一体、何事だと雍正帝から言われ、自信ありげに「勅命に背いたものがいるのです」と答える華妃。そこに敬嬪と一緒に甄嬛が来る。驚く華妃の前で、大声が聞こえたが何かあったのかと聞く甄嬛。雍正帝も困り顔の華妃に、何をしに来たのか聞く。華妃は意気消沈し「閑月閣に忍び込んだ者がいると聞いたので」と答える。華妃は皇后の許しもなく行動していた。
果郡王には楼閣へ行くための小舟が用意されていた。自分でこぐと言い、果郡王は小厦子と阿晋を戻らせてしまう。
雍正帝は蘇培盛に閑月閣の中を見て来るように命じるが、中には沈眉荘と侍女の他には誰もいない。雍正帝にひざまずき、噂を真に受けてしまったと詫びる華妃。反省もせず、図に乗る一方だと思った雍正帝は「指南役に戻そうと思ったが、その必要はまったくないようだ」と怒り、温宜公主にも教育上よくないと会わないように告げる。
敬嬪の進言により、真面目に謹慎している沈眉荘の侍衛を半数に減らすことに。
甄嬛に「巻き込まれずに良かった」と言う雍正帝。「勅命に背いたりなどいたしません」と甄嬛は言う。
陛下が帰り「こなたがうかつだったわ」と甄嬛に怒る華妃。「その理由はお分かりかと」と返す甄嬛。「計算高い女には決して容赦しない」と華妃が言うと「それは娘娘の度量次第。後宮で生残れるかは、私めの実力次第です」と甄嬛は言う。甄嬛の目の前まで歩いてきた華妃は「先はまだ長いわ。今に見ていなさい」と言うと行ってしまう。
甄嬛が出掛けた後、浣碧が裏門から曹貴人の元へ向かったと小允子が甄嬛に話す。甄嬛は、自分が問いただすことにする。
浣碧が強力すると見せかけて陥れたと思ってしまう華妃。自分も浣碧に同情し、まんまと騙されたと曹貴人は言う。そんな曹貴人に「普段は慎重なあなたが今日に限ってうのみにするとは」と華妃が言うと「娘娘のためにも莞貴人(甄嬛)を排除したかったのです。必ずや災いになりますから」と言い訳する曹貴人。
敬嬪の用意したというお茶と点心を侍衛にすすめる芳若。そのお茶の中には眠くなる薬が入っていた。その薬が効く頃、再び閑月閣へ向かった甄嬛は沈眉荘と会う。
閑月閣の部屋の中は華やかさがなく甄嬛は驚く。「妃嬪に対して失礼だわ」と言う甄嬛。沈眉荘は華妃が再起し、宮女や太監が顔色をうかがうのは当然だと言う。必ず陛下にお願いし、謹慎を解いてもらうと甄嬛が言うと、涙を流しながら「あなたが巻き添えにならなくて私も安心よ」と言う沈眉荘。陵容もいて孤立はしないと。甄嬛も涙を流しながら陛下が安陵容を気に入ったことを沈眉荘に話す。
身ごもった件を沈眉荘に聞いた甄嬛は、江侍医の治療法から劉畚を遣わすまで、すべて仕組まれていたことだと分かる。甄嬛に自分の二の舞にならないよう何事も慎重になるように言う沈眉荘。陛下は沈眉荘のことを気にかけていると言う甄嬛に、入内した時は夫に嫁ぐものだと思っていたが、甘かったと沈眉荘は返す。劉畚を捕らえ、真相が分かれば陛下が必ず埋め合わせて下さると甄嬛が言っても「これほどの苦しみは埋め合わせられやしない」と沈眉荘は言う。寵愛しておきながら疑い、陛下は残酷すぎると。そして沈眉荘は、主君の情は一瞬だと言う。
芳若にそろそろ出るように言われ、甄嬛は必ず救うことを約束。2人は強く手を握り合い別れる。
帰り。巡回が来たため、さっと隠れる甄嬛。それでも見つかるかもしれないと思った甄嬛は、近くの小舟の中へ。その小舟には果郡王がいた。小舟が揺れ、水音がしたため巡回が「誰だ」と言う。甄嬛が誰にも知られたくないことが分かり、果郡王は「せっかく寝ていたのに」と小舟から顔を出す。巡回が行ってしまい、果郡王が船で甄嬛を送ることに。
