THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

ミャフリャー消音

2007-11-22 21:32:16 | XR250

280馬邪は爆音である。
元々・・・そう、250cc(ノーマルエンジン)だった頃はそれほど煩くはなかった。過去に数本サイレンサーを製作した経験から、「この程度であれば煩くないであろう」と思われる各寸法で製作した物である。一般のトレールがサイレンサー変更した物よりは音が少しだけ大き目に感じられたが、モトクロッサーのフルパワーマフラーに比べればかなり静かであった。トレールでもサイレンサーのブランドや車種によっては俺の自作ミャフリャーよりも音が大きい物もあったほどだ。
それが280ccになったとたん、モトクロッサーよりも爆音になってしまった。圧縮比アップによるものと思われるが、特にアイドリング近辺が煩い。回してもモトクロッサーと同等ってところ・・・。

音がヤカマシイと、長時間のライディングで疲れる。それでも俺の280馬邪は一般公道は一切走らないので、罪は軽い方かと思う。だが一般公道車両でコレをやると、オマワリさんに捕まるんじゃないかとかの気苦労や、近隣住宅や町行く人の冷たい視線によってキモチが擦り減る。過去に所有したほとんどのクルマやバイクのマフラーを交換してきた俺だが、最終的に出した結論は「普段の足にする車やバイクはノーマルマフラーに限る!」というものだ。クルマの場合はマフラーカッター付けとけば充分。

ところが最近になって、レースや専用コース走行でも音量規制される事が多くなってきた。
坂内の場合は直管で走ったところで近所に民家は全く無いのでノープロブレムかと思いきや、レースでサイレンサーを落としたバイクがそのまま走行を続けたのが問題になった事もあったなあ。地元もモトクロス場でも時々問題になるし、全国的にはコース閉鎖に追い込まれる場合もあるようだ。

で、今回、オリジナルミャフリャーのバッフルを製作する。
ノウハウは全く無い・・・ので、色々検索してみた。どうやら出口口径を絞る方法が一般的であるようだ。出来ればバッフルは取り付け取り外しが簡単に出来るようにしたいが、当初全くそんな事を考えずに製作したマフラーなので、簡単には行きそうにない。

取り付け方法を考え始めてから、約1週間が経過。ウーム、良い方法が思い浮かばん。

で、気を紛らわす為に何故か体重計でマフラーの重量を測る。0.1kg刻みの秤で2kg。

Epsn4559

この為にわざわざ引っ張り出したノーマルマフラーは、3.8kg。

Epsn4560

自作マフラーはそれほど軽いって訳でもない。自作の内径は30mm(マフラーカッター的に出口のみ拡大してある)。ノーマルは約20mm。写真では同じくらいに見えるが、遠近の関係でそう見えるだけ。

Epsn4561

余談ですが・・・。俺が突然変な物を出す時は、THE FOURTH PARTYフリークwであれば必ず「後」があるということにお気づきでしょう・・・(笑)。

バッフルを製作してもウールが飛んでいては効果は出ないであろうから、一旦バラす。走行の振動や衝撃により、リベットの頭が飛んでしまっている。アルミ+鉄シャフトでは弱いのだろう。

Epsn4558

意外とウールはしっかりと残っていた。単なる断熱材なのに・・・。また断熱材を巻き直す。断熱材の金額はタダみたいなモンだ。
考えあぐねて怪しい部品をステンレスで製作。パンチングパイプの穴を利用して小ねじで固定する。

Epsn4564

組み立ては、今回はオールステンレスの4.8のリベットを買ってきた。ハンドリベッターだとキツイサイズだが、インパクトドライバーに取り付けて使用するタイプのリベッターならば楽勝。

Epsn4565

アルミの丸棒を旋盤で穴あけして取り付け。ウヘッ!! カ、カッコワリィ!!!!
でも思ったよりも音は静かになったぞ。一般公道でも走れそうなくらいだ。キャブのセッティングをやり直す必要が生じるかもしれない。

Epsn4566

で・・・。
この記事をアップしようとしつつ、世の中に変化は無かったか・・・とWEBチェックしたところ、我々オフロード・ライダーには衝撃的な情報を発見。
プラザ阪下、1月末日を以って閉鎖・・・!

プラザ阪下HP

ううう、ちょっと言葉がありません。実は今回のバッフルは、阪下走行に向けた物。12月1日より騒音規制をするとの事で、その対策だったのだ・・・。早くも俺の来年の計画が頓挫か?

