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中国ドラマ「秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~」第42話 あらすじ

2017年03月22日 12時33分07秒 | 秀麗伝(中)

「つづられた想い」


川辺。「“蒹葭は蒼蒼として 白露は霜となる いわゆる かの人は”」と言う劉秀の後ろから「“水のかなたに在り”」と麗華が続ける。驚いて振り向く劉秀。見つめ合った後、劉秀は麗華の前まで歩いて行く。
「どうすれば許してもらえるか分からぬが、君を待つ。麗華、時間をくれ」と言う劉秀。麗華は「秀兄さん、戻りましょう」と言う。劉秀が「戻る?つまり私を許すと?」と聞くと、麗華はうなずく。麗華を強く抱き締め「どんな苦難にも私は耐えられる。ただ君を失うことだけは…。君なしでは生きていけない。二度と離れないでくれ」と劉秀が言う。涙を流しながら「私たちは生死を共にする。永遠に一緒よ」と言う麗華。


劉秀は鄧禹の元を訪れる。再び洛陽に戻り、朕を補佐してほしいと話す劉秀。鄧禹はうつむき「征西で惨敗した私が朝廷に戻れましょうか。どうか勅命はご撤回を」と言う。劉秀は「そちの能力は朕だけでなく、誰もが認めている。勝負は時の運なのだ。ただ一度の失敗で心が折れたのか?今回の南陽の乱は朕が呉漢を過信し鄧奉の死を招いた。河北の諸将に大功はあれど、彼らの勝手を許すわけにはいかぬ。彼らを抑えるには、そちが必要だ。力を貸してくれ」と説得する。「では…陛下と共に洛陽へ戻ります」と言う鄧禹。劉秀は笑顔でうなずく。


1人になった鄧禹は、かんざしを見ながら「文淑は天下のため河北という死地に赴いた。私は行く。死ぬ時は彼らと一緒だ」と鄧奉に話た時のことを思い返す。
鄧禹は心を決め、髭を剃る。


陰家荘。麗華は明日、洛陽に発つことを陰識と陰興に伝える。「もう駄々をこねるな。お前は陰家の娘だが、陰家を離れたら己の責任を果たせ。何はともあれ体を大切にするのだぞ」と言う陰識。麗華はうなずき「陰家の間者の組織を解散できる?」と聞く。陰興は「姉上が宮中に戻る今こそ必要なのに…」と言うが、麗華は「劉揚の謀反や鄧奉の一件を戒めとするべきだわ。臣下が独自の勢力を持てば天下は乱れるし、陰家の者を権力闘争の犠牲にしたくないの」と話す。

陰識は「案ずるな。その件はうまく処理する。以前の冷静さを取り戻したな。私も安堵した」と麗華に言う。今のお前なら朝廷の暗闘に立ち向かえるはずだ、と。
琥珀も一緒に洛陽へ戻り、麗華を護衛することになる。


夜。陰興は「宮中では用心しろ。姉上だけでなく、自分の身も守れ」と琥珀に話す。鄧奉の葬儀を済ませたら君たちに会いに行く、本当は早く君を娶りたいが陰謀の渦巻く宮中に姉上1人を行かせられない、と。
陰興は姉上のほうが落ち着いたら兄上に縁談の話をすると言う。


洛陽に戻った劉秀と麗華を過珊彤と臙脂が出迎える。過珊彤に拝謁する麗華に「紹介を忘れていたわ。許美人よ。陛下の寵愛を受け、懐妊したわ」と言う過珊彤。
嫌味な言動をする過珊彤を見兼ね、馬武が「戦場に出た陰貴人が今度は後宮へ。勇敢かつ度量もおありで敬服します」と言う。笑みがこぼれる麗華。さらに王覇も「これで陛下も安心して天下を平定できますね」と言う。


麗華が目隠しをされ連れて行かれた雲台殿には、劉秀が麗華のためにつづった書がたくさん置かれていた。驚く麗華に「君を思うたびに書いていたら、いつしか山を成していた」と言う劉秀。麗華は感動し、劉秀の胸で涙を流す。


