THE FOURTH PARTY

チョイ毒エッセイのようなもの。コメント欄でのやりとりはしません。用事がある人のみ書き込んでくだされ。

バイクガレージ/中間精算

2021-06-28 09:30:52 | 工作

BMXの整備は全面的に正吉君に任せている。俺はほとんど手を出さない。
手を動かすことに興味があるようで、それなりに何でもやるが、時折失敗もするかな。
先日はタイヤを交換させた。「下手な道具使うよりもこれくらいがいいぞ」とタイヤレバー代わりにアイスの棒を渡したら、そこそこ普通にやり遂げた。
ただし、後でそっとチェックしたら、ビードがリムからはみ出していた笑

この後、カセットハブのベアリング交換と、YZ85のエアクリーナーをクリーニング(4ヶ月も放置していた笑)を任せてみた。
そうそう、先日の脱臼手術後の診察の際、鎖骨の骨折のことは黙っていたのだが、診察前にレントゲンを撮ったので、一発でバレてしまった笑
まだしばらくダメなんじゃないかな。マトモだったらそろそろモトクロスに復帰してたはずなのに、何やってんだろ。

さて、まだガレージを造る作業は当分続くはずだが、とりあえずここで中間精算してみる。
税込みで一見細かく書いてるようだけど、在庫品利用などは価格計上が甘いよ。

鋼材・鉄板(新規購入分) ¥107096
鋼材(在庫分)¥21800
※棚に使った不良在庫の鋼材は含まない

ボルト・ビス・アンカー類 ¥2860
※流動在庫などの消耗品類は含まない

塗料 流動在庫・不良在庫を使用

屋根・外壁の鋼板成型品 ¥103115

シャッター(送料込み) ¥63200

ドア(送料込み) ¥21500

構造用合板・断熱材・下地木材 ルーフィング ¥36883

合計¥356454

当初の目標、25万円はどこに行ったのか・・・笑
内装が終わってないので、ザックリあと¥30000くらい掛かるはず。
あと、笠木の材料が¥15000くらいかな。

元々は断熱材を入れることを想定しなかったのと、ドアは自分でアリモノを使って作ろうと思っていたこと。
支柱を1本ずつ建てていくスタイルにしたため、手間もそうだが材料も増えてしまったこと。
あと、シャッターはもっと安く入るだろうと思ってたのが脳内見積もりが外れた理由かと。

あくまで参考程度に留めてほしいんだけど、もしも全く同じ仕様を仕事で請け負ったとするなら、材料費×2.5~3だとして工事原価で¥1000000~¥1200000くらい。
支柱を1本ずつ建てて組み立てる方式だったため、加工手間が恐ろしく掛かかってしまった。そもそも俺自身は他の職人さんと比べても、日当が比べ物にならないくらいに高い。(デカールなどの客単価が低い仕事をやらないのは、これが理由。ただし現実の現場では、何人も作業に携わることなく俺1人で終わってしまうケースが多く、必ずしも高いとは言えない)
なので、¥1000000~¥1200000で請け負っていたら割が合わないだろう。
逆に、工法によってはもっと安く上がる方法もあると思う。例えば、工場で箱状に組み立ててからクレーンで現場設置すれば、手間の部分を省けてコストを下げられるはず。

ガレージはまだ完成してないけど、連載モノとしてはここで区切りとする。
この後の未完成部分の作業や、電気・照明・換気・防犯設備などは少しずつ進めていくものとする。
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バイクガレージ/中で整備してみた

2021-06-21 10:27:02 | 工作
現状、収納が少ないため、サクサクと荷物の運び込みができない。
当初からの計画で、市販の棚は原則として使わない。棚そのものを床に置くのが中心になってしまうし、壁にビス留めしたとしても、狙ったサイズのものが売っているとは限らない。
作るにも時間も材料代も掛かるわけで、このあとの進行はまたゆっくりになるはず。


なんと、50×150というサイズのアルミの角パイプ。1年半ほど前に図面指定があって使った材料の余りなのだが、今後絶対に使わない自信がある。注文したら全く普通に納入されたけど、市場では主に何に使われてるんだろう?
これをカウンターテーブルっぽい感じに使ってみた。
アルミは冬場に触りたくないくらい冷たくなるので、合板か何かの天板を取り付ける予定だったけど、これはこれでいいかな。

