THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

20000HITありがとうございます。

2007-02-14 12:43:24 | チョイ毒エッセイのようなもの

このような回りくどくて文字だらけ、どこの馬の骨とも知れぬ男が書いている能書きブログを読んで下さり、まことにありがとう御座います。

Dsc_0023

↑2004年・坂内2DAYS EDにて 夏目健司氏撮影

知人から良く、「ブログはいつ記事を書いてるの?」と聞かれる。
実は俺、投稿フォームで作文している訳ではなくて、事前にテキストを作っているのだ。

投稿フォーム上で文章を書いていくと、どうしても誤字脱字が多くなる。
商売柄、或いは俺の性格上、誤字脱字や変換ミス、表示レイアウトの悪さ等を非常に嫌っているのである。俺が2○ゃんねる用語を避けているのはココに起因しているのだが…。※誤字脱字や変換ミスを逆手に取った用語がある。

MSワードやワードパッドで作業して、書きかけの文章は保存しておく。時間があるときに続きをやる。
自分が確認した限りでは、投稿フォームを使用すると改行時に必ず行間が空いてしまう様だが、テキストを作成しておけば自分が意図したレイアウトにできる。(※HTMLを編集すれば変更は可能、例えば改行時に行間を空けない場合は、</p>を<br />に変えてやれば詰める事が出来る様だ)
MSワードならば不自然な言葉は指摘してくれるというメリットもある。

それと、このブログの記事の中で、ニュース性の低い記事の殆どは事前に書き溜めた物である。常に10件位の記事をストックしている。何を隠そうこの記事も20000HITに備えて事前準備した物だ。
アップするタイミングを逃してしまい、数ヶ月フォルダーの中に居座っている記事もあるし、最終的にボツにした記事もある。

「そんなのブログじゃ無い」と言われそうだが…ごもっとも。
まあ、趣味の物までHPを作成する余力が無いので、更新が楽なブログを選んだワケです。
僭越ながらもカスタムの参考になるようなウェブサイトを目指しているのだが、ブログは過去の記事を引っ張り出して読むのが大変だという欠点がある。で、「マシン紹介」なんて項目の書庫を加えてみたりして、工夫はしているつもりであります。
『ホームページ』は固定した情報を配信するのに向いており、『ブログ』は日記等のナマの情報、ニュース性の高い情報を配信するのに向いていると自分では認識している。故に、ブログは本来は他愛の無い内容や自分の意見を書き込む物であり、研究結果(と言っては大袈裟か)等の永久保存的なデータの公開には向いていない。
俺がやっている事は、既にこの時点で間違えているのだ。

アクセス数アップを目標にしている訳では無いが、公共の場に自分の文章を公開する以上は、多くの方に見ていただけるというのは大いに励みになる。
最初の内は一日当たりせいぜい40HIT位だったのに、時々突然段階的にアクセスが多くなる事があり、最近はこんなにコアで回りくどいブログに、一日当たり250件位のアクセスがある。ありがとうございます。

ちなみに画像やその他のファイルは、下記アプリケーションにて制作又は加工している。
●Adobe Illustrator ver.10 [イラストやグラフ等の制作]
●Adobe Photoshop ver.5.5(7.0もあるのだが殆ど使っていない) [DPIやサイズの変更・画像の修正加工]
●Moza [画像のモザイク入れに使う。フリーソフトで、窓の杜でDL出来る]
●いきなりPDF [Excel等をPDFに変換している。ソースネクスト製品]
●MS Excel [表計算や表の作成に使う]
ご存知の通りPDF形式はAdobeが考案した物で、フリーソフトのAdobeReader(旧AcrobatReader)で閲覧可能な万能形式。
IllusutratorやPhotoshopからは直接PDFで保存できるが、何故かアプリケーション上では文字のコピー&ペーストが出来ないので、一旦PDFで別保存してやるとテキストデータとしても活用可能になる。
IllusutratorやPhotoshopに常に触れる事で、仕事にもフィードバックやスキルアップを図ろうとしているのです。まあ偉そうな事を言っている割には、大した事はできていませんが。

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IMSのビッグタンク

2007-02-11 21:19:12 | カスタム

組み上がったばかりのSPLエンジンを壊してしまい、ションボリ…。結構なダメージなのに、それに気が付かなかった俺もワケ解らん。二重ションボリだ。
このブログにも名前が登場する某氏(今回は敢えて名前を伏せる)は、そんな俺を「ダメ人間クラブ」に引きずり込もうとしている。

が、俺は元来は地の底からでも這い上がるスーパーポジティヴ野郎である。
MD30と照合しつつME08のクロスミッションの品番を調べて、いつも純正部品を注文しているお店へトツゲキ。…が、何故?シャッターが閉まっている。ションボリ。イベントだったのかな?