小舟の中には、果郡王が湖面を探して集めたという、この夏最後の蓮が。「蓮はドロに染まることのない高貴な花だ」と話す果郡王。甄嬛は「蓮は清らかと言いますが、慈悲深くも思えます」と言う。仏のようだと。
甄嬛は杜若の香りに気づく。季節が違うと甄嬛が不思議に思っていると、自分が持ち歩いていると言う果郡王。杜若が情の花ということもあり「意中の方でも?」と甄嬛は聞くが、果郡王は笑うだだった。
美女と同じ舟に乗っていると、春秋時代の絶世の美女・西施と太湖をただよっているとさえ思えると果郡王が話す。しかし、比べてほしくないと返す甄嬛。范蠡は愛する西施を呉へ差し出し薄情、恨みを捨て范蠡と太湖を漂っても西施の純粋な愛は戻らないと。世は西施を憐れみ呉王を罵るが、范蠡を責めたりはしない。甄嬛の奥深さに「恐れ入った」と果郡王は頭を下げる。その時、小舟が揺れ果郡王の袋が落ちる。
果郡王の袋を手に取った甄嬛。果郡王が気づかない間にその袋の中身を見ると、甄嬛が願掛けをした時に梅の木に掛けた切り絵が入っていた。甄嬛は驚きながらも元に戻し、落とし物だと果郡王に返す。受け取った果郡王は、大切な品で、なくせば悔いていたと言う。災いとなるため「大切な物なら、人前でお見せしないで」と言う甄嬛。
舟がら下りる時、甄嬛は七夕の夜のことを何か問われても、会ったことは内密にしてほしいと頼む。他言はしないと約束し、果郡王はいずれ清涼台に招き語り合いたいと言う。しかし甄嬛は「夏も過ぎたので、清涼台は涼しすぎるでしょう」と返事を。
甄嬛が戻ってくると、浣碧が待っていた。小主の無事を心配していたと言う浣碧に「大丈夫よ。ただ華妃は気の毒ね。陛下に叱責され、温宜公主にも会えない。後宮指南役の復帰も遠のいた」と言う甄嬛。陛下から叱責されたと聞き、浣碧は驚く。
浣碧に「苦労をかけたわ」と甄嬛は言う。そして陛下が果郡王を名乗った件を曹貴人に漏らされ、今日、私の行き先を外に漏らす者がいたと話す甄嬛。だからこそ、華妃は閑月閣に向かったと言う。自分が疑われていることを悟り「知っていた者は他にもいます」と言う浣碧。甄嬛は自分にだけ下賜された蜜合香を曹貴人に贈っておいたと言う。そして曹貴人の所へ行ったからこそ浣碧に蜜合香の香りが染み付いていると指摘。それでも行ってないと浣碧は否定するが、蜜合香は一度香りがつけば、数日、その香りは消えないと甄嬛は話す。自分に香りがついていることを確かめた浣碧はひざまずく。
浣碧が報告したことで華妃をだませたことは感謝していると言う甄嬛。そして「裏切りなんてよくあること。でも、まさか実の妹に裏切られるとはね」と言う。甄嬛が自分を妹だと知らないと思っていた浣碧。そんな浣碧に入宮前、父上が教えてくれたと甄嬛は話す。だからこそ、余計、心が痛むと。
甄嬛は父が浣碧に肩身の狭い思いをさせるなと言っていたこと、だから、よい殿方の正室にするため連れてきたことを話す。「小主」と呼ぶ浣碧に「まだ、小主と呼ぶの?姉と言いなさい」と言う甄嬛。甄嬛は、父の実の子でありながら族譜に浣碧の名はなく「不服なのよね?」と言う。しかし父は浣碧のことを思い、姉の自分もそうだと言う。
浣碧は曹貴人からこれほど寵愛されている甄嬛なら、罪に問われても半月ほどで解放される、その間に甄嬛に似ている浣碧が陛下に近づけると言われていた。「そんな話を信じたの?」と甄嬛は言う。陛下が私をお嫌いになれば、私に似るお前も嫌悪されると。はっとして、どうかしていたと言う浣碧。甄嬛は後宮で浣碧を妹だと称せないが、浣碧が嫁ぐ時、父が義父となれば母親の位牌も甄家の祠堂に入れ、望み通り浣碧の名前も族譜に残ると話す。自分のことをそこまで思ってくれていたと知り、浣碧は涙を流しながら裏切ったことを許してほしいと言う。今後は言動に気をつけるように言う甄嬛。