ガレージセルフビルドの話からは離れてしまうが、ガレージ用の工具。
今の自宅に引っ越して以来、バイク専用の保管場所がない状態でやってきた。工場に一時的に置いておくつもりだったものが、重整備の時に楽なこともあって、そのままズルズルと来てしまった。
仮置きのつもりだったから、綺麗に整頓できるような棚も置かなかったし、キャビネットはハイエースに積みっぱなしにするためにキャスターを取り外し、半分にちょん切ってしまった。
ガレージ専用の工具を一気に揃えると金が掛かってしかたない。
とりあえず最低限から始めて、少しずつ揃えていくことにする。

安物のローラーキャビネットを購入。
¥16800だったかな? 安いっちゃ安いけど、仕事で板金やってる身としては、自分が作れない電気製品のような衝撃プライスには感じない。しかも、いきなり壊れていた笑

ベル君もテンション上がりまくりだったが、猫さんのオモチャとしてはデカ過ぎなんで、すぐに処分した。ゴメンよ、ベル君。

バイクは外装の付け外しが多く、車体に対して直角・平行にアクセスする低トルクのM6~M8のボルトが多いこともあり、最も使用頻度の高いのはTレンチ。9.5sqのTハンドルを購入、全く使っていなかったKTCのラチェットセットが1セットあるので、これと組み合わせて使う。
ホントは8mmと10mmはディープソケットじゃないと入らない位置にあるボルトが多いのだが、ディープのソケットセットは後日。

あと、バイクの特徴として、2つの工具を同時に使うケースが多い。アクスルシャフトやリンケージ、チェーン周り。これも「あったほうが便利」と言い出すとキリがない。
とりあえずメガネレンチセットを購入した。コンビネーションのギアレンチが好きなんだけど、これもまた後日。

保管場所の関係で、現状絶対に使うことがないバルブスプリングコンプレッサーなどもハイエースに積みっぱなしだった。これらをガレージのキャビネットに移動。
SSTは大半は自作モノ。

ちなみに俺は、工具にはあまり拘らない。必要な機能を持っていればOK。工具に拘るのはナンセンスというか、それは工具や工具ブランドが好きな人がやることだ。ま、趣味人として気持ちは分かるけどね。


で、確か去年の10月くらいに買ったまま放ってあったスポークセットとリムを組み立てて。

やっぱ作業台がないとキビシイ。

怪しすぎる練習車のキックが空回りするようになってしまったので直して。(外してみたけど異常なし、どうも外れるはずのないスプリングが、爪から外れていたのではないかと・・・)

’20は最後に走らせた2月の記憶を辿って、サイレンサーの修理とウォーターポンプシールの交換・・・をしようと思ったら、手持ちがなかった・・・。

今まで広すぎる場所でやってきたこともあり、いざ使ってみるとやっぱ狭いね・・・笑

コンプレッサーは現在悩み中。当分先かな。
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バイクガレージ/強制稼動開始への道

2021-06-15 09:39:46 | 工作
細かい部分まで完全に完成するまで待っていると、いつまで経ってもガレージを使えるようにならない。とりあえず機能的に必然性のある部分だけは先に終わらせてしまいたい。

まずは雨仕舞い。

笠木は当初から考えているものがあるんだけど、この進行状況だとちょっと先になりそう。で、パラペット裏の板金と棟板金(という呼び方で合っているのかは不明)を笠木を兼ねた形に作って取り付けた。しばらくこのまま。何故に白いのか?それはもちろん、端材を使ったため。後々気になったら、色を塗ろう。

建物の四隅の板金、「出隅(でずみ)」を取り付け。

勢いで張っていける外壁と比べて、こういう部分は意外と時間が掛かるのよ。

シャッターは少し外壁から飛び出しているので、サイズを合わせた踏み板を製作し、取り付けた。

縁の下の部分はこの後どうするか、思案中。ほんとはレンガタイルを貼りたいんだけど・・・。

防犯の第一歩、入口ガラスの目隠し。

仕事で出た端材で、3Mのファサラ・イルミナというグラデーションのガラスフィルムを貼った。
ドアを注文する時点で型ガラス(向こうが見えないガラス)も選択できたんだけど、中から外が全く見えないのもストレスになるかな、と透明ガラスをチョイスした。フィルム貼るとかカーテンつけるとか方法あるし。
この手のアルミの框ドアは、ロック付近にバールを突っ込まれてメキッとこじ開けられてしまうので、対策方法は別途考えてある。