仕方ないので、近所のブックオフへ行って『サーキットの狼』を探す。年末年始に自宅の片付けをしていたら、昔から所有しているコミックが出てきて、またスーパーカーへの情熱が再燃(爆)。当時のコミックを1巻から18巻までは所有しているのだが、その後は持ってない。最近(といっても結構前)に愛蔵版として「サーキットの狼」から「サーキットの狼Ⅱ モデナの剣」を収録したコミックが発売されているので、入手困難と思われるオリジナルは諦めて、愛蔵版狙いなのだが…ありません。ションボリ。

むう、「ダメ人間クラブ」に入会拒否している俺としてはこのままでは済まされない。
そんな訳で、過去に触れた事が無いIMSのビッグタンクについて記事を書いてみる。

Epsn2805 高さは結構違う。

Epsn2806 全然違う。

Epsn2807 とても同じバイクの物とは思えない?

Epsn2808 上から見下ろすと意外と差が無い。

結構見た目に差がある。シュラウド下部がかなり広がっているが、実際にはステーに締結されるので、もっと巾は狭くなる。

俺のXR250は最初期型であるが、IMSのシュラウドタイプのビッグタンクに換装してある。カスタムポイントの中でも数少ないキットパーツである。
但し厳密には専用品ではなくて、加工して取り付けている。
どういう事かというと、このシュラウドタイプのBIGタンクには年式別に3種類あって、先ず現行モデル用(純正でシュラウドの付いているモデル用)の1種類と、シュラウド無しでAI付きのモデル用の「シュラウド・コンバージョン・キット」の1種類、シュラウド無しAI無しモデル用の「シュラウド・コンバージョン・キット」の1種類の計3種。

元々シュラウドの付いているモデルはタンク本体を取り替えるだけ。
シュラウド無しのモデルに取り付ける場合は、シュラウド前方下部の取り付けステーが必要なので、これがキットに含まれている。
購入する時点まで知らなかったのだが、AIは車体左側に付いており、初期型では左側にあったホーンが右側に移設されている。シュラウド無し・AI付きのモデル用のキットは、シュラウド取り付けステーはホーン側に取り付けるが(現行XRもそうみたい)、初期型ではフレームのここに取付ステーが付いてない。この為、初期型のキットでは左側のホーンと共締めする仕掛けになっている。
ダートフリークに買いに行ったら、初期型用のキットの在庫が無かったので「自分で加工します」と別年式モデル用を買ってきたのだ。取付位置が異なるのでステーを切断して溶接し直す必要がある。

このシュラウド・コンバージョン・キットを購入したのは、「シュラウドを付けたいから」であった。というか、元々の三角タンクが好みでは無いのだ(スミマセン)。しかも元々タンクがベッコリへこんでいた。空冷エンジン車にシュラウドを取り付ける事を否定する声もある様だが、水冷のシュラウドでもアリャ単なるカバーである事は間違いない(単純に取り外しただけでは、使い勝手にも影響する場合もありそうだが)。デザイン部品というのは立派な機能部品である。
それに、バイクに対して無条件に性能のみを追求している人はまずいないと思う。性能のみを追及してばかりいたら、最後にはどのバイクも同じデザインになってしまう(大袈裟か)。俺としてはXRのシュラウドは、「デカールがプラスチックになった物」程度に考えている。ノーマルXRのシュラウドが風を集めてエンジンを冷やすなんてのは考えすぎ(スミマセン)。あまり深く考えない方がいい(爆)。カタチが気に入りゃいいんです。
ま、空冷に取り付けた場合は少なくとも「ラジエターシュラウド」では無いですな。
※シュラウド=shroud 「覆い隠す物」の意味

当初はたまーーーに練習走行できればいいや・・・位にしか思ってなかったので(このXRでレースに出るつもりは全く無かった)、ノーマルよりも小さな燃料タンク+シュラウドというのが望みであった。A-LOOPのキットは正にコレだったのだが、如何せん金額が高く(シートまでセットになっているので、相対的には然程高価ではない)、正規輸入も無いみたいなので部品供給に不安があった。
現行モデルのを取り付けようかとも思ったが、やはり結構高い。IMSのはタンクがデカくなる=邪魔で乗りにくくなる・・・というイメージを持っていたので、かなり二の足を踏んだ。結局ダートフリークに二回も実物を見に行って(この頃はまだ同店は引っ越す前で近かった)から決定。

俺は正直なところノーマルXRを良く知らない。ノーマルの乗り味の記憶もかなり薄らいできてるし、身近に現行モデルに乗っている人がいないのでマジマジと見た事も余り無い。年式や輸出仕様による違いにも疎い(それでも以前に比べれば随分詳しくなってきたとは思うが)。そんな訳で街中でXRが置いてあったりすると、ノーマルってどうなっているんだろう??とかなりジックリ観察してしまう。決して怪しい者ではアリマセン。ちなみに指一本触れない。人のバイクを勝手に触ってはイケマセン。
で、その怪しい街中XR観察で得た知識(笑)を加えた俺の絶対評価をすれば、現行モデルに対して「タンクがデカくて邪魔」という事は無い。流石に満タン(スペックで12.1リッター)にするとかなりの重量を感じるが、普段はむしろ軽いというか、重心が低い印象を受ける。