「先日、陛下は私を昇進させ、皇太子の補佐など過家の功労を称えた。陰麗華が戻っても過家を冷遇する気はなさそうだ」と過珊彤と過主に話す過康。過珊彤は「許臙脂の先例があるから、陛下は陰麗華を守ろうと過家を厚遇した。陛下の狙いは私たちをなだめること。そこまで気遣うなんて、余計に心配だわ」と言う。「陰麗華は貴人で妾にすぎないのよ。わずかでも彼女の非を見つけたら皇后として罰しなさい」と言う過主。しかし過珊彤は「彼女は陛下と共に出陣した腕利きの女子ですし、陛下の後ろ盾もあります。彼女に手を下せるでしょうか」と返す。過主は「手を下せないなら彼女の身近な者を利用すればいいわ」と言う。「そういえば陰家から来た侍女がいます。でも頭が切れるので抱き込むのはたやすくないはず」と言う過珊彤。


琥珀を呼び止めた過康は“琥珀”の首飾りを贈ろうとする。しかし琥珀はこんな高価な物は受け取れないと断わる。さらに「やっと気づいたんだ。1年以上前に出会って以来、君を忘れたことはないと。君こそ私の運命の相手だ」と過康は言う。琥珀はすでに心に決めた方がいると話し、その場をあとにする。


「南が鎮まったら今度は東西と北だ。各地で衝突が絶えん」と怒鳴る劉秀。謀反人・彭寵は朱浮を攻め、呉漢と朱裕はなぜか反目している、潁川太守の寇恂は賈復と対立した、内でも外でも争いばかりだと。麗華は「皆、一軍の将なのよ。慎重に対処しないと解決できないわ。と落ち着かせる。それでも怒りが収まらない劉秀の手をにぎり「大変なのは分かる。1つずつ片づけましょ」となだめる麗華。


劉秀は毎日、退朝したあと、雲台殿で麗華と過ごし誰も中に入れなかった。「彼女に寵愛を独占されるせいで私は陛下に会えないなんて」と言う過珊彤。こちらが動かぬかぎり麗華が立場をわきまえないと思った過主は、親交の深い幼なじみの鄧禹とただならぬ関係だと噂を流す。


麗華と鄧禹が深い仲だという噂を聞いた劉秀は激怒する。「鄧禹は私の腹心で職務に復帰したばかりだ。噂は君臣を離間させ、朝廷をも揺るがすだろう。もし私が疑心暗鬼になれば、鄧禹はおろか君との間にも溝が生じる」と言う劉秀。麗華は「あなたと私の不和に留まらず、朝廷の勢力図をも塗り替える。一石二鳥を狙った策ね」と言う。そこに鄧禹が来る。

鄧禹は「どうか縁談のご承諾を」と言う。驚く劉秀と麗華。劉秀が相手が誰か聞くと、鄧禹は「李通殿の従妹・李月瓏(りげつろう)です」と答える。月瓏とは以前から慕い合っていた、今回、急に噂が立ったので、結婚の時期を早めることに、噂はおのずと消え陰夫人の潔白も証せますと。
劉秀は鄧禹の縁談を許す。


噂の件を調べた朱裕が「過家が流したようです」と劉秀に報告する。急いでは逆に麗華の境遇が悪化すると考えた劉秀は、朝廷と後宮の安定のため、もう一度許すことにする。


劉秀は過珊彤に「朕は内憂外患に悩まされ、疲労困憊しておる。今、誰かが事を起こせば、朕は精根尽き果て雲台殿さえ出れなくなる」と話す。「いずれ劉強が補佐できるかと」と言う過珊彤。劉秀は「劉強の先生はもう選んだのか?」と聞く。過珊彤は「兄が今、ふさわしい者を探しています。過家にも大勢、賢才が」と答える。「君主たる者、さまざまな意見を聞くべし。師たる者、道徳や正義を重んじ公明正大で模範を示さねばならぬ。皇后は劉強の母親である。劉強を大成させたいなら、軽挙は慎むことだ」と言う劉秀。肝に命じてほしいと。


遠回しな言い方で警告され、劉秀が気付いているのでは?と思う過珊彤。過主は「国母たる姿を陛下に見せつけなさい。お前は皇后として許臙脂が産んだ皇子を陰麗華に育てさせるの。度量の広さを示し陛下の歓心を買い、許臙脂が陰麗華を深く恨むように仕向け邪魔者を消す」と言う。過家の血を引く以上、子にも私たちに貢献してもらうと。


