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中国ドラマ「秀麗伝~美しき賢后と帝の紡ぐ愛~」第50話/最終話 あらすじ

2017年04月02日 16時52分07秒 | 秀麗伝(中)

「天下太平の世」


過珊彤は劉秀と杯を交わしながら、出会いから婚儀、これまでの出来事などを振り返る。劉秀の心には、いつも麗華がいた。
涙を流す過珊彤を残し、北宮を出て行く劉秀。


劉秀は北宮へ行った日以来、意気消沈してしまう。心配する麗華を抱き締めながら「君も離れるのか?」と言う劉秀。優しく「文淑兄さん、馬鹿なことを言わないで」と麗華は言う。劉秀は「私は皇帝ゆえ、人前で感情をさらけ出すことができぬ。常に寛容でなければ。だが麗華、君の前では違う。君にはわがままを言えるし、身勝手になれる。私は君より先に逝きたい。耐えられぬのだ、皆、次々に私から離れていくことが。縯兄上や元姉上、馮異まで…。次から次へといなくなってしまった。私は怖い、君もいなくなることが。たった1人で玉座に腰かけていたくない」と涙を流す。一緒に涙を流した麗華は「冗談はよして。私は離れないわ。生きては衾を死せば穴を共にする」と言って、劉秀を慰める。


朝議。劉強は跪くと「皇太子の位を辞します」と劉秀に申し出る。本気か聞く劉秀に「私には分かります。劉陽は仁者で学問にも秀でている。天意には逆らえません。才識と度量のある劉陽なら、盛世を築けるかと」と言う劉強。

同年、劉秀は詔書を発布し、劉陽を皇太子に立てる。劉陽は名前を“劉荘”と改めた。


北宮から過珊彤が病床に伏せているという知らせが届く。劉秀は名医を召して治療をさせるよう命じる。しかし過珊彤は部屋に誰も入れたがらなかった。
麗華は侍医と一緒に過珊彤の娘も連れて北宮へ行くことにする。


麗華は礼劉に「お母上に挨拶しなさい」と言う。礼劉は躊躇するが、麗華に言われ寝台まで歩いて行く。「礼劉、私の娘…」と言いながら、礼劉に手を伸ばす過珊彤。しかし触れる前に礼劉は「怖いです」と麗華の元へ逃げてしまう。礼劉の母が今は麗華だと改めて思い知らされた過珊彤は、麗華に向い「皇后様に拝謁いたします」と頭を下げる。

急いで駆け寄り「あなたは妹よ。何もそこまで…」と言って過珊彤の体を起こす麗華。驚いた顔で麗華を見ながら「私が妹?ずっと私は恨んでいたのに?あなたのことは夫を奪った敵、死ねばいいと思っていたわ」と震える声で言う。だから陰家を襲撃させた上、劉陽の暗殺を謀り劉衡を殺した、あの劉文淑を殺そうとまで考えたわ、あとを追う覚悟でね、私が得られぬものをあなたに渡すまいと、そんな私を妹と見なすの?と。麗華は「お互い年を取り、老い先は長くない。まだ吹っ切れないの?」と聞く。

泣きながら「仕方がないわ、劉文淑を愛してしまったから。あの時、彼に救われなければ恋情など抱かなかったわ。もし、あの時、彼が河北に来なければ過家と縁を結ばなかった。妻がいると知ってたら惨めな思いをしてまで執拗に割り込まなかったわ」と言う過珊彤。麗華は「過ぎたことよ、元には戻れない。もう踏ん切りをつけたら?」と言う。
過珊彤は「私はあなたを妾に貶めた。それなのに私を恨んだことがないの?」と聞く。麗華は「一度もないわ、これは運命だもの。怨念を抱きながら生きても仕方がないし、空しいだけよ。すべては陛下を愛するがゆえでしょう」と答える。

過珊彤は「よりによって、あなたが病床の私を見舞ってくれるとはね。予想もしなかった」と話す。そして礼劉が顔を背けるのを見た過珊彤は背を向け「私の悪行を水に流して娘を可愛がってくださり、大変ありがたく存じます。もうお引き取りを。やつれた姿を娘に見せたくありません」と言う。麗華は「侍医の治療を受けて、しっかり養生して。回復したら、また礼劉を連れてくるわ」と言って礼劉と出て行く。


奏上を見ながらつらそうな劉秀に「どうしたの?」と麗華は声をかける。「呉漢が重病だ、もう持たぬ」と言う劉秀。劉秀は「この奏上が病床から届いた。己は瀕死の状態なのに、天下に大赦を下すのは慎重にと」話し、奏上を麗華に渡す。「“大赦を下すのは慎重に”。呉漢の提言は私の昔の思いと同じよ」と言う麗華。

