最後はキミを好きになる!(3話)

【出演者】
リン・シャオルー役…レイニー・ヤン
ソン・チエシウ役…ジョセフ・チャン
レン・イーシャン役…ワン・チュアンイー
タン・アイウェイ役…ティファニー・シュー
リッキー役…トム・プライス
ケン・シュオホァイ役…エイリアン・ホァン



"狼狽"という2文字が見えるとチエシウに言われてしまったシャオルー。シャオルーはイーシャンに置いていかれた噴水でのことを思いだし涙が溢れてくる。
「なぜこうなるの?私が何をした?うまくいってたのに、なぜ1秒後には何もかも変わった」とシャオルーに言われ、チエシウは「納得いかないのなら、諦める時じゃない」と言う。そして、うなづくシャオルーに「今から離婚しに行くぞ」と。


役所に来ると、受付の人はシャオルーたちのことを覚えていた。結婚キャンペーンの贈呈品だと2人の写真をプリントしたクッションを差し出してくる。しかし材料費さえ頂ければ追加発注すると言われ、2人は「結構です。離婚したい」と同時に返事を。そして2人は離婚協議書を手渡す。そこにチエシウの携帯が鳴る。

電話はアイウェイからだった。「結婚したの?」と聞くアイウェイ。想定外の事故だとチエシウが言い訳をすると、涙ぐみながらアイウェイは「このまま終わるの?」と言う。話しをするため、チエシウはシャオルーを置いて、アイウェイのいるテレビ局に向かおうとする。

チエシウがいなくなり「今日、離婚は無理ですね」と言われてしまうシャオルー。返された身分証明書のコピーを落としたことにシャオルーは気づかないまま、贈呈品だけを持って役所を後にする。
役所で働いているおばさんがそのあと拾ったけど…。

役所を出たシャオルーは、チエシウの車を止め「逃がさないわ」と助手席に乗ってしまう。そのままシャオルーも一緒にテレビ局へ。


テレビ局に着くと、チエシウから「待ってろ」と言われるが、おとなしく待っているシャオルーではなかった。

マスコミに気づかれないようにアイウェイと会ったチエシウ。そんな2人の会話をシャオルーは陰から聞いてしまう。「信じてたから結婚を断ったのよ。私に時間をくれるはずだと」と言うアイウェイ。クランクアップ後なら婚約だってすると。望むなら映画も辞めて引退するとまで言うアイウェイにチエシウは「いいんだ」と返す。そして衝動的すぎたことを謝ったチエシウは「撮影終了まで待つよ」と言う。

「自分を犠牲にするな」と言うチエシウに「でも、撮影中にスキャンダルはご法度よ」と言うアイウェイ。離婚を嗅ぎつかれたら私たちの関係が騒ぎ立てられると…。そしてアイウェイは「離婚しないで」と言い出す。

チエシウの携帯で写真を撮るアイウェイ。それを「2人が終わってない証拠よ」とアイウェイは言う。その言葉を信じ、チエシウはアイウェイの提案を受け入れてしまう。そしてチエシウは結婚した相手が、ホテルで助けてくれたシャオルーだと話す。
うわーうわー。アイウェイがチエシウを利用しようとしている感じがするー。時間をくれると思っていたなんて…それは都合よすぎ。


アイウェイは撮られた写真についてマスコミに「彼が恋人に求婚するので意見を求められたんです」とコメント。自分と彼とは普通の友人で、奥様はホテルに勤務を、と。そして「彼の結婚は祝福しますが、迷惑をかけて申し訳ないです」と言う。

ずっとアイウェイのスキャンダルを追いかけてきた記者はふに落ちない。そして、局内にシャオルーを見つけた記者は、チエシウとシーツをかぶってホテルの一室から出た女だと気づき、あとをつけはじめる。


トイレに行っていたとウソをついたシャオルーは「荷物を引き取るわ。明日10時に役所ね」と言いながら車に乗る。チエシウは言いにくそうに「離婚の件だが…」と話しだすが「無理ね。演技がうまければ女優にでもなるわ。3ヶ月も偽の夫婦なんて、できない」とシャオルーはさえぎってしまう。

どうかしてる、なぜ応じたの?とシャオルーに言われ「協力すれば、3ヶ月後100万元やる」と言うチエシウ。お金が必要なシャオルーだったが「身勝手な人たちのお遊びに付き合わせないで」と指輪をチエシウに。そして明日離婚したらイーシャンを追ってアメリカに行くと。しかし、離婚には双方の同意が必要なため「3ヶ月後に離婚して100 万元を手にするか、一生俺の妻でいるかだ」とチエシウは言う。


チエシウの家に着き、シャオルーがノートに書いてあった"愛しの料理"も100万あれば堪能できると話すチエシウ。"愛しの料理"はシャオルーがお店を出したくて何年も研究したオリジナルの料理だった。夢まで知り「老夫婦の域だ」とチエシウは押し切ろうとするが…。

荷物をまとめ、出て行くと言うシャオルー。そんなシャオルーに「ここは俺の家だ。条件をのむなら入れる」とチエシウは自分だけ家に入りドアを閉めてしまう。
荷物が家の中にあるため開けるようにシャオルーが言うと、ドアを開けたチエシウは「選択肢は2つ。条件に応じ中で話し合う。もしくは去るかだ」と言う。