それどころか、俺のXRに限って言えば、燃費の都合上必須条件になってしまった。乗り方や走る場所の問題(ホームコースの坂内は開けまくるコース)もあると思うが、N目君のXLRでは2時間走行後の給油で約4リッターというデータを得ているし、俺のXRの前オーナーのN造さんがエンデューロに使っていた時は、3時間EDを無給油で走りきっていた様な記憶がある。俺のXRは2時間でIMSタンクをRESに切り替えさせてしまう。※その後2DAYSで使用した時は、レースの性格上あまり回さないせいか、もっと燃費は良かった。実走行データ記録は俺の手元に無いので、具体的な数字は判らない。またキャブセッティングについては、エンジンが組み上がった事もあるので、もっと詰めてみるつもり。

このキットはIMSのダートフリークモデルらしいのだが、サスガは舶来品、同梱のボルトが間違ったのが入っていたり、見た目が怪しかったり・・・。右側に残ったガソリンも使い切れないなあ。
ポリタンクの耐久性云々は良く話題になる事。俺は走行後は、出来る限りガソリンを抜いている。※長い耐油ホースに付け替えて携行缶に戻している。
それでもまあ、人にオススメできる物だとは思う。

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破壊

2007-02-10 20:36:15 | XR250

日曜日にナラシを兼ねた練習に行く為に作業を進めていたのだが、断念せねばならない。

Epsn2803

ナンとシリンダースカートが割れている。勿論ミッションのカケラを打ち付けた為と思われる。とほほ・・・。

先週走ったとき、登りの右タイトコーナーで2速で開けていったら、突然「ガツン!」と衝撃的にエンジンが止まった。多分この時にミッションが割れてシリンダースカートとの間に挟まったのだろう。結構ギャップのある所だったので、その時点では単なるエンストだと思ったのだが・・・。
不幸中の幸いで、割れはスカートの下の方。ピストンが下死点まで下りてきても、割れた部分はピストンリングに達していなかった。

スリーブを打ち替える手もあるが、元N造さんエンジンのシリンダーをボーリングした方が良さそう。

アララ、これではホントに元N造エンジンは部品取りになってしまう。

今後の方向性を考えると・・・。
●シリンダーは元N造さんエンジンから移植、ボーリング
●ミッションはME08用の新品を入手して換装(中古ミッションはもうコリゴリ)

不安材料があるのにゴマカして組んでもロクな事にはならないと、改めて勉強した。
部品の手配やボーリングの依頼等をせねばならないので、SPLエンジンの作業の紹介は暫く休み。
散乱した各部品を整理しつつ、元N造さんエンジンの状態の紹介などをしていきます。

そういえば、Vmaxもアレっきりになっているのであった。

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280エンジン解体

2007-02-10 00:11:49 | XR250

Epsn2800_1

10時半に作業開始して、本日中に終了する筈だったのだが、シリンダーベース・ガスケットに液体ガスケットを塗って組んだので(面がイマイチだった)、外れねえ・・・

Epsn2802

もうちょっとで解体終了なのに。12時になったら作業中止しようと思っていたので、本日はこれまで。

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初代エンジン、解体

2007-02-08 22:46:31 | XR250

まずME08のミッションの金額を調べる・・・手持ちの資料が非常に古いので(いまだに良く話題にあがる’95ダートクール春号!・・・XRをイジり始めたら某K氏が譲ってくれた。重宝してます。THANXです。)価格はアテにはならないが、2~5速だけで約2万円。先日の記事で紹介したギヤ比のグラフから考察する限りでは、ME08のミッションを組むとスプロケも変更する必要がありそう。するとコマ数の関係で必然的にチェーンも・・・。※今の丁数でも5速が使えないだけでクロスミッションの恩恵には授かれると思われるが。トータルで最低3万5千円位か。ちょっと掛かりすぎ?

対して初代エンジン=元N造さんエンジンの物を移植する場合、細かい物を除けばタダ。このミッションが大丈夫という保障までは無いが、少なくとも現在搭載状態の元焼き付きエンジンよりは信頼できる。
他のメリットとしては、元N造さんエンジンをバラしてチェックできるという事。メーターが元々外されていたので定かではないが、現在の走行距離は推定で15000~18000位だから、いい加減OHの頃合いだ。N造さんは2年落ち位で中古にて入手、俺の記憶が正しければ(かなりアヤシイ)その時点での走行距離は8000キロ程度で、最初のオーナーは街乗りにしか使ってなかった模様。N造さんは入手直後は主に林道、暫く後にはエンデューロをメインに使ってきた。メンテナンスに手間やお金を掛ける人では無いが(スミマセン)、確実にオイル交換位はやっていた筈だ。
本来はコレは腰上のみOHして(スリーブ入れ替え+ハイコンプ)排気量はそのままでイジろうと思っていた。純粋なスペアとして置いておくか、又は某ミニバイクのスワップ用とする予定であった。このエンジンを部品取りにするのは忍びないのだが・・・。

とりあえずN造さんエンジンのミッションの状態を見てみない事には使えるかどうか判らないので、解体作業に突入。
解体終了。

Epsn2795

エンジンは全体に非常にキレイ。一定以上の品質のオイルを一定以上の間隔で交換していた証拠ですな。
その割りにミッションは思っていたほどは状態は良くない。こんなモン?

