本番まで10日を切った。
俺はメンバーの中では遅い部類なんで、ビルダーとしての役割(笑)とメカに重点を置いているワケで。
いつも思う事なのだが、このレースではチューニング車両は明らかに不利だ。最後まで持たせる事を考えるだけで頭がパンクしそう。
なんでクラスを分けたり、ペナルティ食らったりするんですかね・・・とボヤキつつも、逆にイジリ系の俺にとってはやりがいのあるものに感じたりして。
ハーネスを解いて改良。
280馬邪と付き合いだしてから、この作業もすでに3回目。今回はHIDの配線が加わってしまう事もあって、よりトータルな見直しを図る。
レースに使うには不必要なサイドスタンドスイッチ、クラッチスイッチ、ニュートラルスイッチに加えて、ベースとなっているのがXR250BAJAなので、フロント周りに異常な量のモジャモジャ電線があるのだ。
現状は不要な電線やカプラーを間引いてしまい、バッテリーに接続するラインを太くしたりしてある。
ハーネスをバラした事のある人は知っていると思うが、1本の電線を各カプラーに振り分ける為に、同じ回路上に細い線が何本もある場合がある。サイドスタンドスイッチなどを取り外すと、コイツらがかなり省ける。
さらに280馬邪の場合は、ヘッドライトとテールランプの配線は必要だが、ウインカーは不必要。ノーマルからするとビックリするくらいメインハーネスが細くなっている。
ただし、前回この作業を行った時は、配線の被覆の色を残すために電線の入れ替えはあまり行わず、基本的にはカプラーもノーマルを使用している。
地道な作業を続けるだけなので、特筆する事は何もない。
手持ちの電線は黒・赤・青・緑の4色しかないので、後で判り易いように振り分けた。電線の本数はかなり減るので、全くワケが判らなくなる事もないだろう・・・つっても、テスターは必須ですが(爆)。
カプラーそのものはノーマルを使用するが、中身の端子は極力取り替えた。
極小のマイナス精密ドライバーで端子を押し出し、爪付きの新品端子に取替え。ああメンドイ。
HIDの2次側は仮にも高圧なので、キットのものは防水カプラーを使ってある。勿論使えるところはそのまま使うつもりなのだが、配線の長さが合わないし、カプラーもデカイし、接続はともかく切り離しに時間が掛かる。
カプラーを付け替えなければならない箇所をどうするのかは、思案中。普通のカプラーに防水&絶縁のカバーを取り付けるか、ギボシにするか、素直に防水カプラーを買ってくるか・・・。
今まで使ってきたノーマルヒューズボックスはデカイし、大きなカプラーで接続されているので、天下のエーモンのホルダーに取替え。
ホントは小型ヒューズを採用してグラム単位の軽量化をしたかったのだが(ホンキにしないように)、店頭在庫切れのため断念。
ちなみにテールランプ取り付けのために残してあったコネクターが死んでいた理由は、アッサリと判明。何故か何処にも接続されていませんでした(爆)。
このコネクターは以前は使っていたのに、いつのまにこんな事やったんだろう(笑)。
あと、夜間給油時の工夫として、透明ポリタンク下部にLEDを仕込んでおいて、ニュートラルに入れるとLEDが点灯して残量が見えやすくなる・・・というモディファイをしたかったのだが、280馬邪はニュートラススイッチが折れてしまっているのだ。残念。
非常に面倒くさい作業だが、個人的にはそれほどキライな部類ではない。
電線は8割がた入れ替わり、端末が未処理な箇所もあるものの、ほぼ完成。
リヤサスもオーバーホール。
中身の部品は数セットストックしていたので、総取替え。
もう慣れてしまったので、特筆する事も無し。
一応280馬邪は「坂内2DAYS special」なんで、各所に特別な工夫が為されております。そのへんは全てトップシークレットですよ。ヒヒヒ