現地見学会が今日(29日)から行われ、早朝から1000人が集まっていると感心の高さを数紙が報じている。
[参考:産経新聞、共同通信、読売新聞]
世界遺産の暫定リスト、御廟山古墳初めて一般公開(読売新聞) - goo ニュース
[11月27日掲載分]
百舌鳥・古市古墳群の1つ、御廟山古墳の発掘調査・現地一般公開 29、30日に先立って、宮内庁と堺市は27日、古墳周囲から5世紀中頃の大量の埴輪片が出土したと発表した。墳丘の全長は現在の186mが約200mだったことも判明した。
応神天皇陵第2候補にふさわしい古墳であることが改めて確認されたとしている。
3段に積まれた墳丘の1段目の斜面とテラス部を調査。その結果、一段目テラスの端に並んだ円筒型の大型埴輪(直径40cm)の列を検出。周囲には2段目斜面からずり落ちた葺石が見つかった。さらに1段目斜面の下部にも大量の葺石のほか、冑形、蓋形など埴輪の破片を多数確認。祭祀を行ったと考えられている造り出し部に近い場所では、家型埴輪が見つかった。
いずれも5世紀中期ごろの製造とみられ、近くにある仁徳天皇陵の埴輪よりやや古く、仁徳より古い応神天皇の陵墓としての可能性が残った形だ。
また墳丘は、江戸時代に濠を浚渫した際に崩れ、浚渫で出た土砂をかぶせられていたことも判明。全長が現在より約14mほど大きい200mで、後円部は15mほど大きい約110mだったことが確実となった。
[参考:産経新聞、時事通信、読売新聞]
築造は仁徳陵と同時期=御廟山古墳、全長200メートル-陵墓参考地、壕を公開(時事通信) - goo ニュース
陵墓参考地の御廟山古墳、初の一般公開へ…先着5千人(読売新聞) - goo ニュース
[11月18日掲載分]
御廟山古墳・発掘調査 現地一般公開 29、30日に
御廟山(ごびょうやま)古墳(百舌鳥陵墓参考地、堺市北区百舌鳥本町1)の発掘調査が宮内庁と市によって進められているが、29、30日に現地で一般公開が行われる。
宮内庁管理の古墳が住民に公開されるのは初めてだそうである。
宮内庁と堺市は10月中旬から発掘調査を始め、12月19日に終了を予定。堀(幅約30~50m)に囲まれた墳丘護岸修復工事に伴う事前調査で、墳丘下部17カ所程度で発掘を行っている。これまでの他古墳調査から埴輪などの出土が期待されている。
公開時間は午前9時~午後4時。希望者は約1km離れた大仙公園催し広場に集合し、調査状況の説明を受けたあと現地に移動する。堀2カ所に設けた仮設橋を渡り、周囲を歩く。市は両日とも5000人の見学者を見込んでいる。
ただし、宮内庁が管理する古墳の墳丘内には立ち入ることはできないとのこと。
御廟山古墳は高さ17m、全長186mの前方後円墳で、堺市の百舌鳥古墳群では4番目の大きさ。宮内庁の墳丘周囲の発掘に合わせ、市が一部水を抜き同庁管理外の堀を調査している。
一般公開について
開催日時:平成 20 年11 月29 日(土)、30日(日)の2 日間 午前9 時~午後4 時まで(両日とも)
※雨天の場合は、当日午前5 時30 分からテレホンサービス(電話 0180-9977-55)でお知らせ。
集合場所:大仙公園内催し広場
見学方法:整理券を配布。1 日につき5,000 人まで
出土品の展示: 博物館にて、11 月20 日までの発掘調査で出土した遺物を展示
[参考:産経新聞、
堺市報道資料10/14,10/30]
[10/21掲載分]
堺市・百舌鳥御廟山古墳 宮内庁と市が同時調査を開始
世界文化遺産の国内暫定リスト入りが決まっている百舌鳥・古市古墳群にあり、宮内庁が発掘調査中の堺市北区の陵墓参考地・御廟山古墳(5世紀後半)で、堺市も20日、参考地指定範囲外の周濠部分の調査を始めた。
発掘は指定地の境界付近の墳丘裾を同庁、隣接する周濠を堺市が担当。12月中旬までに、試掘溝を設けるなどして形状、状況を確認する。この日は、すでに16日に調査を始めている同庁と、市の担当者らが現場で協議しながら、試掘溝の位置を決めた。…
[参考:読売新聞]
[9/16掲載分]
堺市・百舌鳥御廟山古墳 宮内庁と市が同時調査
「陵墓参考地」に指定する堺市の百舌鳥御廟山古墳(5世紀中ごろ)で今秋、宮内庁が行う調査に合わせ、堺市も指定範囲外の堀を発掘することになった。陵墓や参考地の調査を、宮内庁と地元自治体が足並みをそろえて行うのは初めてである。発掘部位は宮内庁と調整して決める。
百舌鳥御廟山古墳
日本最大の大山(だいせん)古墳(仁徳天皇陵)=全長約486m=を含む百舌鳥古墳群では、全長約186mの前方後円墳で4番目の大きさ。宮内庁は墳丘本体のみを陵墓参考地として管理し、周囲の堀は地元の地域自治会が所有している。
[参考:朝日新聞]
キーワード:百舌鳥御廟山古墳、御廟山古墳