前回製作したエンドピースに、サイレンサーパイプに差し込む為の鍔をつける。板を帯状に切断して、手で丸めてくっつけるだけ。
サンダーで整形してバフを掛けたらエンドピースの完成。
これを一旦サイレンサーパイプに仮に取り付けて、リベットの下穴をあけてしまう。
リベットは60°づつ6発で固定するが、下穴を開ける際に一気に穴を6個開けてしまうと位置がズレるので、一箇所開けたらリベットで仮止め。180°対称位置にも穴を開けて仮止め。その後に残りの穴を開けた。
サイレンサー本体はA6063の100φで肉厚は3mm。ちょっと分厚いのが気に食わない。その代わりコケてもへこまないのだが・・・。旋盤で削って肉厚を落としたいが、我社の旋盤は小型旋盤。チャッキングはできるがフトコロが足りず削ることができない。傷付いている事もあり、今回は磨いて肉厚を落とすという屁のツッパリを行う事とした。ただし今回はバフではなくヘアライン仕上げ。仕事で使用しているヘアラインサンダーでパイプを加工した。
ちなみにこのヘアラインサンダーという工具は、主にステンレス・ヘアラインの材料を溶接したときなどに再び表面処理をする道具だが、コレを使う業種が装飾関連に限られるせいか比較的特殊な存在のようで、なんとこのタイプで定価15万円位。
グラスウールは性懲りも無く建築用の断熱材。たまたまカーボンマットを所有していたので、先に巻いてみた。良いかどうかは判らない。
最後にリベットのカシメ。4.8φのリベット(アルミ)を使用。アルミとはいえ、4.8φをハンドリベッター(↓写真の下側に写っている物)でカシメようとしても結構な力が必要。エアリベッターや電気リベッターの出番になりそうだが、最近は便利な物がある。インパクトドライバーに取り付けて使うタイプ。
インパクトを回すとリベッターの内部でネジで引っ張るような仕組みになっており、むしろ電気リベッターよりも速く、そして安い。
取り付けるとこんなカンジ。
まあまあ今風?なデザインになった・・・かな?