多田春香 役…波瑠
劉人豪/エリック 役…アーロン(炎亞綸)
安西誠 役…井浦新
台湾料理店のおばちゃん 役…林美秀(リン・メイシュウ)
林芳慧(リン・ファンホイ) 役…安娜李(アンナ・リー)
山尾一 役…寺脇康文
レスター・王 役…リャン・ジェンチュン(梁正群)
ユキ 役…邵雨薇(シャオ・ユーウェイ)
池上繁之 役…大東俊介
葉山勝一郎 役…高橋長英
葉山曜子 役…岩本多代
ケビン 役…グレッグ・ハン(許光漢)
陳威志 役…李梓誠(リー・ズーチェン)
張美青 役…吳玳昀(ウー・ダイユン)
中野赳夫(呂燿宗) 役……楊烈(ヤン・リエ)
有吉咲 役…草刈麻有
ジャック・バルト 役…ギャリー・エドワード・ギッチェル
変わらないね、と春香に言うエリック。春香は、変わったよ、8年分、年を取った、と返す。そして、エリックは変わった、大人になった、あと日本語も上手、と言う春香。でも…会えたね、とエリックが言う。春香はうなずく。
台湾料理店へ行った春香とエリック。2人を見て会えたことが分かったおばちゃんは、よかった、よかった、と喜ぶ。エリックが注文し、あの時も同じもの食べたね、と笑うおばちゃん。おばちゃんが2人から離れ、エリックはつきあってる人がいるか尋ねる。うん、と答える春香。そうか、と言うエリックに春香が、エリックは?、と聞く。いないよ、と言うエリック。
これからも連絡取ってもいいかな?とエリックが言う。うん、だって私たち友達でしょ、と春香が返す。春香は、自分で言った“友達”という言葉が胸に刺さる。
東京。葉山家。台湾はどうだった、と葉山から尋ねられ、大切な人に会ってきたとエリックが言う。女性だと分かり、君にもそんな人がいたんだね、と言う葉山。エリックは8年前に台北で出会って1日だけ過ごした人です、と話す。今、台北新幹線の仕事をしていると。葉山が、それじゃ君が日本で、その人が台湾か、それは寂しいね、と言う。僕の片思いです、でも大切な人です、言うエリック。
台湾の工事現場。王が進行状況を聞いているところに春香と安西が来る。スケジュールは遅れていた。安西はこのままでは開業に間に合わない恐れがあると王に話す。
車両・電気システムの詳細が決まってから研修を始めるのでは遅すぎると、開業時に運転手や指令員となる社員を日本で学ばせるよう山尾たちはバルトに話す。遅れが出たのは君たちの責任では?と言うバルト。安西は新幹線システムをそのまま導入していればと言い返そうとするが、山尾に止められる。JR東海と西日本が無償で引き受けるそうですと言う春香。契約にもスタッフ教育の項目があり、まだ何も完成していない中で先にできるなら悪い話ではないはずだと王も話してくれる。しかし、時期尚早だと言って、バルトは会議室を出て行ってしまう。
家に戻った春香がPCを開くとエリックからメールが。仕事は順調ですか?僕でできることがあったら何でも相談してください、とメールには書かれていた。友達だと言いながら、どこかでエリックのメールを待っている自分がいると思う春香。そして罪悪感が湧き上がる。
CRYSTAL。安西に仕事が順調か聞くユキ。順調ってことはないな、と安西は返す。バーテンダーが来てユキの耳元で何かを話すと行ってしまう。彼とは親しいのか聞く安西。ユキは小声で誰にも言わない?ケビン、私の弟と話す。驚いた安西はケビンを見る。
春香は社の外へ王に呼び出される。良い知らせと良い知らせ、どちらから聞きたい?と言う王。じゃあ、前の良い知らせから…ひょっとして通ったんですか?リーダー研修の件、と春香が聞く。王が、そういうこと、と答え、喜んだ春香がお礼を言って戻ろうとする。そんな春香を呼び止めた王がもうひとつの良い知らせとして、車両デザインの発表会のあとデートしようと言う。デート?と驚く春香。王は笑い、リーダー研修の件がOKになったとこを乾杯しようと言う意味だと言う。
台中市、台湾新幹線車両700Tの車両デザイン発表会は盛況だった。
そのあと約束通り、春香と王はレストランで乾杯する。春香がどうやってジャック・バルト氏を説得したのか尋ねる。予定どおり開業したいと言う気持ちは同じ、ただジャックは責任を負っている、ムダな金を使う訳には行かない、日本の新幹線は素晴らしい、だからこそ上から物を言っているようにも感じる、と答える王。春香の顔が曇り、王は付き合っている人がいるの?と言う。付き合うなら台湾の男にしなよ、なぜなら台湾の男は優しい、僕のようにね、と。春香が笑う。
2003年・静岡。JRの協力を得て研修が始まる。台湾研修生たちに、一番持って帰ってほしいのは鉄道マン・スピリッツです、と話す本郷。