甄嬛と2人きりになり、今回の件で気になるのは曹貴人だと言う崔槿汐。慎重な曹貴人が浣碧からの報告をすぐに華妃に伝えたと。華妃が捜索するよう曹貴人が仕向けたのなら、温宜公主の件は華妃の策で、娘を愛している曹貴人が華妃に恨みを抱いても不思議ではないと甄嬛は考える。
皇后が沐浴中、詞を読んでいた雍正帝。しかし、素晴らしい詞を蘇培盛も皇后も分からず「莞貴人(甄嬛)とならば語り合えるのだが」と言う。そして、雍正帝は同心結びを甄嬛に届けさせる。
同心結びと一緒に"腰に双綺後の帯 夢に同心を結する"という詞を受け取る甄嬛。
皇后が来ると雍正帝はすでに眠っていた。最近、陛下が華妃のところへ行くのは昼間だけで夜伽はないと剪秋から聞く皇后。
雍正帝に寄り添うように横になった皇后は微笑む。
ーつづくー
許す許さないより、一度裏切った人を信用するってすごく難しいですよね(;△;)
姉妹だし、浣碧とのわだかまりが残らないと良いんだけど…。
果郡王が大切にしていた物を甄嬛は見てしまいました。
果郡王とはこんなにも偶然が重なって運命を感じるけど…。
芳若さん、今回も素敵な活躍でしたね~(*´ー`*人)
甄嬛と沈眉荘が会えてよかったです!!
甄嬛がどれほど沈眉荘を頼っていたか分かったような気がしました。
早く劉畚が捕まってほしい(;_;)
そろそろ温実初や淳常在に会いたいなぁ。
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この三連休でやっと19話まで追い付きました。(^_^;)
今までモヤモヤしていたのが、この19話でちょっとスッキリ…
シンケイって本当に策士ですね。
華妃をやり込めて喜んだ妃賓は一人や二人じゃないはず
皇后娘娘も積年の恨みが少しは晴れたかな?
まあこの後の妲妃の逆襲(じゃなくて華妃の逆襲)が怖いけど…
浣碧の裏切りは事情のある異母妹だから許されたけど、
普通侍女が小主を裏切ったら絶対死刑ですよね。
浣碧にはそれがわかっているのかな?
口先だけでなく、本当に心を入れ替えて貰いたいです。
果郡王との度重なる偶然は、もはや必然?
切り絵も重要なアイテムのようだし…
それにしてもシンケイちゃん!
いくら貴人だからって助けて貰ったのに
ツンケンし過ぎよ~(^_^;)
そして、浣碧と関係も清算できて。
うさ娘娘の言うとおり、わだかまりが残らないか
心配ですね。
芳若さん、うまく動いてくれますね。
今回も心強かったです。
そして、果郡王との再会。
杜若にはそんな意味があるのですね。
甄huanは立場が立場だし、
雍正帝の寵愛があるので、気があるとは思えませんが、
果郡王の気持ちは一図そうな感じ。
一図といえば、ラストの皇后。
女性として嬉しい気持ちが伝わってきました。
追伸
皇后役の蔡少芬さん。
香港でも有名な女優さんなんですね。
九爺とは、山河恋·美人无泪で共演していたようです。
浣碧も甄嬛の気持ち、父の気持ちを知って、もう裏切らないと思います。思いたい!
沈眉荘がとっても優しい、今の自分の事より、甄嬛が巻き添えにならなくて安心( ; ; )って言えるんですね~
二人の絆は絶対揺らぐことはないと思いました(*^_^*)
劉畚を早く捕らえて沈眉荘を助けて欲しいです。
果郡王は、甄嬛を意識したと思います。甄嬛の頭の良さが冴え渡りますね~
甄嬛は全然意識していない様子でしたが…切り絵を見たので~これからの二人の心がどのように変化?するのかが楽しみです。
皇后が雍正帝が華妃と夜伽をしていない事に微笑む姿が良かった!華妃のところには行って欲しくないものね!!
