『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

『ティム・バートンの世界』 森アーツセンターギャラリー

2015-02-11 | Life(日常):書いとかないと、忘れちゃう



1988年に『ビートルジュース』でティム・バートンに出会って。

まあ、若き日のウィノナ・ライダー目当てで映画館に行ったことは内緒ですが。


そっから27年間ティム・バートンの映画に親しんできて、でも、いつの間にかちょっと誤解してたかも。


要するのに、この人は単純に絵を描くことが死ぬほど好きなオタクなんだと。

そう思った。

お洒落な映像クリエイターとかでは無くてね。

勿論、「才能」と「情熱」を兼ね備えたオタクであるコトは言うまでもありませんが。


ウチの子がマーズアタックの火星人のマネをして遊んでるのを見て、来てよかったと思った。


そして、館内では2000年に公開されたフラッシュアニメ『ステイン・ボーイ』"The World of Stainboy"を上映。

ティム・バートンの絵本『オイスター・ボーイの憂鬱な死』に出てくるキャラクター、ステイン・ボーイのスピン・オフ作品。

3~4分のアニメが全6話。


なにしろステイン・ボーイの能力が、足が速いとか、空を飛べる、とかじゃなくて壁にStain(しみ)を付けるコトだけらからね・・・。

とってもふざけてます。

ウチの子が「見る!もっと見る」と言うので、全話見た。

毎回、非常に残酷なエンディングが、日本にはなかなかない感じで(笑)



物販は散財を覚悟して臨んだが、残念ながら何も欲しくなかった。

不幸中の幸い(笑)


ヒルズの展覧会は激混みなイベントが多くて毎回ヒルむけど、素晴らしかった。


あの繊細でありながらも書きなぐったようなスケッチの数々。

ティム・バートンの初期衝動に触れたね。


とか言って、結局、会場を出たあとも一番印象に残っていたのは・・・
 
ステイン・ボーイをアゴでこき使うグレンデール巡査部長の、1ミリも開かない目蓋なのだった。


<おしまい> 


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