Epsn2798

とりあえず現在搭載状態のエンジンを降ろして解体します。
解体終・・・の訳は無い。
仕事が終わってから2基もバラすのは、サスガにメンド臭くてやってられん。単気筒だから楽だが、マルチエンジンだったら発狂するぞ。

元N造さんエンジンの状態の紹介は、又の機会に改めて。

コメント (2)
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ウワ、やっちゃってます。

2007-02-07 22:47:20 | XR250

先日走行した際にミッションがおかしかったので、右クランクケースカバーを外してみた。

ん?んん~~~~?

Epsn2788

ミッションのカケラが・・・走ったときの状況を思い返してみると、多分二速。

実はこのミッション、元々メチャクチャ痛んでいた。オークションで購入したエンジンが焼きついており、一部では虫食いまで発生していたのだが、ブラストを掛けてゴマカシて組んでしまった。上のギヤの方が痛みが激しかったので、まあいいだろうと甘く見ていたのだが、アッサリ割れてしまった。↓痛んだ状態のミッションEpsn2079_1

またクランクケースを割らなきゃイカンが、迷うのはミッションの選択。一代目エンジンからMD30の物を移植するか、クロスミッションのME08の物を組むか。

暫く考えます。

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溶接について能書きをタレてみる。

2007-02-07 13:04:21 | 工作

溶接について人から聞かれる事が多い。
また、溶接をやった事が無い人と話をすると、基本的な部分で勘違いをしてたりするので、俺なりにまとめてみた。
専門的な説明ではなくて、極力判り易くなるように心掛けたつもり。

「溶接」と呼ぶ為の大前提として、くっつけたい物同士を溶かして接合しなければならない。
つまりボンド(接着剤)とかロウ付け(ハンダ付けもこの一種)はここでは除外する。※数々の文献を調べると、ロウ付けは一応溶接にカテゴライズされる。俺がここで言う溶接とは「融接」の事であり、くっつけたい物=母材同士を溶かしてくっつける事を指している。ロウ付けの場合は母材を溶かさないので接着剤的。

まず、町工場レベルの設備としても一般的な物を紹介。

被覆アーク溶接。いわゆる「溶棒」である。単に「アーク溶接」というと一般的にはこの事を指す(ホントはここで紹介する溶接方法は全てアーク溶接)。
ホームセンターでも最も普通に売っている種類で、クランプ状のホルダーで溶接棒を保持して作業する。システムが単純なので個人でも入手し易く、プロが使う場合も持ち運びが楽なので建設現場作業で活躍している。電極を兼ねた溶棒そのものが溶けて、母材に肉付けしていくので、溶棒が無くなったら新しい溶棒を銜え直して作業を続行する。

Epsn2777

↑ホルダーと溶棒。コードは単なる電線で、「キャブタイヤ」と呼ぶ事が多い。

半自動溶接。上のアーク溶接が「手溶接」である事に対して、コイル状に巻かれたワイヤー(溶棒に相当する)が自動的に出てくる。シールドガスの種類によってCO2MIGMAGとある。我社のはCO2とMAG両方使えるが、通常はCO2を使っている。自動でワイヤーが供給されるので、「溶棒」の時の様な面倒が無い。また、少々のスキマがあっても簡単に充填できるというイージーさもある。

Epsn2779

↑半自動溶接機のワイヤー送給機とトーチ。コレとは別に本体がある。トーチのトリガーを引くと「シュー」とガスが出てくるのと同時に、ワイヤーも出てくる。
CO2は勿論炭酸ガスの事。スパッタが激しいのが欠点。
MIGは「メタルイナートガス」の略で不活性ガス=アルゴンかヘリウムを使う。半自動の中でアルミが溶接できるのはコレ。スパッタが出難いが、高価で溶け込みが弱い。
MAGは多分「メタル・アクティベーテッド・ガス」の略(何処にも書いてないので未確認)で炭酸とアルゴンの混合ガスを使う。CO2とMIGの中間的性質、スパッタが出難く、溶け込みも比較的深い。

TIG(ティグ)溶接=アルゴン溶接。上の二種類と異なるのは、上の二種類が「バチバチバチビビーッ」なのに対して、アルゴン溶接は「シュー・・・・。」である事。上の二種類が電極がどんどん溶けて行くのに対して、アルゴン溶接では(ほぼ)溶けていかない。緻密な作業が可能。(過去の記事、アンダーガードの製作時に解説しているので、ご参考下さい)

