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獣脚類の異端 (平山 滋)
2020-05-06 05:49:36
お久しぶりです。

スピノサウルスについて私が疑問なのは、何と言っても「背鰭」です。
水生だとすると、あんな物を持つ理由が説明付かないと思うんですよ。

以前は放熱器官とされていましたが、水生動物なら水に入れば身体は冷える。

魚の背鰭とは似て非なる構造で、鰭として役に立ちそうにない。
水中では抵抗になり、遊泳のために重要な胴体の可動性を損ねるだけではないかと。

イクチオサウルスもモササウルスもワニも、あんな物は持っていませんよね。

それで、私の考えでは、
スピノは他の肉食動物と比べて、ケンカに強い動物ではないと思うのです。

15m級まで育つ前の、5mとか7mとかの段階で、
同じくらいの体格の肉食動物とケンカになると、非常に分が悪いかと。

顎は他の大型獣脚類と比べると華奢だし、
前肢の鉤爪も武器としてはそれほど役には立たないのでは、
(テリジノサウルスやディノケイルスほどのリーチもないし、二足歩行では
なくなった新復元に鑑みると、自由に振り回せるものではなさそうな。)

なので、私の仮説としては、スピノの背鰭は、
身体を大きく見せることでケンカを回避するための発達ではないかと。

どう思われますか?

しっかし、
UP主さまは気嚢と二足歩行獣脚類の身体バランスについて指摘されていますが、

スピノが↓こういう体型になったのも、
https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/a/4/-/img_a431cb2d646b8f4d959fdb7d5b57df6a209994.jpg
気嚢を捨てると四つ足にならざるを得ない ということなんでしょうか。

この度の報道に接して、スピノサウルス関連情報を漁っているのですが、
スピノサウルス科の中でも、バリオ二クス亜科は二足歩行寄り体型であるのに対して、
スピノサウルス亜科に属するとされる恐竜は、スピノ以外も四足歩行傾向が強そうな体型のように見えます。
 
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