とりあえず、明日は阪下に練習に行きます。ちょっと面白いメンバーです。

12月1日(土)、2日(日)に行う予定の田中麗震愚の宴会&走行会の案内はコチラ。近所の道の駅にスーパー銭湯があります。1日夕方はお風呂ツアーアリかも・・・。

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280馬邪メンテ続き

2007-11-22 01:08:01 | XR250

すっかり放置してしまった。
年間で最大の稼ぎ時なので、仕事が忙しい。一応少しずつはメンテをしているのだが、このブログを見に来て下さる方は、「今日は○○をやりました。次の日は××をやりました・・・」みたいな記事は期待してないと思うので、特に最近は大した内容が無い時はなるべく記事を作らないようにしているのです。・・・と、尤もらしい言い訳をしてみたり・・・。

さて。
ハンドルを交換。良くコケる俺にとってはハンドルは消耗品。トホホ・・・。右も左も曲がっていたので、あんまり違和感無かったなあ。

Epsn4546

新しいハンドルも全く同じZETAのリブドウォールバー。アルミハンドルとしては安いのが魅力。古いほうは見事な曲がりっぷり! 新旧は全く同じ物なのだが、アルマイトがかなり色褪せている。
グリップも入れ替えるのは面倒だし、既にヘタっているので、新品に交換。
・・・が!
オープンエンドタイプを買ってきたつもりが、間違えて普通のを買ってきてしまった。

Epsn4543

バークバスター等のバーエンドに取り付ける物をセットする場合、グリップエンドには穴が開いている必要がある。昔は穴の開いてない物しか売ってなかったと記憶しているが、最近は便利な世の中で、最初から穴が開いているものが店頭に並べられている。確認してから手に取ったつもりだったのに・・・。やはり最近は脳ミソのシワが減っているようである。
仕方ないので昔作ったグリップエンド穴あけツールを使用。と言っても古くなったハンドルを、内側をテーパーに削った物。コレをグリップに突っ込んでハンマーで叩くだけ。木板を下敷きにしておくと良いです。

Epsn4544

Epsn4545

アンダーガードや、その他曲がってしまった部品を修正。結構ネジ類を落としてしまっているので新しいネジを取り付ける。
整備の為に一度外した部品は、単体状態でビシッとクリーニングしてから取り付ける。どうせ汚れるんだからという人もいるかもしれないが、コレをやる事によって細かいチェックが出来るのでトラブルを未然に防ぐ事ができる。それに普通に洗車しただけだと、何となくボロっちい雰囲気までは拭い去れない。部品の裏面までキレイにすると・・・ア~ラ不思議! 結構全体的にキレイに見えてしまうんですね~! マシンに対しての愛着も深まるってモンです。
ちなみに鉄タンクの場合、こういう時には必ずタンク裏側にワックスを掛ける。スポークも一本ずつ磨くし、ハーネスが汚れているのも気になるので磨く。時々「オフロードやレースを走るとバイクが壊れる」という人がいるが、そんな事言う前に洗車とメンテをしろ!!!!! もちろん直接比べれば一般ユースよりは目に見えて傷むが、手を掛けてやれば永く付き合う事はできる。「このバイクをレースに使うのは勿体無い」という人は、絶対に努力が足りないと思う。洗車やメンテをしないってのは、自分でバイクを壊しているのと同じ事だと思っている。
エンジンオイルも交換。既にお気に入りとなった4CR。

そして、またもやデカールを貼り替え。オフロードバイクでは多くの場合、デカールは外装のプロテクションを兼ねている。仮に転倒せずともライダーの動きが激しい上に、泥や砂を擦り付けるために、直ぐに傷がついてしまう。勿論デカール自体の寿命はまだまだ先なのだが、一応商売柄ボロいってのも宜しくないので・・・。

6

上では厳しい事を書いてしまったが、職業柄デカールを気軽に貼り替えれるってのは、バイクをキレイに保つ上で絶対的に有利。今回は今までよりももう少し目立つようににしようかな・・・と思ったら、ありがちな雰囲気のデザインになってしまった。なんか普通っぽくて面白くないですな。まあいいや。

Epsn4557_2

ずいぶんシャキッとしたが、何故かサイレンサーが外してある。
続く。

田中麗震愚の宴会&走行会の案内はこちら。

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