麗華を隣に座らせると「鄧奉のことで呉漢を恨んでいるだろうが、彼は生涯、私に付き従い、汗馬の労も厭わなかった」と劉秀は話す。麗華は「そうね。呉漢がいなければ天下を平定できなかったわ。陛下、人の死は世の常よ。新しい命も消える命も受け入れるしかない。悲しまないで」と言う。

劉秀は目を落とした麗華に何を考えているか聞く。「子陵から聞いた荘子と髑髏の話よ」と答える麗華。劉秀はふっと笑うと「“生きるのは苦しい 死ねば安楽なり”」と言う。麗華は「連れ添えて本当に良かったわ。あなたがいなきゃ生きることに疲れていた」と話す。劉秀はうなずくと「私だって同じだ。君を娶れたことは今生で至上の喜びだ」と言う。


病となった劉秀は、陰興に「朕は縯兄上と春陵で挙兵した時から戦いに明け暮れ、瞬く間に30年余りが過ぎた。今の皇太子は劉強の補佐があれど、何をするにも、まだまだ力不足だ。そちに託すぞ」と頼む。陰興は「ご命令には従えません。陛下は必ず回復されます」と言う。
麗華は陰興や劉荘、劉強を下がらせたあと「心配いらないわ。ずっと私がそばにいる。離れないわ。諦めては駄目よ」と劉秀を励ます。


劉秀はたくさんの思い出の夢を見る。目覚めた劉秀は、草の鳶を持ちながら自分の胸で眠る麗華に触れる。目を開けた麗華に「私の…麗華」と言う劉秀。
劉秀は「夢を見ていた。とても長い夢だった」と言う。縯兄上や劉玄がいた、他にも大勢の者が出てきたが一番現れたのは君だ、春陵から昆陽を経て河北へ行った、と。「奇遇ね。私も同じような夢を見たわ」と言う麗華。劉秀は「君という伴侶を得て私は幸せだった。この鳶も夢に出てきたぞ。夢の中で考えていた。“麗華には申し訳ないことをした。このまま逝けぬ”と。そこで目が覚めたのだ」と話す。

麗華は「謝る必要はないわ。夫婦は添い遂げるもの。“婿を取らば劉文淑”よ」と言う。「“婿を取らば劉文淑。妻を娶らば陰麗華”。麗華、夢を見て決意した。子供たちは成長し天下も定まった。それなのに私だけ先に逝けようか。君に一切を押し付けて先立つには忍びない。君のために、また奮起する」と言う劉秀。麗華は涙を流しながら頷く。


秋香酒坊。酔った過康は2階へ行く。そこで、ある女性に声をかける過康。その女性は尉遅峻の養女だった。
過康はその女性がいつしか琥珀の顔に見え驚く。そんな過康を窓から蹴落としてしまう女性。
女性は現れた尉遅峻に「琥珀さんの敵が討てましたね」と言う。2階から落ちた過康は血を流して死んでいた。


麗華は劉荘から陰興が危篤だと聞き、劉秀と実家へ駆けつける。なぜ陰興の病を隠していたのか、陰識に聞く麗華。陰識は「本人に口止めされた。病み上がりの陛下に心配かけたくないと」と答える。劉秀は侍医を呼ぶように言うが「程侍医にも見せたが、毒に侵され治癒は絶望的だそうだ。気力も衰えているため鍼も効かぬらしい」と話す。毒に侵されたのは、陛下が被災地へ赴かれた時だと。劉秀は「すまない」と陰興に謝る。

「陰興、私を残して逝っては駄目よ。早く元気になって」と声をかける麗華。その言葉で目を開いた陰興は「姉上、兄上、悲しまないでくれ。やっと母上と琥珀に会いに行ける。1つ頼みが。私の亡骸は琥珀と同じ墓に埋葬…して……くれ」と言うと亡くなってしまう。「嫌よ、陰興」と麗華は泣きながら言う。


子供たちに教鞭をする劉荘を見ながら「早いものだ、子供たちが親になるとはな」と劉秀は麗華に話す。麗華も「感慨深いわね。私たちが老いたということよ」と言う。「老いたのは私だけだ。私の麗華は若さを保っている」と言う劉秀。

劉秀に肩を抱かれながら「数日前、夢を見たわ」と麗華は言う。縯兄さんが現れたの、馮異や李通、呉漢もいた、陰興に鄧奉もね、と。劉秀は「皆、もういない」と言う。「両親にも会ったわ。父上は当時のままで、家族を馬車に乗せていた。私は父に“今後は家族で平和に暮らせる”と伝えたの」と言う麗華。劉秀は「君の言うとおりだ。子供たちが成長し、ようやく天下太平の世となった。麗華、私には長年の夢がある。近々、かなえたい」と言う。

