趣味で自転車に乗るという事は非常に敷居が低い事だと思うのだが、自転車趣味人というのはどうにもブランド志向が強いような気がする。
バイク(モーターサイクル)の場合は「貧乏カスタム」とか「コソク改」といったジャンルも確立されているが、俺が知る限り自転車を切った貼ったする人はほとんどいない。
さて。
ちょっと本格的な自転車が欲しいな~と思ったら、然るべきショップに行くのが妥当な線である。
実際に俺も数件覗いてみた。しかし、モーターサイクルの場合以上にショップの考えを押し付けられるような気がして、俺としては結局、ネットショップで購入するのがベターという判断に至った。
自転車なんて非常に単純な構造なので誰が整備しても大して変わらんだろうし、たかだか自転車如きに乗るのに(失礼!)ショップとの付き合いを強要されるのは非常に不本意である。
(自転車の場合はメーカー、あるいは問屋からショップに向けて、バラされた状態で出荷されるため、自転車屋さんが組み立てる必要がある)
どんな風に送ってくるのだろうと思ったら、全く種も仕掛けも無い梱包でビックリ(笑)。
そして、開梱し始めて真っ先に出てきたのがコレだ(爆)。
さっそく乗ってみると・・・真っ先に気付いたのは、クランク(ペダル)が左右並行に回転していないな・・・という事である。
そして、意外に回転抵抗が大きい。これはまだアタリが出ていないからだろうと思い込むことにした。
ところが、今一度確認したところ、なんと組み間違い。
フロントスプロケットはクランクシャフト径よりも一回り大きな穴になっており、本来はそこにブッシュをはめ込んだ上でシャフトに挿入するべき。ところがブッシュの向きが間違っており、シャフト径よりも大きな穴のスプロケが取り付けられている状態であった。
当然偏芯した状態になってしまうわけで、クランクが回転するたびにチェーンが張ったり緩んだりするし、クランクが真っ直ぐ取り付けられていないしで、丸っきり素人の仕事であった。
俺が自分でバイクを整備するのは人を信用できないからであり(必ずしも整備の腕の問題ではなく、他人に任せるのが苦手というかヘタクソ、つまり俺は人徳が無いのだ)、こんな事なら組んでない状態の自転車を送ってもらって自分で組んだ方が100倍マシである。
しかし、自分で整備しない人が通販でこういった組み間違い車両を受け取ったら、どういう対応をするのだろう?
自分で組みなおして解決したものの、先方には一応、クレームのメールを送った。そしたら謝罪のメールが返ってきたのだが、何となく形式的に返してきた文面。やはり近所のショップで買うべきであったかと後悔した。
(ちなみに上の写真のダンボールに印刷されている『モトクロス・インターナショナル』はmongooseなどの総代理店で、ウチからかなり近い・・・なので、今回無意味に800km程度移動した事になる)
先日ハイエースを車検に出したら、やはり素人整備で問題が発生。俺ってそういう星の下に産まれたのか?
タイミングベルトを交換するに当たり、当然エンジンのフロント側をバラす訳だ。そして復旧する際にエアコンのコンプレッサーのセンサーのコネクタをハメ忘れやがったので(笑)、エアコンが作動しなくなってしまった。クレームで突っ返したら、整備技術云々とは別問題で謝罪がちゃんとしていたため、それ以上の文句を付ける気にはならなかった。
俺は相手の弱みにつけ込んで鬼の首でも取ったかのようにワーワー言うのは嫌いだ。
逆に、クレームを付けられた側も、ちゃんと自身の失敗を認めて心から謝罪をするべきである。