Epsn2774

↑面は溶接光を感知して自動で暗くなる物。トーチのスイッチを押すと「シュー」とアルゴンガスが出てくる。
細長いのが溶加棒。銅メッキされているのが鉄用。ケースに入っているのがタングステン電極。1~2%のトリヤを含んだ「トリタン」と純度の高い「純タン」がある。
「アルゴン」て何?というと、俺も良く知らない(爆)。2ちゃんねる用語としてのイメージが付いてしまった感のある「希ガス」の一種で、元素周期表の一番右列に位置する。希ガスは「ヘネアクキラ」と覚えたな。周期表の右の方の元素の方が安定性が高い…だったっけ? アルゴンガスは、最も身近な所では蛍光灯の中に入っている。

最近は恐ろしい世の中で、上の3機種共一般家庭電源用の機種が売られている。俺自身は直接使った事は無いのだが、パワー不足で、消耗部品入手に困るとか、使用率(連続運転率のようなモン)が低いとか、余り良い物では無い様だ。
「上記三種類の内どれがいいの?」という質問もされたりするが、3機種とも使っている我社では、用途や作業環境、好みやその場の気持ちで選択している。
もしも誤解を恐れずに敢えて一台だけ選ぶとするならば、TIG。TIGであれば他の2機種と同じ作業は可能だが、逆は殆ど無理だからである。
それなのに何故他の機種も使っているのかというと、TIGは強烈に作業に時間が掛かるのである。あと、両手を使うので面倒くさいのである。
ザックリと我社での用途分けするとすれば、溶棒は現場用、半自動は鉄骨用、アルゴンは板金用。

被覆アーク溶接は原始的な工法のため、甘く見られたりするが、実は溶け込み量が深いという特性があり、鉄骨屋さんなんかでもまず最初にアークでくっつけて、その後で半自動で肉盛りする所もある位だ。欠点は腕によって仕上がりに差が出る事、見た目がキタナイ事、肉盛りが困難な事、アークを発生させるためにカンカンと叩かなければならないのでイラン場所に火花が散ったり、叩いてる内に仮付けがモゲたり…等等。

半自動アークの欠点をほぼ解決する。誰がやってもソコソコな仕上がり、見た目も良く、バカ穴を埋めるのも楽。欠点はボーッとやってもそれなりに仕上がってしまうので、逆にバッチリ仕上げるのが難しい事、機械が時々拗ねる事。

TIG=アルゴン溶接は緻密な作業が出来る反面で、条件に対してシビア。半自動はスキマがあってもどんどん充填できるので作業も楽だし歪みも少ないのだが、TIGではスキマがある物を無理にくっつけると、激しく歪む。電極は減らないが、アルゴンガスの減りが半自動のガスの減りに比べてもかなり早い。スパッタを発生しないので、仕上がりがキレイで、火事等の事故が少ない。

もしも全くの個人が購入するならば、アーク溶接が最大有力候補かと思う。半自動はノンガスタイプもあるが、ワイヤー等の消耗部品の入手に困りそう(ホームセンターで売っている物はワイヤーのコイルがメチャクチャ小さい)。TIGの場合はアルゴンガスの入手に困るのでは? また安価に入手可能なTIGでは交流溶接=アルミの溶接は出来ないと思う(未確認)。アークや半自動でも、溶棒やワイヤーを変えればステンレスの溶接は可能。だが、ホームセンターで売ってる半自動では多分アルミの溶接は出来ない(コレも未確認)。溶棒では100%不可。
バイクのカスタムに使うとすれば、交直両用のTIGが一台あれば事足りるのだが、やり方によっては半自動でもソコソコの事はできる。アークだと荒っぽい物にしか使えない様に思えるが、工夫次第では結構イケる

ついでに類似品(?)も紹介。

Epsn2773

酸素アセチレンバーナー。主に切断作業に使う。アセチレンを高濃度の酸素で燃焼させて鉄を溶かし、酸素を高速で吹き付けて溶断する物。茶色の瓶がアセチレンガスで左隣の黒いのが酸素。また、パイプ等を曲げる時に、材料を高温に熱するのにも使用する。ノズルを専用の物に取り替えれば「酸素アセチレン溶接」が可能だが、バイクでは使えないと思った方が良い。

Epsn2772

プラズマ切断機。やはり切断作業に使う。アーク溶接と酸素アセチレンバーナーの合いの子みたいな物。電気で金属を溶かし、コンプレッサーによる高圧エアで吹き飛ばす。酸素アセチレンバーナーよりも正確な切断が可能で、発熱量はかなり低い。グラインダー等の刃物系切断機が入らない場所でも切断できる。俺のVmaxのノーマルマフラーは、コレで中身を刳り出して改造してある。対応金属の巾も広い。

そうそう、機械の違いだけでなく、良く皆誤解してるのが、「基本的に異種金属同士は溶接できない」という事。例外は鉄とステンレス。ステンレスは鉄をベースとした合金なので、鉄とくっつける事が出来る。
俺の知ってるカスタムバイク屋さんが外注先のマフラー屋さんに電話してて、「エキパイ(ステンレス)とセンターパイプ(アルミ)を溶接してよ」と言ってるのを聞いたときは、内心ダメダコリャと思った。まあ、俺は元々遊びに行ってるだけで何もお願いはしないのだが。