「また馬に乗って戦に?」と麗華が心配する。笑った劉秀は「馬鹿を言うな、戦など起きてはおらぬ。近いうちに泰山へ行きたいのだ。兄弟たちに伝えたい。期待を裏切らず、私が立てた王朝には民が幸せに暮らし、太平が訪れたとな。私たちの当初の夢も実現した」と言う。うなずき「一緒に行くわ」と言う麗華。劉秀は重ねた麗華の手を両手で握ったあと、抱き寄せる。


建武31年。建武帝は陰皇后や皇太子と共に泰山で封禅の儀式を行なった。

西暦57年。建武帝が病にて逝去したため、皇太子の劉荘が即位し明帝となる。同年、鄧禹が病死。
永平7年。光烈皇后・麗華も病没し、建武帝が眠る原陵に合葬された。


ーおわりー


終わってしまいました…。

過珊彤に麗華の気持ちが伝わって良かったです。
早く元気になって、礼劉が怖がらなくなるといいなと思いました。
本当の母と娘だから。

過康は尉遅峻たちによって敵を討たれました…。
最後はあっけなかったかな?

陰興はやっぱり…。
でも、尉遅峻たちが敵を討ってくれて、心残りもなく琥珀の元へ行けたはず。

李通はいつ亡くなったんだろう?
伯姫にも丁柔にも最終話で会いたかったー。


最後は劉秀や麗華が亡くなるまでじゃなくて、泰山で封禅の儀式を行なったまでで良かったかも。
ドラマが終わることにじゃなくて、内容が寂しく感じて切なくなってしまって。
老いの話とか、最終話で何人も亡くなったからかな?(滝汗)
でも、このドラマを最後まで視聴できたことや、あらすじが書けて良かったです。


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6 コメント

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おつかさまでした!! (time)
2017-04-02 21:43:07
うさ姐姐、長丁場のあらすじお疲れ様でした。

最終回でも、素敵な陰識兄さんにお会いできて満足でした。

なかなか後漢の初めの歴史に触れることがないので、
劉秀、陰麗華、陰識をはじめ陰家の人々など、
どのように混乱の中から、漢王朝を再興したのか
その苦難と平和への道がとても興味深いドラマで
日本で放送されてよかったです。
CSは限られた人になるので、ぜひBSか地上波に
放送されることも心から願っています。
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太平のために (Berry)
2017-04-07 02:25:53
うささん、長〜いお話のあらすじ、御苦労でした。所どころ、随分とあらすじのおかげで理解が深まりました!
麗華が皇后になって、その後をもっと描いて、みていたかったのですがその後は1話で終わってしまいましたね〜
次々と歳のせいもあるのでしょうが、家族や友人、重臣が去っていくのは寂しいですね。
劉邦の建てた漢のあとの後漢の偉大な皇帝のお話はこのドラマで初めて知りました。戦いが強いだけでなく、政治的に色々と革新的な皇帝だったようですね。
再放送、BSや地上波でしてほしいですね。
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太平のために (Berry)
2017-04-07 02:27:46
うささん、長〜いお話のあらすじ、御苦労でした。所どころ、随分とあらすじのおかげで理解が深まりました!
麗華が皇后になって、その後をもっと描いて、みていたかったのですがその後は1話で終わってしまいましたね〜
次々と歳のせいもあるのでしょうが、家族や友人、重臣が去っていくのは寂しいですね。
劉邦の建てた漢のあとの後漢の偉大な皇帝のお話はこのドラマで初めて知りました。戦いが強いだけでなく、政治的に色々と革新的な皇帝だったようですね。
再放送、BSや地上波でしてほしいですね。
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失礼しました。 (Berry)
2017-04-07 02:29:21
間違いで再投稿してしまいました。失礼しました〜
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くだらない女 (mr.カタルーニャ)
2017-12-02 19:02:41
うささんお疲れさまでした。
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くだらない女 (mr.カタルーニャ)
2017-12-02 19:18:14
うささんお疲れさまでした。
全体通して面白かったです。
ただ、後半は戦闘シーンがなかったのでかなりざんねんです。
それとヒロインの一人過珊とう 嫌な女でしたね。叔父や母に言われるがまま結婚しかくせに、逆恨みして夫や麗華に嫌がらせし続けて、最後まで謝りませんでしたね。しかもバカ兄貴やバカ母にいいように利用されていたのに気づかないなんて、バカは死なないと治らないね。
こんな女と結婚したくないです。
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