我社は8月決算でして。
何故8月決算なのかっつーと、例年通りであれば閑散期であるからなのでして。
ところが今年は、如何なる事情があるのか爆忙なのでして。
3日(水)はなんとか実作業を早目に終えたので、とっとと280馬邪のエンジンのOHをしたかったのだが・・・8月の書類をまとめたり、現在進行中の仕事の問題点を打ち合わせしたりと、280馬邪の作業に取り掛かったのは22時を回っておりまして。
パカスカとバラしていく。バラしながら部品を洗浄しているので時間はそれなりに掛かるが、まあこんなモンだろう。
クラッチセンターナットを充電式インパクトで緩めようと思ったら、緩まん。
久々に埃を被りまくったエアインパクト引っ張り出した。
コマがインパクト用でない事には突っ込まないようにw クラッチはやっぱ焼けてる。
ロッカーアームのアタリは、全く問題無し。
カム山もバッチリ。
カムシャフトベアリングのジャーナル面に若干共回りした痕跡があるが、全体としてはマアこんなモンだろう。ベアリングはベアリング接着剤で固定しよう。
燃焼室も、川渡りのある坂内ばかりを走っている割には結構イイかな。
が・・・。
おかしい。
ナンか見た目にもやたらとインテーク側のバルブが奥に入っているぞ・・・?
うわあ、スゲッ!!
思わず感心してしまった(爆)。
皮一枚残した状態で、ブロー直前!!
エンジンを開ける前はバルブシートに問題を生じていてベタ当たりになっているのではと予想していたのだが、不思議な事にバルブシートはシートカットした角までクッキリと残っている。
INは2本とも仲良くこの状態なのに対し、EX側は全く問題が無い。ナニが原因なのだろう? 当然であるがこの辺りは耐久性を考えて加工は一切しておらず、ノーマルのまま。カムシャフトを交換しただけでバルブスプリングもノーマルだ。不可抗力か?
このヘッドを使い始めてから、少なくとも合計24時間以上は走っている(レース本番だけでも20時間程度、練習走行含めて恐らく合計50時間程度)。
なので、バルブのみ新品に取り替えてヨシとしよう。24時間くらいは持つだろう。
もう一つヘッドを所有しているので、最悪の事態はコチラに組み替えよう。
ちなみに今まで使っていたバルブスプリングコンプレッサー、気に入らない点があったので作り替えようと思い、N目君に貸し出したついでに酔った勢いで「アゲル?」と言っていたらしい(爆)。
で、即席でこんな部品を製作。
所要時間30秒。コイツをリテーナーに載せてFクランプで締め付ければ、ホレ! バルブスプリングコンプレッサーの出来上がり!!