我社はバイク屋ではありませぬが、本業があまり忙しくない時ならば、お礼程度の価格で作業しますよ。

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XR250BAJA改・280馬邪の仕様紹介

2007-02-04 20:07:29 | XR250

ベースは最初期型XR250BAJA。

正式名称は・・・

280馬邪

XRでは無い。グヘヘ。

↓2007年2月時の仕様

Epsn2766

↓2007年10月時の仕様

Epsn4289_4

↓2008年9月時の仕様

2008年坂内2DAYSエンデューロ・ウイニングマシン(笑)

280baja1

280baja2

280baja3

エンジン

 タケガワ-WISECO 77ピストン 277cc [][][][][]
      圧縮比11.0:1 []
        ピストントップポリッシュ、裏面ソフト&ハードブラスト
      HOTCAM-stage1+ME08用カムチェーンスプロケット [][][]
        カムシャフト左側ベアリング 非接触型シールド式6003ZZに変更
      オイル通路を一部拡大・油膜保持対策(試験的要素含む為、詳細は秘密)
      燃焼室ポリッシュ []
      ポート拡大修正&ポリッシュ[][]
      ポリッシュバルブ []
      クランクケース 内面ポリッシュ、外面ソフトブラスト仕上げ []
      シリンダー外面 ソフト&ハードブラスト複合処理仕上げ []
      シリンダーヘッドブロック外面 ソフト&ハードブラスト複合処理
      シリンダーヘッドブロック内面 ブラスト複合処理&ドリリング 
      ドリルド・クーリングフィン
      HOTROD []
      クランクウェイト&バランサーウェイト ポリッシュ
      クランクシャフト芯出し
      ミッション ソフトブラスト []→ME08用クロスミッション[]
      クランクケースブリーザー拡大 [Ⅰ]
      フライホイール軽量化   [][][][]
吸気系  KEIHIN PWK35M 加工取り付け []
      貰ったハイスロ+CR用シングルワイヤー
      レゾネータ撤廃(削り出しキャップ製作取り付け)
      ブローバイホース撤廃
      ME08用吸気ダクト
      MAXXIMスポンジエレメント[]
排気系  全てオリジナルのマフラー(手曲げ) []][][][][][][][]
点火・電気系
      イナズマワイヤー
      他車流用強化イグニッションコイル(秘密) [][]
      点火時期調整変更
      アーシング []
      小型MFバッテリーに変更
      ワイヤーハーネス加工
フレーム メインフレーム:カスタムペイント、ブラケット類切り落とし [][][]
      シートフレーム:カスタムペイント、ブラケット類切り落とし、追加補強 [][]
サスペンション
      フロントフォーク:エンドキャップのみME08用に変更 []
      フォークオイルセッティング[]
      Rサス:リビルト[][]
ホイール EXCEL(サイズ変更無し)
      メーターギヤ取り外し(CR用純正部品流用)
チェーン&スプロケット
      江沼106L F:13T R:45T [][]
      自作チェーンガード移設ステー []
ブレーキ ME08フロントマスターシリンダー流用[][]

      ME08用フロントブレーキキャリパーピストン流用[]

操作系  自作ワイドステップ []
      ZETA RIBBED WALL BAR、適当なグリップ []
      田中麗震愚オリジナルバーパッド
      左右ショートレバー
ガード類 MAGNAM加工+CYCLAシールド []
      自作エンジンガード [][]
      ACERBIS ネオプレーンゲーター

      純正フレーム左側プロテクター[]
外装   IMSポリタンク+シュラウド[]
      RM用フロントフェンダー []
      03XRマスク(ブラケット類は製作)
      XR純正シート(色違い)→初期型シート表皮貼り替え[][]
      06XR純正サイドカバー []
      MAIER MXリヤフェンダー
      全てオリジナルデカール [][][]

灯火類 ヘッドライト:自作ライトフレーム+中国製ライトケース+PIAAレンズ[][][]

      テールランプ:エイテックス・シリコンライト

この記事はXR250カスタムのサイトマップ的な物として、TOPから入りやすい様に「XR250マシン紹介」としておきます(左サイドバーをご覧下さい)。

上記各仕様の末尾のローマ数字は過去関連ページへのリンクです。

今後バイクの仕様変更する場合、このページも随時更新します。

2007.11.11更新

 マフラーⅡ・Ⅲ追加。
 Fフォークオイル セッティング追加。
 デカール変更を追加。
 リヤサス・リビルトを追加。

 

