THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

男旅2013夏・6日目

2013-08-24 07:28:20 | 旅・冒険・温泉
最終日。
元々は4泊5日程度の予定のつもりだったが、1日延長したので6日目となる。用意していた米は全部使い切ってしまったので、朝食はパン。
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炭火で炙って、パストラミサンドにしてみた。こりゃまた美味。

ここ平湯キャンプ場。写真では一見環境が良いように見えるが・・・。
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反対側は目の前には国道が通っていて、夜中でも轟音とともにトラックが通る。
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昔は夜になれば、まるでクルマなんて通らなかったのに。

平湯のキャンプ場で受け付けの際に温泉施設の「ひらゆの森」の割引チケットの購入を勧められたが、アもスもなく遠慮した。
理由は、歴史ある公共露天風呂、神の湯に入るため。
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今さら時効なので書いてしまうが、20年位前、真夜中(2時くらい)に安房峠を抜ける際に神の湯に立ち寄ったら、営業しておらず。当たり前だ。バイクは乗り入れできなかったものの、人の出入りはできたので、コッソリと入ってしまった事がある。とても軽はずみな事をしたと、反省している。
この頃は安房トンネルはおろかガソリンスタンドもなくて、航続距離の短いVmaxで、ガス欠にヒヤヒヤしながらニュートラルで安房峠を下ったっけ。
今回入浴中に、神の湯管理スタッフの話を横で聞いていたら、ずっと管理してきた爺さんが引退する際に一度、神の湯は存亡の危機に晒されたらしい。「こんなに価値のある露天風呂を失くしたらイカン」と地元有志が立ち上がり、持ち回りで管理する事で存続しているそうだ。どうりで受付小屋の奥に似つかわしくない人達(失礼)が数人座っていたような。
神の湯がある限り、若かりし頃の無礼のお詫びとして、また来なければならない。

さてさて、温泉はここ神の湯でラストとするが、どうせここまで来たのなら是非とも行っておきたい所がある。開田高原である。

なつかしい安房峠を下り(ちなみに昨夕は安房トンネルを使った)、野麦峠。バックは乗鞍岳だ。
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そして木曽街道へ。
計ったように昼に目的地に到着。
蕎麦を食うのだ。

かなり昔の事になるが、やはり20数年前、毎週月曜日に必ず、ハイスピード温泉ツーリングに行っていた時期があった。
友人と2人で濁河温泉から山道(クルマがすれ違いできないような)のワインディングを抜けて開田高原に出た頃には、とうに昼の1時は回っていて、腹が減りまくっていた。
たまたま「そば」と書かれた幟旗を掲げた看板すらない店を見つけ、「こんなところしかないのかよ」と言いながら店に入ったら、店の人が出てこない。
痺れがきれた頃に、店主がいきなりざる蕎麦を持って出てきた。
どっちみちメニューがざる蕎麦しかないので、マジックミラーで店内の様子を見ていて、客が入ったら茹でているのだそうだ。

そして、この蕎麦が目玉が飛び出るくらいに旨かった!!

以来、定期的にそこへ蕎麦を食いに行くようになった。
その後、その店と至近距離にもう一軒そば屋を発見。どっちが旨い、とか無粋な事は言わないが、やはりどちらも忘れられない味なのである。

この日は当初の店は営業していないようだったので、もう一軒の方へ。
しばらく足を運んでいないうちに店は新しくなっており、店の前には既に席が空くのを待っている人達。
俺と正吉君は滑り込みセーフで蕎麦が無くなる前にありつけることになった。
以前は2時近くに来ても普通に蕎麦を食べれた記憶があるが、当時と比べて値段も倍くらいになってしまった。店に到着してから蕎麦を口にするまで、1時間半近くも掛かった。しかも正午には「本日は終了しました」の立て札。
当時は「俺が見つけたんだぞ」みたいな気持ちもあったのだが、さすがに情報社会。もう少し秘密の店であって欲しかったなあ。
今回の写真は屁のツッパリで、店名は画像処理で消しておく事にする。
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蕎麦は、当然旨い。

普通盛りは2枚、大ざるは3枚。正吉君は2枚も食いきらないだろうと思って普通盛りを2つだけ注文したら、無理して1枚半くらい食いやがった。
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チビでも味は分かるらしい。

今回の旅はこれで終わり。
5泊6日、走行距離1250km。行った温泉地は10箇所、浸かった湯船は14箇所。それとは別に足湯が3箇所。使ったお金はガソリン代・高速代別、食費やキャンプ場代込みで2万円強といったところ。
昼食は全ておにぎりを作った。店で食事をしたのは最後の蕎麦屋と、道の駅でソフトクリームを1回食べただけだ。
人の集まる場所に行くのもいいが、こんなのもなかなかいいだろう?

コメント
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