「それぞれの今」
ここで同郷の人に会えたのも何かの縁だと、ジョンユーとシーシーにごちそうをしたシウシウ。2人を見送ったシウシウは、レジの椅子に座ると切符を取り出し見つめる。インシオンと駆け落ちしようとした時の事を思い出し、シウシウは涙を流す。
シウシウが亡くなったと聞き、落ち込むジョンユー。シーシーは「望む答えはなくても収穫はあったと思う。せっかく日本に来たし、暗い顔しないで。しばらく何もかも忘れよう」と慰める。
美味しいものや観光をしてきたシーシーたちがホテルに帰ってくると、インシオンとフォン姐さんが待っていた。
携帯もつながらず、心配したとシーシーを叱るインシオン。何も言わずに海外へ行くなんて、と。フォン姐さんにシーシーが謝り、4人で観光へ行くことになる。
仙厳園。インシオンはシーシーとジョンユーがツインの部屋に泊っていると知り怒り出す。人の娘を連れ回して、と言うインシオンに「大げさだな、僕たちは大人なんです。僕に責任を押し付けるんですか?」と言い返すジョンユー。ジョンユーはショックなことがあっていら立っているだけだと、シーシーはインシオンをなだめる。
仙厳園には偶然シウシウも来ていた。インシオンとフォン姐さん、シーシーの姿を見かけたシウシウは涙が止らなくなる。
歩いていたインシオンは何かを感じ立ち止まる。インシオンが振り向くのが分り、背を向けて立ち去るシウシウ。
北投。地鶏料理店でアージョン先生はインシオンから電話があったことをティエンツァイに話す。シーシーは日本で人を捜していたらしいと。「インシオンの本当の目的はシウシウかな?」とシャオホワが言うと「そうに決まってるじゃないか。もし会えないと、気持ちの整理ができない」と返すティエンツァイ。ティエンツァイはシウシウがインシオンに渡した結婚式の招待状の中に、シウシウの思いだけじゃなく、2人で作った歌の後半の歌詞が書かれた手紙が入っていたことを話す。アージョン先生に会いにきていたシューチンもそれを聞き「インシオンを慰められるのは流しの音楽だけよ。実は流しのコンサートを開く予定なの。インシオンに歌わせたいのよ」と言う。
鹿児島。店にいたシウシウは“ウー・シウシウ 父危篤 すぐ台湾へ戻れ アージョン先生”と書かれている新聞の尋ね人の欄に気づく。
塩浸温泉龍馬公園で少し歩きたいとインシオンはシーシーたち3人と別れる。
最福寺。不動明王に“夫の白原正彰が、あの世で幸せでありますように。ルオ・インシオンと、その娘をお守りください。2人が何事もなく元気で幸せでありますよう。ルオ・インシオンをお守りください”と祈るシウシウ。シウシウがその場を立ち去ったすぐ後にインシオンが最福寺に来る。不動明王と彫られた字を見て、シウシウたちと北投の不動明王に祈った時のことが頭をよぎるインシオン。インシオンは駆け出し、シウシウを捜そうとするが見つからない。同じ頃、シウシウも何かにかられ走り出すが、やはりインシオンとは会えなかった。
インシオンは御本尊に戻ると、手を合わせ「不動明王様。ルオ・インシオンです。台湾から参りました。どうかシウシウが健康でありますように。今、幸せでしょうか?幸せであってほしい」と言いながら涙を流す。
フォン姐さんはシーシーから北投の料理店の話を聞き、1人で行ってみることにする。
席に座り、店員に店主がいるかフォン姐さんが聞いているところにシウシウが。「フォン姐さん」とシウシウが言い、フォン姐さんがシウシウの顔を見る。
向かい合わせに座ったシウシウとフォン姐さん。シウシウは「娘さんは美人ね。とても愛らしいわ。インシオンに似てる。遺伝なのね、彼女を見てるとインシオンの顔が浮んだ」と言う。フォン姐さんは「シウシウ…」と言いかけるが、シウシウが「心配ないわ。私のことは話してない」と言うと言葉を飲み込んでしまう。