内装。
壁は構造用合板を張る前提の設計のため、筋交い的な要素がない。特に現状、補強的要素がない向かって右の壁と奥の壁は、最低限合板を張ってしまいたい。
また、向かって右は南向きのため、来る夏に向けて真っ先に断熱材を入れておきたいな、と。




本当は元々、合板を下地のアングルに留めていくだけのつもりで加工してあったのだが、3×6(サブロク=畳のサイズ)あたり8発しか留める事ができない。これでは後々合板が反る可能性もあるので、木下地を入れることにした。これぞ鉄骨と木造のハイブリッド工法だけど笑、なかなか面倒くさい。

作業場所が狭くて思うように動き回れないこともあって、やたらと時間が掛かってしまった。

本当はOSB構造用合板が良かったんだけど、近所のホームセンターでは内装用のヘロヘロのものしか見当たらない。強度重視で、12mmの針葉樹構造用合板にした。ちなみに、仕事で頼んでいる材木屋さん、建材屋さんではOSB合板は見たことないな。在来工法や国内の2×4では使わないからだろう。

近所の人たちは、どうやら俺を大工さんだと思っているようだ。まあいいけど笑

電気は当面は仮設のつもり。

勢いに任せて、早々と85を引っ越してみた。
今んとこ全然余裕がある。しかーし、バイクはあと4台あるんだよね笑





実際にバイクを入れてみて、室内のスケール感が分かってきた。
床に物を置いてしまうと狭くなるんで、もう一段棚を作るべきなのと、作業台(固定してしまうかどうかは思案中)もつくらなきゃ。

「航海しながら完成させればよい」というのは、宇宙戦艦ヤマト艦長の沖田十三のセリフである。
そして、形あるものは壊れる。
完成させると同時に崩壊が始まるため、いつまでも完成させずに中途半端な状態にしたほうが、より永く形を保ち続ける。
徳川幕府が260年も続いたのは、家康を祀った東照宮を完成させなかったからである。

※上下逆に取り付けたような意匠の柱をつくり、完成していないということに見立てているそうだ
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バイクガレージ/正吉君の骨折と、外壁・ドア&シャッター

2021-06-07 11:58:54 | 工作
左肩の脱臼対策の手術をして療養中のはずの正吉君だが、なんとBMXで転倒して鎖骨を折った。
どっかの施設に走りに行ってるわけじゃなくて、公園とか空き地とかで乗っている。一緒に練習してる子たちとそのお父さんと仲間たちがやってるのは、パーク&ストリートというカテゴリーなので、一緒になって無茶やってるんじゃねーかなー。
痛いと言いながらしばらく普通に生活してたくらいなんで心配要らないけど・・・今回は地元のかかりつけに行きましてね。
月末に予約している、脱臼手術の方の主治医には、どのツラ下げて行ったらいいのか・・・トホホ

実はすでにモトクロスも基礎練だけは始めつつあったんだけど、骨折したんでしばらくお休み。
一体なんなんだ笑

おかげでこの週末は作業を一気に進めたよ。

屋根と外装のトタン(とつい言っちゃうけど、トタンじゃなくてガルバ)は先週頭に入荷していた。
コイツらを張る前に、以前からの宿題だった補強。
正面側は開口が大きいので、下手なことをやるよりも板を張ってしまったほうが早いだろうと。

工場に転がっていた1.2tのトタン(これは本当のトタンで、ゼロスパングル=結晶模様がない)を張ってやった。
たったこれだけで、想定した強度を確保できた。接着併用のビス留めなんで、ロータスのようなものだ笑
なんかスキマがあったり、三角に欠けたりしてるのは、板が足りなかったから笑

屋根と外装は結構置き場所を食うんで、細かい仕上げは後回しにして、一気に張ってしまった。







一番下に水切という部材を取り付けて、あとはガンガン張ってくだけ!
これは、仕事でほぼ同様の作業がある。仕事だと、目地のないフラットなスパンドレルってやつばかりだが、やることは全く同じ。
当然、ブツは仕事の仕入先から仕入れた。
屋根と壁を合わせて、10万円くらい。




ビスは予め近似色に塗っておいた。

土曜日夕方にこの状態。

近所の人たちからは「1人でやっている」と驚かれる。でも、一人でできるような方法を考えてやっているだけで、鉄骨作ってるところとか設計してるところとか見てるわけじゃないから、驚くポイントが違うと思うんだけど、まあいいか。

あと、壁を張ってくと短時間でどんどん見た目が変わるので「いよいよ出来てきましたねぇ」なんて声を掛けられるんだけど、板金張るのなんて結構楽なんだけどなー。まあいいか。