芳若が、今回も甄嬛を助けてくれましたね(*^_^*)とってもいい人~崔槿汐も頭が良くって甄嬛をこれからもサポートしてくれそうですね。
SAKURA娘娘~そうですよね!華妃の逆襲が怖い!絶対何かをやってくる!殺す事も考えていましたよ( ; ; )甄嬛達は大丈夫かな…
うさ娘娘~いつもありがとうございます。暑さが厳しいですが水分補給と睡眠はしっかりとって下さいね。
華妃にしてやったりだけでなく、浣碧の事も!
う~ん、賢すぎて少し怖い気もします・・・。(--;)
浣碧の裏切り(曹貴人の口車にのせられたみたいでしたね・・・)は、うさ娘娘の仰る通り甄ケイと浣碧の心のどこかにわだかまりが残ってそうで・・・。(--;)
甄ケイと浣碧の話を見て、昔上司に言われた「信用を得るのは凄く大変だけど、信用を失うのは一瞬だよ」を思い出しました、甄ケイは浣碧のことをこれから完全に信用することが出来るのでしょうか・・・でもApple娘娘も仰ってる通り、もう甄ケイを浣碧が裏切らないと信じたいです・・・。(;_;)
甄ケイが沈眉庄と会えて良かったです・・・。(;_;)
甄ケイと沈眉庄、二人とも華妃のせいだとわかってるのに劉畚が見つかるまで何もできないだろうし・・・ホント早く劉畚が捕まればいいと思います・・・。(;_;)
芳若さんはナイスなお仕事でしたね、これからも期待しちゃいます。(^-^)v
果郡王・・・
甄ケイと果郡王はなぜか出会ってしまうんですね。(*´ー`*)
果郡王、甄ケイの形の切り絵を袋に入れて肌身離さず持っていたとは・・・。(*´ー`*)
いまのところ、果郡王の片想い(まだそこまではいってないですかね・・・)みたいですが・・・両想いになってしまったら・・・。
雍正帝と皇后娘娘・・・
寝ている雍正帝に寄り添った皇后娘娘すごく嬉しそうでした。(*´ー`*)
でも思ったのは、雍正帝が皇后娘娘の前で夜伽の札を選ぶのを皇后娘娘、心の底ではいつも辛いだろうなと思いました・・・。(;_;)
あと、皇后娘娘も以前の甄ケイのように雍正帝をまたいだのかもと思ってしまいました・・・皇后娘娘はそんなことしな
いかもしれませんが。(^_^;)
温実初と淳常在・・・
ずいぶんと二人を見てない気がします、いつ二人に会えるのでしょうか・・・。(;_;)
うさ娘娘、テンプレ変わりましたね!
トロピカルリゾートって感じがします♪♪♪♪(*^▽^*)
あぁ、プールサイドでトロピカルな飲み物を飲みながら優雅にドラマ観賞したいです~。
困り顔の華妃もよかったですが、雍正帝が帰った後、甄ケイと華妃が対峙するシーンも火花がバチバチのようで楽しかったです(≧∇≦)
逆襲!あるでしょうねぇ。楽しみでもあり怖くもあり・・・(--;)
浣碧のこと、諭して許しましたね。
うささん、皆さん仰るとおりしこりが残らないか心配です(TT)
それにしても、淡々と浣碧に話す甄ケイ、ちょと怖いかも。感情をあらわにして怒る方がすっきりするのですが・・・(TT)
沈眉荘が相変わらず優しくて(*^_^*)
そして着飾っていなくても綺麗(*^▽^*)
早く疑いが晴れて欲しいな。
芳若がいつもいい働きをしてくれて、崔槿汐と二人古参(失礼?)の方たちが甄ケイの味方のようで心強いです(*^_^*)
切絵を果郡王が大切に持っているのを知って甄ケイの気持ちに変化はあったかなぁ?
雍正帝に寵愛されてるしそれはないかな?
でもこれだけ色々揃うと今後どうなるのか気になりますよねぇ(≧∇≦)
うさ娘娘、週末も色々更新ありがとうございました(*^_^*)
楽しませていただきました~(≧∇≦)