正吉君がバイクに乗るようになって丸2年。
BMXも2年近いキャリアがあるので、これでBMXの経験年数を追い越したことになる。
同じ2輪車だけど、BMXとバイクの世界では、何もかも異なるように感じている。そこに流れる文化そのものが違うとでも言ったら良いのだろうか。
BMX乗りが使う言葉に「ローカル」というのがある。「地方の」というところから転じて、「地元の人」「そこのコースをホームコースにしている人」という意味。今風の言葉で言えば「住人」といった感じかな。
BMX、特にダートジャンプ系は、どこかの敷地に間借りするようなスタイルでひっそりとコース(トレイル)が作られるケースが多い。「ローカルの人」のSNSでも、場所を特定できるような書き込みは暗黙の了解によってNGで、仲間内での口コミだけが情報源となる。
ハナシは逸れるようだけど、実は正吉君にも秘密の特訓場所がいくつかある。ブログに書かないのはフィールドを守りたいがため。山に行った、河原に行った、とある空き地で練習したというのは、ネットに書かないのがマナーだと思うよ。
BMXの場合は、コースを重機で整備するような事はごく稀で、ほとんどの場合はローカルの人達が手作業でDIG(ディグ=掘る、の意)する。ライディングするにはDIGが欠かせないのだ。
走行料金は無料とか、場所代として\500くらいのケースが多いかな。
施設というよりコミュニティであり、DIGを含めてライフスタイルとしている人も少なくない。
そんなスタイルだから、ローカルの人のそのフィールドに対する想いは、とても深い。
有料施設やレーストラックでも、BMXコースの場合は必ずそういった血が流れていると言っていいんじゃないかな。
モーターサイクルの場合は始めるのに結構なイニシャルコストが掛かり、BMXよりは競技人口も多いので、コース運営が有料で成り立ったりする。要するに利用するライダーはお客さんになる。
俺たちライダーは、ついついそこで勘違いをしちゃったりするんだけど、必ずしもそれだけのものではないはずだ。
モトクロスランド多度は子供が最も練習しやすいコースだから、他のコースに比べても常連さんの比率が高く、大人のライダーも居付いてしまったりする。
モトクロスの場合はDIGはできないけど、子供たちが安全に走れるように小石を拾ったり、ときにはスイカの差し入れがあったりして。
俺には人徳も何もなければ人への気遣いもできない。家にスイカ畑があるわけでもないから、差し入れもできない。何か自分らしくできる事がないかな~と考えて、決めた。
表彰台をリニューアルするぜぇ(笑)。
見た目がキタナイんで(ゴメンチャイ笑)、職業柄もあって以前から気になっていたんだけど、もしかして昔のキッズライダーたちが描いたのかな~と、特に触れずにいた。
勝手に変えちゃうのはマズいだろうから、ちゃちょうに聞いたら、「俺が林の絵を描こうとした」…のだそうだ(笑)。
開幕戦までに間に合うように、少しずつ進行中。
仕事で余った材料、今後使わない材料を中心に、あまりお金を掛けないように作業を進めますわ。
目標は、「ポディウムの見た目は日本一」。富士や鈴鹿などの国際サーキットを含めてしまうとキビシイので、モトクロスに限ってという事で(笑)。必ずや全日本の表彰台よりもカッコよくしてやるぜぇ。
俺自身も楽しみながら進めるので、皆様は気にせずに練習走行してくだされ。
作業してるとキッズのパパママを始めとして、みんなから声を掛けられるんだけど、それが自分の事のように「ありがとうございます」という言葉が多い。
ということは、やはりみんな自分がローカルだという意識があるんだね。これはとても嬉しい。モトクロス界もBMXに負けてはいない。
さてさて。
元々、2月11日の建国記念日にも正吉君を練習に連れて行ってやる約束をしてたんだけど、仕事が片付かずに断念。
13日の土曜日に行こう、とは言ったものの、結局仕事が片付かず(笑)、午後から多度に参上した。
何かを掴みかけているようなので、練習させてやりたいなあ、と。
色々な工夫をして、様々なトライをした結果、正吉君の場合は65の練習が50のためになることはあっても、50の練習が65の上達にコミットする事はないようだ。