翌日。春香はエリックと一緒に葉山家へ。葉山へ名刺を渡す春香。エリックを見た葉山が、そうか、あなたが…、と言う。台湾で新幹線を作る仕事をなさっておいでとか、と言う葉山に、はい、と春香が答える。
春香が、葉山さんは台湾でお生まれになって終戦で日本に帰ってこられたんでしたよね、と話すと、ええ、妻もそうです、と言う葉山。
葉山は曜子の遺品である1枚の写真を春香に見せる。中野さんは?と春香が聞く。葉山がエリックに、何でも話してるんだな、と言う。笑った葉山は、写真に写っている中野を教える。
日本が台湾を統治していたことは知っていたが、葉山たちのような方たちが経験されたことを春香は知らなかった。
通っていらした旧制台北高校校舎は今でもあります、と春香は葉山に話す。
春香が、終戦後は台湾には一度も?、と聞く。戻ってないね、と言う葉山。春香は、戻ってないとおっしゃるんですね、行ってないじゃなくて、と言う。台湾に行きましょう、と言うエリック。エリックは曜子が話していたことを葉山に伝える。行きましょう、台湾、いえ…戻りましょう、と言う春香。エリックが、ご一緒します、と言う。
夜。葉山が見ていた古い手紙の中に台北高校同窓会の封書が。仏壇の曜子の写真を葉山は見る。
名古屋。喫茶店に春香が呼び、仕事中の繁之が来る。今日は泊まっていけるんだろ、と言う繁之に、春香は今回時間がないと謝る。繁之はリングケースを取り出しテーブルの上に置く。今さ、うちのホテルちょうどブライダルフェアやってて、いい感じのやつを見つけたから、と。春香がケースを開ける。繁之は新幹線の開業まであと2年、ということは結婚まであと2年、ちょっと気が早いけどな、と笑う。春香の手に指輪をはめる繁之。その時、春香は一瞬エリックを思う。
大日本設計のオフィス。有吉咲が、昨日すごい可愛い女の子といたでしょ、とエリックに言う。恋人?と。エリックは、友達、彼女、好きな人がいる、と答える。咲は、だったらほかの人とつきあえばいいじゃん、と言う。片思いでも彼女が好きだから、と言うエリック。
台湾。高雄市の果物店。軍隊から帰ってもグータラなままじゃっないか、と母に叱られた威志は、スクーターで祖母の家に行く。
ばあちゃん!と威志が呼ぶと、ドアが開き辰辰が出てくる。また来てたのか?と歩いて来た辰辰を抱き上げる威志。さらに出て来た祖母がシーと言う。部屋の中では美青が勉強をしていた。もう一度大学へ行くんだって、夜間大学、昼間は働くんだって、と話す祖母。
空港の到着ロビーで春香が待っていると、エリックと葉山が出てくる。お帰りなさい、と言う春香。
エリックが葉山の名前が書かれたプラカードを持っている青年に気づく。驚いた顔で青年の元まで歩いてった葉山。青年は中野にそっくりだった。その時、葉山か?、と言う声がする。歩いて来た中野が、孫だよ、と話す。
葉山は橋口に連絡していた。その橋口から中野は聞いたと言う。よく来たな、と嬉しそうに言う中野。葉山は陽子が死んだことを伝える。
中野と一緒に街へ行った葉山は、狛犬の石像を見つける。そうだ、あっちがお前の家だ、と中野が言い、走り出した葉山は路地へ入る。すっかり変わってしまったが、昔の懐かしい思い出がよみがえってくる葉山。そして葉山は、お前に謝らなきゃならんことがある、と中野に言う。
川沿いのベンチに座り、二等国民と絶対に言ってはならんことを言ってしまった、この60年、俺はずっと後悔してきた、と葉山が話す。バカだな、そんなことを気にしてたのか?と言う中野。葉山が詫び、中野は葉山の手をにぎると、俺は医者として頑張ってきた、息子も2人、いい女房もいる、と言う。2人は微笑み合う。
夜。高台の公園。春香は4年前、台湾中部大地震の時、探しに来たことをエリックに話す。台中出身だって言ってたから、だから…と。エリックは、僕とつきあってほしい、春香につきあってる人がいるのは分かってる、でも地震の時、僕は春香を探しに神戸へ行って春香は台中に来てくれた、僕たちはきっと深い縁がある、それより僕は春香を、春香のことを…と言う。春香はさえぎり、ごめん、私…婚約してるの、と謝る。
どっちが先?9年前、僕と出会った時もう彼と出会ってた?と聞くエリック。春香は首を横に振り、まだ、と言う。エリックが、あの時、春香が僕の電話番号を無くさなかったら僕たちつきあってた?と言う。春香は、かもしれない、と答える。エリックは、僕は友達にはなれない、好きな人とは友達にはなれないよ、と言って春香の頬に手をあてる。そして、元気で、春香、と言うとエリックは去って行く。
CRYSTALへ行った安西は鍵を渡すユキと受け取ったケビンを見る。あの2人、姉弟なんだって?とママに聞く安西。ママは、やだ、違いますよ、と言う。