2008.12.6更新

 マフラーⅣ・Ⅴ・Ⅵ・Ⅶ・Ⅷ追加。

 ブレーキを追加。

 シート表皮貼り替えを追加。

 灯火類を追加。

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シェイクダウン・1回目

2007-02-04 19:43:04 | XR250

残った作業を無理矢理終わらせて、シェイクダウンの為に「オフザワールド鶴里(←同コースHP)」にXR250を持ち込んだ。(本ブログの参考過去記事←オフザワールド鶴里の紹介)
ちなみに知事選挙の投票は朝一番に済ませてきた。

エンジンオイルは既に規定量を入れてある。ナラシ運転なので鉱物系オイル。プラグを抜いてセルを回し、オイルをエンジン全体に行き渡らせておいた。
ガソリンはハイオクを用意。ハイオクなんぞ買うのは何年ぶりだろう? 最近はハイオクには色々な添加剤が入っており、レギュラーに対して「高級品」的な位置付けになってしまっている感がある。だが俺個人としては、本来はプラグやなんかの熱価の違いに似ていると認識している。今回ハイコンプ化しているのに加え、極秘ノウハウ(爆)故にこのブログにはアップしなかったが、少々チャレンジングな点火時期の再変更を行ってあるのだ。純粋にノッキング対策である。

余談であるが、携行缶への給油について・・・。車両に給油する場合、殆どはセルフスタンドで給油しているのだが、ご存知の通りセルフスタンドでは携行缶への給油は禁止されている。何度かコッソリとやった事はあるが、友人の中には隠れてやっていたつもりがカメラで写っていて注意された者もいるそうだ。闇雲に「ダメ」とするよりも、携行缶への給油は店舗スタッフがやってくれるとかの工夫をして欲しいものだと思う。
今回は素直にフルサービス店に行ったのだが、駆けつけてきた店員は何故かシドロモドロ。胸のバッヂには「研修生」と書いてある。「クルマ(ハイエース)に軽油満タン、携行缶にハイオク20リッターお願いします」と伝えたのだが、「クルマにハイオク、携行缶に軽油ですね?」とか言ってるぞ(笑)。訂正すると「クルマに軽オクですね」ときた(爆)。そんな燃料は知らねえぞ。身の危険を感じて、油種間違いをせぬようにしっかり見張っていた(爆)。・・・俺はこういう場合はちゃんと相手のペースに合わせてあげる事にしている。彼自身仕事を覚えなければならないので。こういったシチュエーションで相手を必要以上にイジメるヤツはケツの穴が小さい

Epsn2771_1

オフロードコースに走りに来る人達は意外とカスタムに興味がない様で、普通だと見向きもされないのだが・・・。
サスガに目立つみたいだ。
「このバイク、なに?」(車種が判らない様だ)とか、「マフラーは何処の?」とか。その中で一番良く聞かれるのが、右クランクケースカバーの溶接跡。「ホ○ダが嫌いなもんで・・・」と答えても、意外と反応は好意的だ。良かった。

今回バイクを組み立てた際に、PWKの油面を少し下げれないかと、当てずっぽうでフロートの爪を曲げておいた。明確な理由はないのだが、異常に燃費が悪いとか、低速域で濃いとかが事の発端。まあ別にだからといって油面を変えるという結論を出すのもどうかと思ったが、ジェッティングはセッティングを進める上で途中でも変更可能であるものの、油面はそういう訳には行かない。真っ先に決定する必要がある。
で、コレが裏目に出た。PWKはスペック上の標準値は実油面であり、H高の指示は無い。それなのにフロートチャンバーのドレンはMJ交換の為に、プラグタイプだ。なので実油面を計測するには何らかの治具が必要。だがXR250にはセルがあり、ドレンプラグとセルの間には殆どクリアランスが無い。結局組んだりバラしたりを10回近くやる羽目になった。

あと、セルがちょっと苦しそう。エンジンの圧縮が上がったのが原因ではない。HOTCAMにはXRのオートカムデコンプが取り付けできない(と説明書に書いてある。見た感じ付きそうにも見えたが・・・)。まあそれでも何とか回る様だ。
初始動だとは思えぬほどにアッサリ始動・・・と言っても実は本日2回、セルが回らず下り坂を使って押し掛けしている。チョークを戻したらアイドルストップスクリューとエアスクリューの調整。しっかり暖機したのちにコースイン。

組んだばかりとは思えない程に軽く回る。急激なON-OFFをしない様に、反面で負荷も掛けつつ40分を連続走行。まだ上まで回せないのでポテンシャルは不明だが、PWKに換装した為に希薄となった低速のツキやトルクが非常に力強い物となっている。アップダウンの多い鶴里を、ナラシペースでも3速ホールドで全く問題なく走行可能な位だ。
ジャンプやステアーではこのピックアップの良さは武器だ。ノーマルXRはピックアップが悪く、フロントにしろリヤにしろ抜重するにはカナリ意識的に動作しないといけないが、それが非常に楽になった感じ。
反面でフロントが上がりすぎてしまい、着地する時にバウンドしてしまう(爆)。コリャ危ない。今まででもサスには不満を感じていたものの、割と良い動き方をする為まあいいかと思っていたのだが、いよいよ対策が必要な様だ。