いや、それどころか50の練習は65の上達の足を引っ張ってるんじゃないかな。
なので、交互に乗らせることはしないことに決めた。基本は65で練習をして、2時のスタートバー以降は50のみとする。場合によっては50の練習はもっと短く。
日曜日のスタートバーの時、ちゃちょうが少し困ったような顔をして、「3コーナーでコケてエンジンを掛けれなくてしばらく停まっている子がいて、正吉君がバイクを止めてどうするのかと思ったら、コケた子を助けに行った」と言っていた(笑)。
助けに行くのはいい事だけど、レースでそれをやったらドンケツになるわけだからね。
1977年の鈴鹿のF2000で、トップを走っていた高橋国光氏がゴール目前、周回遅れのマシンのクラッシュを目にして、自らのマシンを停めて人命救助にあたった。
後続のドライバーもこれに倣ったため、チェッカー前のその時点を以ってレースは中断成立、高橋国光氏は正に男を上げる勝利を手にした。
・・・というのは、俺が古くから愛読する「サーキットの狼」からの受け売り(笑)。
俺は正吉君には、「PWに乗っているような小さな子がコケて困っていたら、助けてあげて」と教えている。どうやらそれを拡大解釈したようで(笑)。
う~~ん、難しい判断だけど、俺は今回、それでOKと言っておいた。
勝負である以上は甘さは禁物。でも、果てしなく強く、果てしなく優しく育ってもらいたい。
父ちゃんバイク乗り、母ちゃんバイク乗り。正吉君と同じ2年生の男の子、バイク乗り。
一番下の女の子は毎週のように有無を言わさず多度に連れてこられ、「帰りた~い」と駄々を捏ねたり、「ちゃちょうが怖いから来たくない」とパパママを困らせたり(笑)。
彼ら家族にとって、彼女がバイクに乗ってくれるかどうかは、人生を左右する重大な事なのだ。
あんまり気にしてなかったのだが、日曜日はバレンタインデーだったな。
女の子達はやっぱ優しいね。モトクロスをやっているからといって、男勝りの子になっちゃうわけではないみたい。ありがとう。
相変わらず謎のトレーニングに励む正吉君。
BMXも2年近いキャリアがあるので、これでBMXの経験年数を追い越したことになる。
同じ2輪車だけど、BMXとバイクの世界では、何もかも異なるように感じている。そこに流れる文化そのものが違うとでも言ったら良いのだろうか。
BMX乗りが使う言葉に「ローカル」というのがある。「地方の」というところから転じて、「地元の人」「そこのコースをホームコースにしている人」という意味。今風の言葉で言えば「住人」といった感じかな。
BMX、特にダートジャンプ系は、どこかの敷地に間借りするようなスタイルでひっそりとコース(トレイル)が作られるケースが多い。「ローカルの人」のSNSでも、場所を特定できるような書き込みは暗黙の了解によってNGで、仲間内での口コミだけが情報源となる。
ハナシは逸れるようだけど、実は正吉君にも秘密の特訓場所がいくつかある。ブログに書かないのはフィールドを守りたいがため。山に行った、河原に行った、とある空き地で練習したというのは、ネットに書かないのがマナーだと思うよ。
BMXの場合は、コースを重機で整備するような事はごく稀で、ほとんどの場合はローカルの人達が手作業でDIG(ディグ=掘る、の意)する。ライディングするにはDIGが欠かせないのだ。
走行料金は無料とか、場所代として\500くらいのケースが多いかな。
施設というよりコミュニティであり、DIGを含めてライフスタイルとしている人も少なくない。
そんなスタイルだから、ローカルの人のそのフィールドに対する想いは、とても深い。
有料施設やレーストラックでも、BMXコースの場合は必ずそういった血が流れていると言っていいんじゃないかな。
モーターサイクルの場合は始めるのに結構なイニシャルコストが掛かり、BMXよりは競技人口も多いので、コース運営が有料で成り立ったりする。要するに利用するライダーはお客さんになる。
俺たちライダーは、ついついそこで勘違いをしちゃったりするんだけど、必ずしもそれだけのものではないはずだ。