屋根は施工経験がないので良く分からない。雨仕舞いはひたすら自然の摂理との戦いなんで、色々考えて進めてみた。屋根は発注方法すら分からない。細かい加工もしてくれるらしいけど、俺自身が分かってないから指示のしようがない。なんで自分で試行錯誤することに。

4m近い長さを、手作業で折り曲げした。死ぬかと思ったわ笑 工場の機械では2.4mまでしか曲げられんのよ。

パラペット裏と笠木は次回。
まあ、所詮はガレージなんで、多少の雨漏りは我慢しよう。


発注サイズを間違えたので切った。


作業を無言で見守っている正吉君、ドア枠が鉄骨にピッタリとはまったのを見て、メッチャ驚いていた笑




正吉君に掃き掃除させて、床塗装。

不良在庫の床用の塗料。弱溶剤の2液性ウレタンという珍しい製品で、何年前から工場にあるのか覚えがないくらい。さすがにお客さんの物件には使えないので、こういうときに消費するしかない。


シャッターは鳥居型のフレームを先に取り付け、上部のBOX部分にカセット状のシャッターユニットをはめこむ構造で、施工は楽だった。
元々、後付け用のシャッターで(一般向け通販では、なぜかこのタイプしか出てなかった)、マニュアルどおりに取り付けると壁から12cmくらいも飛び出す。それもあんまりだな、ということで、室内側から取り付けて、出巾が小さくなるようにした。

屋根、外壁ともにまだ完成には程遠いけど、これで全面囲まれた。
床が乾いたら、荷物を入れ始める予定。


作業した日の昼ごはんは手打ちうどん。ああ、なんてクリエイティブな生活なんだろう笑
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バイクガレージ/建前その2から屋根その1

2021-06-02 15:25:21 | 工作
サグラダファミリアはテクノロジーの進化で大幅に工期を縮めることができるそうだが、我が家のサグラダファミリアの工事もようやくエンジンがかかってきた。
我が家の方は俺のスイッチが入るかどうかだけ笑

全てを壁の厚み50厚に詰め込んでブレースを入れない設計なので、強度的に不利になるのは分かっていた。しかし、鉄骨の軸組みだけの状態の今、大きな力を加えると、予想していたよりも大きな振れが生じる。特に正面側はシャッターの開口がある上に、ほとんどの箇所を支柱と梁の交点でボルト接合しているため分が悪い。床の下地がアングル(雑巾絞り的に捩れる)だというもの大きいだろう。
このあとパネルを仕込んでいけば振れは納まるだろうけど、鉄骨のみの時点で、もう少し振れを止めたいなぁと。諦めてブレース入れなきゃだめかな、と思い始めた。

屁のツッパリで、本体完成後にいずれ設置する予定だった棚を、本体の補強を兼ねて溶接で取り付けてみた。

んが、やっぱ屁のツッパリくらいにしかならんかった笑

あんまり外でやりたくない作業の一つ、現場溶接。

単なるボロ布に見えるけど、買ったときは5万円くらいした、防火シート。

養生としてコンパネを立てたりして気をつけてたにもかかわらず、お隣さんの敷地内の雑草を焼いてしまった・・・トホホ



補強はまだ策があるんで、とりあえず建前はほぼ終了とする。

屋根は、当初から考えてたとおり、下地をアルミの角パイプで作る。
折半屋根だとそこそこの下地が必要になり、山の高さは小さいものでも9cm近くあってスペース的にも不利になる。
で、住宅用の普通の鋼板屋根の方がいいかなーと。
分割のない一体物をカポッと被せれば作業が早いんで、重量的に楽なアルミにしたというわけ。
本当はアルミと鉄の熱膨張率の差というものがバカにできないくらいあるので、ハイブリッドは避けたい。しかしまあ、小さな小屋なんで少々のことは諦めようかな、という感じ。



2400×3850のアルミの枠を溶接して作った。
仕事では、このサイズを一体物で作ることはまずない。


理由は、運ぶのに困るから。




構造用合板の野地板を張って、ルーフィングという屋根用の防水シートを貼った。こんなもん初めて買ったわ笑

やったことないけど、これでいいのか?笑
・・・ちなみにその後、軒先の唐草という板金は、ルーフィングの下にすることを知ったので、のちほど手直しする。

天井ができると一気に建物らしくなり、近所の子供たちが寄ってきた笑
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