「納得してないなら諦める時じゃない」とチエシウから言われた言葉をつぶやくように言うシャオルー。なぜ納得してないのに簡単に妥協するの?と。そして「3ヶ月後、あなたは愛を手に入れても、私は1日も待てない。今すぐ飛行機に乗り、彼に会いたい」と言い、シャオルーはチエシウに背を向き歩き出す。
チエシウが彼女を大事に思うように、シャオルーだって彼が大事。好きな人がいるのならシャオルーの気持ちも分かってくれたらいいのに…。
そして記者は家までずっとつけて来てました。2人の様子がおかしいと思ったかも。


荷物も返さないとモンチュンに話したシャオルー。モンチュンは本を取り出し、チエシウがインテリア業界で有名だと言う話を。そこに写っていた写真は、シャオルーの好きなお店ばかりだった。


夜。チエシウに電話をかけてきたアイウェイ。シャオルーが応じないと聞いて「ほかに方法はないわ」と言う。そして「説得してくれる?」と…。「残酷なんだな。別の女と俺が結婚してもいいのか?」と戸惑いながら返すチエシウ。でも「私も同じくらいつらい」と話すアイウェイは「愛し合っていれば十分でしょ」と言う。


イーシャンの居場所を誰も知らず、モンチュンが励まそうとしていると、イーシャンの同僚が2人の前に現れる。
いろんな女性とのウワサがあるが、滑稽だというその人は、イーシャンが初めて空を飛んだ時、空に包まれてると感じたと話していたと言う。そして「シャオルーもそんな存在なんだ」と言っていたと。「俺は愛する人に包まれて飛びたい」と言っていたイーシャンが裏切ると思うかい?とイーシャンがべガスにいることも話してくれる。

イーシャンの同僚に励まされ、べガスに行く決心をするシャオルー。しかし荷物とパスポートがチエシウの家にあるという問題が…。


結局、モンチュンとシャオルーは不法侵入することに…。
2階にあるチエシウの寝室に入ったシャオルーは、壁に飾られているアイウェイの写真を見る。そして自分のスーツケースも見つける。
下に下りてくるとモンチュンがお菓子を食べながらテレビを見ていたんだけど、見ていたのが"敗犬女王"でイーサンの姿が。ちょっと笑えました。

「不法侵入は初級だけど、犯罪の才能あるわ」と家を出て歩きながら話すモンチュン。そんな2人の前にお巡りさんが…。「初めての不法侵入なのにすごいな」と言うお巡りさん。ごまかそうとしたけど、2人はそのまま警察へ…。

お巡りさんは仕事をしているチエシウに電話。警察に来たチエシウは、シャオルーを見て「彼女は僕の妻だ」と言う。しかしシャオルーは否定。チエシウはIDを出し、配偶者の名前をお巡りさんに見せる。


釈放はされたが、荷物を渡さないからだとシャオルーは怒っていた。「貴重な1日なのに、今度こそイーシャンを失うかもしれない」と。モンチュンは「シャオルーを身代わりにして、他人の幸せはお構いなし?」とシャオルーを代弁する。

シャオルーとモンチュンが行こうとすると、その前に立って2人を止めるチエシウ。チエシウはトニーに電話をかけ、今夜のラスベガス便の予約を頼む。
電話を切ったチエシウは「自分は被害者だと思ってた。だが君にとっては加害者だ。過ちを続けたくはない」とシャオルーに謝る。そして空港まで車で送ってくれる。


車から降りたシャオルーは歩き出す。すると目の前にイーシャンが。笑顔になったシャオルーだったが、イーシャンの横に女が現れ、イーシャンの頬にキスを…。凍りつくシャオルー。気づいたチエシウが「事情を聞いてくる」と言うと、シャオルーはそれを止め「私の恋よ。自分で決着つける」とイーシャンの元へ。

シャオルーに名前を呼ばれ、驚くイーシャン。「本当に女がいたのね」とシャオルーが言うと、女が「ペギーよ。あなたは?」と言って来る。「とぼけるなよ。俺の彼女だ」とペギーにイーシャンは言う。すると「元彼女のリン・シャオルーね」とペギーが。

彼を責めないように言い、シャオルーの手を握るペギー。ペギーの薬指に指輪を見つけ「結婚したの?」とシャオルーが聞くと、イーシャンは首を横にふる。しかしペギーは「してなくても、これが誓いになるわ」と指輪を強調。

「愛って本当に不思議よね。何年も努力して実らないこともあれば、出会ってすぐに離れられなくなる事も。私とイーシャンのようにね。進展が早すぎてお式の暇もないわ」と言うペギー。シャオルーは「もういい」と握られていたペギーの手を振り払う。よろけたペギーを支えたイーシャンは「やめろ。妊娠してるんだ」とシャオルーに言う。
イーシャンは浮気なんてしないような気がするから、何か事情があるように思うんだけど、振り払ったシャオルーに「やめろ」はないよね。シャオルーがひどい扱い受けていてもペギーを止めなかったのに。



ーつづくー



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