モトクロスランド多度は子供が最も練習しやすいコースだから、他のコースに比べても常連さんの比率が高く、大人のライダーも居付いてしまったりする。
モトクロスの場合はDIGはできないけど、子供たちが安全に走れるように小石を拾ったり、ときにはスイカの差し入れがあったりして。
俺には人徳も何もなければ人への気遣いもできない。家にスイカ畑があるわけでもないから、差し入れもできない。何か自分らしくできる事がないかな~と考えて、決めた。
表彰台をリニューアルするぜぇ(笑)。
見た目がキタナイんで(ゴメンチャイ笑)、職業柄もあって以前から気になっていたんだけど、もしかして昔のキッズライダーたちが描いたのかな~と、特に触れずにいた。
勝手に変えちゃうのはマズいだろうから、ちゃちょうに聞いたら、「俺が林の絵を描こうとした」…のだそうだ(笑)。
開幕戦までに間に合うように、少しずつ進行中。
仕事で余った材料、今後使わない材料を中心に、あまりお金を掛けないように作業を進めますわ。
目標は、「ポディウムの見た目は日本一」。富士や鈴鹿などの国際サーキットを含めてしまうとキビシイので、モトクロスに限ってという事で(笑)。必ずや全日本の表彰台よりもカッコよくしてやるぜぇ。
俺自身も楽しみながら進めるので、皆様は気にせずに練習走行してくだされ。
作業してるとキッズのパパママを始めとして、みんなから声を掛けられるんだけど、それが自分の事のように「ありがとうございます」という言葉が多い。
ということは、やはりみんな自分がローカルだという意識があるんだね。これはとても嬉しい。モトクロス界もBMXに負けてはいない。
さてさて。
元々、2月11日の建国記念日にも正吉君を練習に連れて行ってやる約束をしてたんだけど、仕事が片付かずに断念。
13日の土曜日に行こう、とは言ったものの、結局仕事が片付かず(笑)、午後から多度に参上した。
何かを掴みかけているようなので、練習させてやりたいなあ、と。
色々な工夫をして、様々なトライをした結果、正吉君の場合は65の練習が50のためになることはあっても、50の練習が65の上達にコミットする事はないようだ。
いや、それどころか50の練習は65の上達の足を引っ張ってるんじゃないかな。
なので、交互に乗らせることはしないことに決めた。基本は65で練習をして、2時のスタートバー以降は50のみとする。場合によっては50の練習はもっと短く。
日曜日のスタートバーの時、ちゃちょうが少し困ったような顔をして、「3コーナーでコケてエンジンを掛けれなくてしばらく停まっている子がいて、正吉君がバイクを止めてどうするのかと思ったら、コケた子を助けに行った」と言っていた(笑)。
助けに行くのはいい事だけど、レースでそれをやったらドンケツになるわけだからね。
1977年の鈴鹿のF2000で、トップを走っていた高橋国光氏がゴール目前、周回遅れのマシンのクラッシュを目にして、自らのマシンを停めて人命救助にあたった。
後続のドライバーもこれに倣ったため、チェッカー前のその時点を以ってレースは中断成立、高橋国光氏は正に男を上げる勝利を手にした。
・・・というのは、俺が古くから愛読する「サーキットの狼」からの受け売り(笑)。
俺は正吉君には、「PWに乗っているような小さな子がコケて困っていたら、助けてあげて」と教えている。どうやらそれを拡大解釈したようで(笑)。
う~~ん、難しい判断だけど、俺は今回、それでOKと言っておいた。
勝負である以上は甘さは禁物。でも、果てしなく強く、果てしなく優しく育ってもらいたい。
父ちゃんバイク乗り、母ちゃんバイク乗り。正吉君と同じ2年生の男の子、バイク乗り。
一番下の女の子は毎週のように有無を言わさず多度に連れてこられ、「帰りた~い」と駄々を捏ねたり、「ちゃちょうが怖いから来たくない」とパパママを困らせたり(笑)。
彼ら家族にとって、彼女がバイクに乗ってくれるかどうかは、人生を左右する重大な事なのだ。
あんまり気にしてなかったのだが、日曜日はバレンタインデーだったな。
女の子達はやっぱ優しいね。モトクロスをやっているからといって、男勝りの子になっちゃうわけではないみたい。ありがとう。
相変わらず謎のトレーニングに励む正吉君。