麗華は「ご厚意には感謝しますが、まだ赤子なので母親が育てるべきかと」と過珊彤に言う。「許美人はもともとで、善意で引き取ったお姉様を裏切り子供まで身ごもった。陛下の慈悲で美人に封じられたとはいえ、皇子の教育は任せられない」と話す過珊彤。本当は私が育てたいけど2人の幼子がいて無理、お姉様には子供がおらず居所はどこか物寂しい、その点も考慮したと。その時、劉秀が来る。

「なぜ皇后がここに?」と劉秀が聞くと、過珊彤は「許美人が皇子を産みました。ただ罪がある身で養育はできぬため、皇子をお姉様に任せようとここに来たのです」と答える。
劉秀は過珊彤を下がらせる。明るく「どうしたの?」と麗華が言う。「よい知らせだ。馮異が軍律を正し、関中を平定した」と話す劉秀。麗華は「本当に吉報ね」と喜ぶ。その直後、麗華は気分が悪くなる。


麗華を侍医が診ると懐妊していることが分かる。劉秀は麗華の手を片方の手でにぎり、もう片方の手でお腹に触れる。


麗華のお腹の子は、必ず過家の脅威となると思う過主。
過主は臙脂の手を借りようと考える。


過康は琥珀と陰興が手を取り合い、再会を喜び合っている姿を見かける。


「この毒婦」と言いながら、臙脂が麗華の元へ押し掛けてくる。わたしの人生を台無しにし、子供まで奪う気?あなたが私を置き去りにしたから私は鬼畜たちに陵辱された、今度は私の血を分けた子まで奪い取るなんて、と。麗華は「あの時は私が悪かったわ。でも…」と言いかけるが、臙脂はさえぎり「彼らの言うとおりね。私が陛下の子供を産んだから復讐しているんでしょ。私を苦しめた上で、子供を殺す気ね」と怒鳴り散らす。「子供の母親はあなたよ。子供を傷つける気もない。預かっただけよ」と言う麗華。

臙脂は「お黙り。善人ぶらないで。子供は私が育てるわ」と言うと、麗華から劉英を奪って駆け出す。追いかけた麗華は子供が危ないと止めようとするが、臙脂は聞く耳を持たない。そして臙脂が転び、劉英が投げ出されてしまう。その劉英を抱きとめる麗華。
劉英が泣き、麗華は「早く子供をあやして」と臙脂に言う。すぐに劉英を抱く臙脂。
麗華はお腹に痛みを感じ、部屋へ戻っていく。


「見事な芝居だった」と臙脂に言う過康。臙脂は「本当に芝居だとでも?劉英は私の命であり、唯一の希望でもあるのです。旦那様、この子を少しも気にかけないのですか?」と言う。過康が鼻で笑い「今後は陰麗華に何をしようと私は無関係です。この子には指一本、触れぬよう。さもないと私は何をしでかすか分かりませんよ」と言うと臙脂は行ってしまう。


ーつづくー


鄧禹が結婚するなんて…(;д;)
できたら一生独身で、麗華のことだけを想っていたかったはず。
たとえ結ばれなかったとしても。
こんな形で結婚をすることになった鄧禹も、相手の人も可哀想(;-;)

我が子を助けてくれた麗華への気持ちが、臙脂の中で少し変わったかも?
それにしても臙脂の子供はいつ生まれたの!?

過家たちの悪巧みはエスカレートしていくばかり。
過康が琥珀に近づこうとしていたのは、その企みの1つだと始めは思ったのだけど…陰興と琥珀が一緒にいる所を見た過康を見ると、琥珀に本気だったような?
過康がどちらかに何かしそうで怖いヾ(・ω・`;)ノ

お腹が痛いと言っていた麗華が心配…。
ようやく2人の間にできた子供だものね。
無事に産まれてほしい。



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1 コメント

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二人を得る (time)
2017-03-29 00:49:33
劉秀、よかったですよね、麗華と鄧禹の二人を得て
洛陽に帰還できて。。。
戻った先は暗躍が・・・

間者たちは麗華のためで、麗華が冷静になれば
その配置も変えて、、、流石ですよね、陰識兄さん。

今度は鄧禹が先に動いて。。。
政務もプライベートも儘ならないことが多くて
仕方ないのかもしれませんが、
こんな時劉秀は感情的になって、ちょっと残念でした。。。
珊彤も自分が劉秀の悩みの種にならないよう
気を付けないと、と思ってほしいものです。
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