THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

Vmaxの整備その1

2006-12-24 20:21:03 | Vmax

Vmaxの調子の良し悪しは、大抵の場合はキャブレターによる所が大きい。
Vmax乗りの人と話しをすると、かなりの割合で「低速域での調子が今一つ」という人に遭遇する。その多くの原因は、キャブレターの同調不良にある様だ。
直4の場合、キャブレターは数本のステーで4基のキャブが一つに纏められている。勿論V型4気筒であるVmaxも同じなのだが、誰がどうみても直4のキャブに比べて組立剛性が低そう。
Vmaxのノーマルキャブはツインキャブを2セット組み合わせた様な構造で、その二つはリンクによって同調が図られている。もしも先に述べたステーが何かの拍子で捻ってしまったり、同調スクリューが緩んでしまったりすると、低回転域で不調を引き起こす。
Vmaxは、とにかくキャブの同調を定期的に取らなければならないのである。スロットルを低回転域から急開した時にバックファイヤを起こして回転が付いてこない場合、そのVmaxはキャブの同調が狂っていると思っていい。
先週、キャブをフルOHした。当然ステーをバラしてOHしているので、そのまま組み立てただけでは同調が狂っている。始動性やツキが悪くなってしまうので調整を施す。

Epsn2516

作業には勿論バキュームゲージが必要。マニフォールドのカバーを外すと各マニフォールドに黒いゴムキャップがあるので(一箇所はホースが繋がっている)コレを外してバキュームゲージをセット、アイドリングを1500rpm程度に上げてから調整する。むむ、俺の4連バキュームゲージ、どうも1個壊れている様だ(一番手前に写ってるヤツ・・・コレも放置状態だったからなあ)。
調整後は流石に調子が良い。やっぱりVmaxメンテの肝はキャブの同調だ! 全く別物の様だ。

あと、Vmaxは油面が狂っているケースも多い。しかも狂い方が生易しい物ではなく、何ミリも狂っていたりする。VmaxはSMによると実油面の計測なので、マジメにやっていると死ぬような思いをする事になる。工夫してH高で計ると良いと思います。

Epsn2519

先週作業した時は、最初の内はちゃんとウインカーが点滅していたのに、途中から全く点かなくなってしまった。リレーのカプラーにジャンパー線を入れると点灯するので、リレーが死んだみたいだ。それと、やはり先週動作のおかしかった始動系、コレもスターターカットオフリレーの不良の様だ。コッチは今の所とりあえず動いているが・・・。

Epsn2521_1

元々バフ掛けしてあったエアダクトカバーが放置のあまり、錆びて輝きが鈍っているので再度磨く。サンダーにフェルトバフを付け、白棒で研磨した後にピカールで仕上げた。ダクトのルーバーは、ちゃんと乗っていた当時に(この頃はまだサラリーマンだったなあ)、取引先のレーザー屋さんに頼んで作った物。

エンジンオイルも交換。当然放置前に換えたきりの状態なので、5年以上前の油が入っている。今回チョイスしたのは、坂内2DAYSでXR250に使用して好結果を出したWAKO’Sの4CR。ウーン…実は元々アンチWAKO’Sだったのだが。
XR250では15W-50と、熱ダレを意識した粘度の選択をしたが、今回Vmax用に買ってきたのは5W-40。5Wにする事によって、冬季始動時のフリクションロスを狙っている。
オイルフィルターも交換した。ロイヤルスターとクランクケースが共通になってから、有り難い事にオイルフィルターはカートリッヂに変更されている。

その他、錆びてしまった所を手磨きで錆び取り。XR250を含めて、過去に不動車や放置車のオコシを何台も手掛けてきた。その度に感じるのは、「バイクは走らせてないと傷む」という事である。
当然、走っていても痛むし、消耗部品は減っていく。だが、動かしていないのに比べて、走っている物の方が圧倒的に状態が良い。

今日はクリスマスイヴなので、作業はこの辺で打ち切り。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノートPC、クラッシュ

2006-12-24 08:37:21 | チョイ毒エッセイのようなもの

俺は3台のパソコンを使っている。別にパソコンオ○クでは無い、仕事で必要なのである。
その内の1台は完全に機械の操作盤的な使用をしているので、一般的なPCとしては使ってない。