さらにシウシウは「あなたも元気そう。娘さんの様子を見てると、ご家族で幸せに暮らしているのね」と言う。フォン姐さんは「あなたは?白原さんは元気?」と聞く。「夫は亡くなったの。亡くなってから私は白原家を出たわ。そして、この店を。1人で暮らしてる」と答えるシウシウ。1人は気ままだし、自由でとても快適だと。
フォン姐さんは「今も彼を想ってる?」と言う。「想ったところで、どうなるの?彼は私から離れた。心配しないで、夫は死んだけど帰る気はないから。何十年も経ったわ。北投もあなたも、そして私も昔とは違う」と返すシウシウ。フォン姐さんは「でも長い年月の中で時々考えたわ。あなたがいたら私はどうなってたか。正直に言うと今はとても幸せ。インシオンは家族に優しいわ。だから心変わりが怖い」と話す。シウシウは涙をこらえながら「何のこと?私が怖い?私も老いたわ。それに他人の幸せを壊そうなどと思わない」と言う。「その言葉を聞いて安心したわ。あなたと再会できてよかった」と言い、フォン姐さんは店を出て行く。
涙を流しながら切符を取り出し、破いてしまうシウシウ。
ドルフィンポートでインシオンはフォン姐さんたちと合流する。
「2人を見つけたし、早く台湾へ帰りましょう。明日の便を予約した」とインシオンに言うフォン姐さん。しかしインシオンは「もう少しいたい」と言う。そんなインシオンにフォン姐さんは「シウシウに会えると思ってるの?ここは日本なのよ。鹿児島も広いし、あなたは外国人よ。どうやって捜す気なの?」と説得する。それでも「元気か知りたい」とインシオンが話すと「知ってどうするの?あなたの人生が変わるとでも?彼女に会えば苦しみが増えるだけ。二度と北投に戻ってこないことが彼女の意志を示してる」とフォン姐さんは言う。
フォン姐さんから離れたインシオンは、シーシーから昨日、北投の料理を食べたと聞く。おじいちゃんの味にそっくりで、さつま芋の揚げ菓子もあった、店主の話しによると親友の大好物だったそうだと。シーシーの両腕をつかみ「その店はどこにある」と聞くインシオン。
インシオンはシーシーから場所を聞いて駆けて行く。
シーシーから聞いた店に着くインシオン。インシオンはひざまずいて“本場 北投の味”と書かれたスタンド看板に触れたあと、店のドアを開けようとする。しかしドアは開かない。「すみません。誰かいますか」とインシオンが言う。
ーつづくー
白熊!!白熊のかき氷出てきたよね!?
シーシーとジョンユーが食べていたよね!?
美味しそうだった~(≧∇≦)ノ
でも、台湾の方が日本でかき氷食べていると不思議な感じ。
不動明王様にお互いのことを祈るシウシウとインシオン(;△;)
あともう少しのところですれ違ってばかり。
そして白原は亡くなっていたのね!!!ヽ(@ω@;)ノ
あぁぁぁ、いろいろな意味で複雑な気持ち…。
私は白原に自分は間違っていたと認めてほしかったから。
もう回想でも出て来ないのかな?
フォン姐さん…_(:3」∠)_
ちゃんとシウシウにインシオンとは結婚してない、シーシーはインシオンの子じゃないとフォン姐さんの口から言ってほしかった。
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どうしてフォン姐さん、ちゃんと言わなかったのか…。
言わなくてもインシオンは振り向いてくれないと思うし
もし振り向いても罪悪感で自分も幸せになれないはず。
何よりも好きな人が悲しむことになるのに…(;△;)
白原のことは、まさか…でしたね(;д;)
シウシウにとっては白原と一緒に暮らしていても
先に亡くなられても辛いはず。
シウシウの気持ちを考えると切ないです(;_;)
それにしても風姐さんはなぜ本当のことを言わなかったのでしょう。
秀秀には言ってもよかったと思うのに。
白原が亡くなっていたことは驚きました。
努力が報われなくて最後は逆ギレもしていましたが、
秀秀は辛い日々を耐えていたのがよくわかりました。
ラスト、英雄がいよいよお店を訪ねて
次回はどうなるのか気になります。