一本目を走り終えた後、一旦エンジンを冷やしてからタペットクリアランスの再調整をして、また走行を繰り返す。
各種のモディファイを同時に行っているので、どのファクターがどういう結果を生み出したのかについては判らない。
N目君のXLRをRFピストンでボアアップした時は何故か初期のエンジンの回り方が渋く、軽く回るようになるまでに結構な時間が掛かった。またそのXLRはボアアップ、ポート拡大修正とサイレンサー変更、エアクリーナーBOXのインテークダクト取り外しのみという内容で、カムシャフトやキャブレターがノーマルの割りに吸入力のみ強くなった雰囲気がある。その為かスロットルを開けると迫力のあるフィールなのだが、明らかに上が回りにくい。
今回もそれに近いフィールになるかと懸念していたが、全くの杞憂であった様だ。(参考過去記事
但し、良くも悪くも普通っぽい。ポテンシャルは引き上げられている筈だが、ヤバい乗り物に乗っているという感覚は無いので、つまらないという見方もあるかもしれない。
あと、サウンドが豹変した。エンジンに手を入れる前は音量こそ大きかったが、単なるマフラー交換した車両という音だった。それが空ぶかしでのレスポンスも鋭い物になり、走行時は4st250モトクロッサーよりも太い音を出していると指摘があった。

それにしてもヤケにミッションが入り難い。ん~~~~、コレは人為的ミスの様な気がするなあ。何か、右側クランクケースカバーから「コツ、コツ、コツ、コツ、・・・」と異音が聞こえる。クラッチを切ると消える。
チョット心配だったので、走行は早めに切り上げ。

右側クランクケースカバーは、後日外してチェックしてみる。
今日は無理矢理走ったけど、実際にはまだやり残した事が結構あるんだな・・・実は。

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シェイクダウンorスノーアタック

2007-02-03 22:29:16 | XR250

バイクに乗ってない。
ともするとリターンライダーにカテゴライズされかねない俺だが、去年のゴールデンウィークにXR250で走り始めて、オフを最後に走ったのが10月21~22日の坂内2DAYSエンデューロ。半年乗っただけでその後3ヶ月も乗ってない。
コレじゃ上達なんぞしない。
残されたXR250の作業は、バッテリー周りの製作と取付、外した部品の復旧、一般整備。それだけ?
んじゃ、とっとと組んでしまいます。少々突貫になっても、所詮は暫くはナラシ運転。徐々にやっていけばいい。

Epsn2759

↑作業途中のバッテリー周り。現在は無理矢理なフィッティングである。

さて、明日は愛知県知事選挙である。誰に投票するのかはともかく、朝一番に我が家の隣の投票所に乗り込み、その後走りに行こうか?

ところで…。
珍しく有益な情報が(スミマセン)坂内バイクランドHPの掲示板に掲載されている。
それは、現在のコース状況についての記事と、写真である。

0000147m

坂内バイクランドHPの掲示板の投稿写真より引用。問題がある場合はご連絡下さい。
同所は例年であれば、冬季は雪に覆われてしまう為に国道から少し入ったところにコンクリートのバリケードが置かれて閉鎖されるらしい。
俺自身は毎シーズン10月末に行われる坂内2DAYSエンデューロ以降は、坂内バイクランドに行った事が無い(自然災害によって延期されて11月開催となった事もあった)。次のシーズンでも一番早く行った事例で六月末頃。ゴールデンウィーク以前は残雪の為に走行できる状態では無く、六月頭に行われる坂内4時間EDが、言わば坂内バイクランドの山開きの様な位置付けとなっているようだ。コンクリートのバリケードはこの頃に撤収されるそうな。バイクランドそのものに残雪がなくても、もっと上の方の山から雪解け水が流れてくる。シーズン中は、この水は雨が降らない限りは完全な伏流水であるが、春先はその雪解け水が川となってコースのストレート部分を流れている為、事実上は走行が不可能なのだそうだ。
今年は異常気象、暖冬である。(※この件については、我々「バイク」という公害を撒き散らしながら走る趣味を持っている人間は、真摯に受け止めつつ、些細な事でも良いから個々に対策を講じるべきである。近い距離ならば偶には徒歩や自転車で行ってみるとか、何かやってますかな?)
寒がりの俺にはある意味では有り難いのだが、この暖冬のお陰で坂内バイクランド周辺でも例年よりも積雪が少ない様だ。
一応、俺としてはこの暖冬は地球温暖化による途中経過では無く、たまたま今年の冬の平均気温が高いだけ…と信じたい。
とすると、冬の坂内を走れるのは今年だけ、となる。
行かねば!!!!……?

イヤ、取り敢えずはXR250のシェイクダウンを確実に実施する為、少なくとも今週は行かない。シェイクダウンどころか、単なるスノーアタックになってしまいそうなので。河原のストレート部分でこんなカンジとなると、頂上付近は結構積もってるのでは?

行かれた方のご報告を期待しています。

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