屋台で安西が酒を飲んでいるとユキが来る。お待ち遠さま、と言うユキ。行こうか、と言う安西に、あのねケビンも呼んでいい?、ほら私の弟、ケビンまだ晩ごはん食べてないから、とユキが言う。ふざけるなよ、何でお前の男連れてかなきゃいけないんだよ、と怒る安西。ユキはケビンは弟だと言うが、信じない安西は、勘違いするなよ、俺はお前にほれてるわけじゃないからな、お前は…ただの台湾人のホステスなんだよ、と言うと行ってしまう。
バスに乗った春香は涙が溢れ出て来る。
花蓮。春香は林と一緒に林の実家へ行く。
夜。広場で豊年祭りが行われ、林に連れられた春香も一緒に踊りの輪に加わる。
朝。春香が砂浜に立って海を見てると林が来る。私、エリックと別れたの、と話す春香。林は、うん、知ってたよ、と言う。
こうして春香の9年前の恋は終わった。
2004年・高雄市。高雄港では1年後の開業に先立ち、日本から到着した新幹線車両の陸揚げセレモーが行われた。夜には車両が高雄公園を出発し、高雄の町を通る。
夜。高雄公園近くの通り。スタッフの春香の足に辰辰が抱きついて来る。すぐに駆けて来た美青が、こら辰辰、失礼でしょ、と言い威志が抱きかかえる。謝った美青が春香がスタッフだと分かり、車両がどの道を通るか聞く。春香は案内図を渡す。
陸橋。大勢の見物人たちの中に威志たちがいた。新幹線の整備士を募集しているらしいぞ、と隣の見物人たちの話を耳にする威志。日本から専門家がやって来て研修があるんだってよ、と。そこに大型トレーラーに引かれた新幹線の車両が来る。威志は新幹線の車両に見とれる。
やっとここまで来た、と思う春香。春香は台湾の人々のために、素晴らしい新幹線を作らなければならないと思う。開業まであと1年となる。
日本連合のオフィスで春香がPCに向かっていると、林が携帯が鳴ってると教える。春香が出ると相手は王だった。台湾高鐵を辞めることになったと言う王。春香がどういうことか聞くが、王は答えず携帯を切ってしまう。
ーつづくー
今回はうるうるがいっぱいだった(இωஇ )
60年間も自分が言ったことを悔いて来た葉山。
だけど中野は再会したことを喜んでくれて"(ノ_・、)"
台湾に戻れてよかった。
本当によかった。
そして春香とエリック。
エリック、一途に春香のことを思い続けていたんだね(;д;)
春香が繁之を裏切ってはいけないと思う気持ちは分かる。
だけど裏切ってはいけないと思っている時点で、そこまで繁之を愛していないのかも…と思ってしまう。
本当に愛しているなら迷いなんてでないと思う…多分。
ユキは嘘はつかないと思うけど…。
「誰にも言わない?ケビン、私の弟」と言ってたので、ママにも内緒なのか、ママに内緒にしろと言われているのか?他に理由があるのか。
これでは葉山と同じ。
自分の言ったことを絶対あとで後悔することになる(;´д`)ノ
威志はキラキラした目で新幹線を見て。
整備士を目指すのかな?
やっとやりたいことが見つかったのかも(*´◡`*)
理由も聞かずに携帯を切っちゃった王。
どういう事?(✽ ゚д゚ ✽)
いろいろ続きが気になるぅぅぅぅぅぅぅヾ(・ω・`;)ノ
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その中で、なんと言ってもアーロンの頬を伝わる一筋の涙がすごく切なかった~
アーロンの8年間の一途な思いを思うと・・・
「好きな人とは友達にはなれないよ。」
うーーーーーーん!春香、絶対絶対後悔するよ!
バスの中で涙流してるし
婚約者から指輪もらっても、ちっとも喜んでないし
そんな嬉しいはずのときにでも、エリックを思い出してたしね、うささん。
来週の最終話がみんなどうなるのか、とっても楽しみです。
余談だけど、ユキ役の人「華麗なるスパイス」のヒロインだったのを知ってびっくりでした。
3話に台湾新幹線の話と4つのエピをぎゅっと詰め込んで
それこそ新幹線のようにびゅーんと終わるような感じなので
ドラマが終わってから、ゆっくり原作を読んでみたいなと思いました。
でも、繁之のことを考えたり、相手の家族や自分の家族の
ことを考えたり…、簡単にさよならをすることは
できない気持ちも分かるような気がします。
春香がエリックに恋をしていると自覚があったら
また違いましたよね(>_<。)
ただ、繁之のためにもエッリクのためにも自分のためにも
春香は素直になってほしいな。
最終回が楽しみのような怖いような変な気持ちです(;д;)
ユキ役の人、そうそう、そうなんです。
あの時と役の感じも違うので、同じ人だと分かりにくいかも
しれないですね。
ねこさんが原作を読んだらまた感想を聞かせてください!!