歴歩

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平泉・柳之御所遺跡 内堀、外堀に時期差 同時に存在せず

2008年10月01日 | Weblog
 岩手県教委は、柳之御所遺跡の発掘調査で南端部の内堀と外堀では造られた時期が、同時でなく差がある可能性を示した。
 県教委生涯学習文化課は、平成20年度柳之御所遺跡第69発掘調査で、同遺跡南端部で伽羅御所に接する部分の外堀や内堀(深さ2~3m)について、外堀を埋めて溝か堀を掘り、その後に内堀を掘った形跡を確認した。年代特定はできなかった。
 二重堀ではないため、軍事的目的の必然性がなくなった。
 柳之御所遺跡は奥州藤原氏の初代清衡、二代基衡の政庁の跡地である。
一般の人を対象とした現地説明会を10月4日午後1時から行う。
[参考:9/2岩手日日新聞、10/1毎日新聞]

 写真は、昨年4月27日撮影。右写真は現地案内版より地図部。赤で囲んだ部分が20年度調査部。現在地と記された場所から北側を撮影したのが左写真。

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