任を≫
・メーカー等に対し、三原市としての意見を具申すべきである。
(個人では反映されにくい)
・過剰包装&過剰なD/M チラシ 等何らかの制約が必要では?
・処分に頭を使うより供給者(特に大型店 メーカー)に発生を少なくするよう指導を
・ペットボトルをリユースに
・計り売り(容器持ち込み)を
・古新聞の戸別引き取りを
・税金を払っているのだから反対。有料にしても捨てる量はかわらない。
売る側がゴミを出さない包装にすれば、ゴミは減ると思う。
・消費者だけでなく、生産者や販売者もゴミになるものを減らす努力をして欲しい
≪情報公開を!≫
・値上げ分の反映がどのようになっているかを知りたい
・値上げ徴収額と使用額がどうなのか?
・便乗で他の費用を使用していないか?市民に公開すべし。
≪その他≫
・広報だけでは効果が薄い
例)三原市資源再生講座資格認定制度(三原市資格試験)
定期的にごみ回収日に排出されたごみを調査し、資源有効活用を反映
また、質問項目以外でのご意見もいただいたので、それもご紹介します。
・スポーツ飲料のペットボトル、犬の缶詰、折込チラシ、どうにかならないか
・運営費を稼ぎ出すために資源回収を隔月で行っています。市の補助が助かります。
・以前はイーエムで生ごみを堆肥にしていたが畑もなく臭いだけなのでやめてしまいました
・地域の集団回収ではないが、新聞は古紙回収へ
・現状がどういう状態か説明があれば仕方ないかも。
でも市役所を誰も頼んでいないものを駅前につくらないで
もっと生かされた予算配分を考えてほしいです。
・地域でも、分別されてないごみが問題になり、
女性会で勉強会をしてステーションを片付けました。
三原市の分別は、細かい名古屋市に比べたら大したことないのだけど、
それでも高齢者には分かりにくいことがわかりました。
・苦痛ではない、子どもでも面白がるごみ処理のやり方を見つけて、
全国に発信していけるくらいになれば良いですね(^_^)v
・現在のシール制は、必要でない人にまでシールが配布されることや、
シールが余ったら商品に変えることがムダ
ちなみに、この審議会において「有料化」の定義は、
指定ごみ袋にした場合の、
袋の生産実費に、ごみ処理費を上乗せすることを「有料化」とする。
袋そのものの実費の市民負担は「有料化」とはならない。
ということになっています。
この見直し検討にあたって三原市のほうでは
各地域の生活環境委員さんへのアンケート
様々な分野の市民団体へのヒアリングを行っておられます。
私は会議での自分の発言の参考にさせてもらうためにと思い、
個人的なアンケートをとらせていただいたのですが、
たくさんの貴重なご意見をいただいたので、市のほうへも提出させていただいたところ、
11/21の会議で委員の皆様全員に配布してくださいました。
11/21の時点では「有料化」の議論にまで至っていません。
長くなったので、会議の報告はまた改めて(^^)
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