別の1台であるデスクトップPCは我社のホストPCといえる存在で、以前より使用してきたPCのパーツを流用しつつ組み立てた、所謂「自作PC」である。俺に言わせれば、自作を名乗るのであればせめてPCケースを板金加工して自分で作るとか、マザーボードを自作するとかしなければならない。一般的にいう自作PCは、俺の定義では単に「組み立てただけ」であり、「自作」では無い。が、ここでは取り敢えず組み立てPC=自作PCという事にしておく。
このPCはプロッタの操作等の実製作に使用する反面、大容量HDDの内蔵により、サーバーとしての使い方もしている。

今回クラッシュしたノートPCはDELLの物で、俺が常に持ち歩いている、云わば俺の脳ミソの一部。見積から請求、顧客管理、デザイン仕事の風呂敷残業や、クライアントとの打ち合わせに持参してのその場でのデザイン変更…といった仕事面から、ネットの閲覧、メールの送受信、プライベートなデータの管理まで、そのスペックに対してはかなりヘビーな使い方をしているのではと思われる。

このノートPCは3年ほど前に購入した。ペンティアム4の2.6GHz、40GBのHDD、メモリー512MB、WindowsのXP-Homeで使用している。スペックとしては既に一世代前だ。先の決算月に税金対策を兼ねて買い換えようかとも思ったのだが、WINDOWS VISTAのリリースが近かったので見送り。
その後VISTAのリリースが延期となったためにそのまま使用していた。※VISTAが要求するスペックが結構高いらしいので、VISTAリリース後にハードウェアの性能が上昇する事が考えられる
実は仕事で使用している業務用ソフトウェアの開発元が倒産してしまい、他の会社を紹介されてサポートを受けているのだが、多分このソフトウェアはXPからVISTAに換えると使用できなくなると思われる(サポートしてくれている会社もそう言っている)。その他にも、毎回PCを入れ替える度に使えなくなる物があったりするので、実製作に使用しない俺のノートPCで、早めに検証しておく必要があるのである。

PCそのものは、デスクトップではあるが他にも持っているので、このノートPCが無くなっても余り困らない。が、納品済みの決定金額や顧客情報等、このPCにしか入っていないデータがあるので、どうしてもこれを取り出さなければならない。

クラッシュ時の状況としては特に何をしていた訳ではなく、普通に使っていたら突然に電源が落ちてしまい、それっきり。何となく動作がカッタルイな、とは思っていたが。
PCの故障はこれで3度目。良く「HDDクラッシュ」とは言うが、過去にHDDが物的に壊れた事は無い。知人でもHDDそのものが物的に故障したのは一人だけである。
マザーのクラッシュ、或いはウインドウズシステムのクラッシュであるならば、そのHDDを他のPCに接続すればデータを取り出せる筈である。

Epsn2509

で、内蔵ドライブ外付け接続ケーブルなる物を買ってきた。内蔵ドライブのシリアルATA、IDE等をUSBに変換するケーブルである。最近良く目にする、内蔵HDDを外付けドライブ化する為のキットの箱無しで、尚且つ数種類のドライブに対応する物と思ってもらえばいい。

HDDを取り出して接続。が、マイドキュメントのフォルダのアイコンは出てくるのだが、何故か「0バイト」と表示される。確実にデータはそこにあるはずなので、多分他のPCで見ている事に問題があるのであろう。
自分なりの知恵を絞って何手か試してみたが駄目。

そこへ運良く(悪く?)このBlogで良く名前の出てくるN目君(プロカメラマン)が現れた。彼は特にPCに詳しい訳ではないが、知人のパソコン記事を書いているライターを紹介してくれるという。
早速電話にて連絡を取ると、そもそもマイドキュメントの「MY」はその名の通り「MY」であるので、他のユーザーはアクセス出来ないのだそうだ。
XP-Proの場合はセキュリティ機能が多いがXP-Homeはそれが簡略化されているため、「マイドキュメント」を他のユーザーが閲覧する為にはセーフモードで起動して設定を変えてやらなくてはならないらしい。

Epsn2513

方法は、先ずHDDを接続したPCをセーフモードで起動。問題のファイルのアイコンの上で右クリック、プロバティから内容を変えてやる。すると…

お見事!! 欲しかったデータが表示され、コピー可能となった。
タスカッタ…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする