路招揺(ろしょうよう) 役…バイ・ルー
厲塵瀾/墨青 (れいじんらん/ぼくせい) 役…シュー・カイ
琴芷嫣(きんしえん) 役…シアオ・イエン
姜武(きょうぶ) 役…ダイ・シュー
琴千弦(きんせんげん) 役…リー・ズーフォン
洛明軒(らくめいけん) 役…リウ・ユーチアオ
「抑え切れない心魔」
厲塵瀾が心魔を宿していると知り笑う姜武。厲塵瀾は金輪際、治療は頼まぬと顧晗光に言って部屋を出て行く。
招揺が呼んでも厲塵瀾は止まらない。腕をつかんで厲塵瀾を止めた招揺は、自分に宿る心魔に気付いていたと知る。分かってる、ただ言えなかった、と言う厲塵瀾。招揺は、私とあなたの間に遠慮はいらない、と言う。厲塵瀾は、昔からそうだった、顔に痣があった頃は自分の醜さに劣等感を抱いていた、君に嫌われると…、だが君はいつも俺のそばにいてくれた、でも不安だった、いつかいなくなると、と話す。忘れないで、私はどこにも行かない、この世が滅んでも、この言葉を忘れないで、と言う招揺。
六合天一剣の奪回に失敗したのは自分のせいだと思われてしまった姜武。小恩は新山門は仲間だと思われていないため、封魔山に戻ろうと話す。しかし、嫌だ、と姜武は言う。招揺と毎日会えなくなると。
鳳山。六合天一剣を見せた林子豫は遅天明に取引を持ちかける。手を組むに当たり私は手の内を明かした、そちらの切り札を教えてもらおうか、と言う林子豫。錦繍と手を組んだ際に言っていた計画を教えて欲しいと。六合天一剣を求める者は多い、手の内が明かせぬなら錦繍を訪ねると林子豫が出て行こうとする。止めた遅天明は、錦繍と手を組むと見せかけ、金仙の再興を進めていたと話す。洛明軒が生きていると知り、林子豫は驚く。
林子豫は小艾に、遅天明は信用するに値せぬが利を同じくする、と言う。ここにとどまると聞き、安心する小艾。林子豫にとってこの世には万路門とそれ以外の2つの場所しかなかった。万路門に戻れないなら、どこへ行こうと、どこにとどまろうと、同じだと言う林子豫。
琴芷嫣は姜武におじ上を救うよう頼んでほしいと招揺に話す。わかった、琴千弦は恩人だもの、と言う招揺。琴芷嫣は喜ぶが、姜武が応じるかは分からないと招揺は言う。
無悪殿へ行った招揺は、姜武に琴千弦を目覚めさせられるか聞く。俺が死ねば目覚める、と言う姜武。彼はあなたの生みの親でもある、と招揺は説得しようとする。しかし姜武は、違う、生みの親はお前だ、と言う。
姜武から、俺を殺したくなったか?、と聞かれた招揺は、あなたは恩人よ、殺さないわ、と答える。だが、あいつはどうかな?と姜武が言う。招揺は、墨青も私の恩人を殺しはしない、と言って出て行く。姜武は、俺はあいつを殺すぞ、とつぶやく。
無悪殿の外で待っていた琴芷嫣は、招揺が首を横に振り肩を落とす。それでも、望みを捨てないで、と言う招揺。
招揺は顧晗光と会い、心魔を除く方法について聞こうとする。何か隠していると感じるが、答えようとしない顧晗光。招揺は暦に“5日、千錦の輿入れ”と書かれていることに気づく。あなたの大切な人がどうなってもいいの?答えないなら沈千錦をひどい目に遭わせるわよ、と脅す招揺。顧晗光は、千錦に手を出したら厲塵瀾を毒殺する、と怒りを込めて言い返す。
栖止地。空空舗へ行った厲塵瀾は、店主に心魔を除く薬を売っているか尋ねる。しかし薬はなかった。子游はこの街の一番の博識な老人なら心魔について知っているかもしれないと、厲塵瀾を竹季のもとへ連れて行く。
竹季から億川酒を勧められた厲塵瀾。子游は、うちの億川酒と忘川茶はこの街一番の美酒と銘茶です、と言う。厲塵瀾が、前世を思い起こす酒、今生を忘れる茶ですか?、と聞く。前世とは?今生とは?栖止地に長らく住んでいると前世や過去は風と共に去り全て忘れる、記憶は全て“空”である、と言う竹季。厲塵瀾が酒を飲むと、待っていろ、と父に言われた時の声が頭をよぎる。
酒のお代わりを頼む客がいて、子游がその場を離れる。心魔について知っているか尋ねる厲塵瀾。私は心魔に侵されています、と。ほとんど忘れてしまっている竹季は、覚えていることといえば心魔を除ける者はただ2人、1人は琴千弦、もう1人は確か“魔王”と呼ばれていたような…、と話す。厲塵瀾は、お前を監禁するしかないのだ、恐るな、私が戻るのを待て、と言って去って行った父のことを思い返す。
顧晗光に怒って司馬容の元に来た招揺は、医術の腕が立つからって傲慢だと言う。司馬容も厲塵瀾の心魔のことは知っていた。私も心魔を取り除く方法を探している、と言う司馬容。招揺が方法があるのか聞くと、琴閣主は虛宗門の秘薬で心魔を除けたそうだ、と司馬容は答える。薬の名は換骨、虛宗門の門主から送られたそうだ、晗光なら入手できるやも、と。やっぱり隠していたと怒る招揺。しかし顧晗光を怒らせた招揺は会いに行けず、司馬容が行くことに。
司馬容に、目的は分かっている、説得しに来たのだろうが無駄だ、厲塵瀾のことは治せぬ、と言う顧晗光。虛宗門の秘薬の入手は難しいか?と司馬容が尋ねる。顧晗光は、換骨はあと1株だ、と言う。心魔を除ける唯一の方法だろう?と聞く司馬容。顧晗光は、換骨の生育には30年を要し2株しか生えぬ、虛宗門の前門主が育て収穫した、1株は自身が服用したが効果がなく、もう1株は琴千弦に送った、と答える。
今年の薬題を解いた後、江河から換骨が届いた顧晗光は、それを厲塵瀾の治療に使っていた。おかげで傷はきれいに治ったが、目下、厲塵瀾には心魔が生じ、江河も30歳に近づき命が危ない。薬を求めることは師兄に命を差し出せと言うに等しい、と話す顧晗光。顧晗光は、医者の指示に従えば次の換骨の収穫まで持つはずだ、と言う。換骨を育てていることを知り、司馬容は驚く。顧晗光は5年後に新しい換骨を収穫できる見込みだと言う。
虛宗門。一緒に酒を飲みながら洛明軒が、この恩は一生かけても返し切れぬ、と江河に話す。私は長くない、恩返しなど無用です、と言う江河。諦めるにはまだ早いと洛明軒が言うと、江河は覚悟はできていると話す。
蔵書閣。招揺と厲塵瀾の仲を裂く方法が書かれている書を探していた小毅と小恩。しかし見つけることができない。姜武は、路招揺は厲塵瀾を愛しているが、厲塵瀾への愛を失わせたら俺を好きになるかもしれない、と言う。
多すぎる報告書に、私の頃と全然違うと思う招揺。さらに阿大が報告書を持って来たため、あとは私がやる、と招揺は濯塵殿に持ち帰る。それを琴芷嫣に渡し、任せる、と招揺が言う。“働かざる者、食うべからず”と言うでしょ?、と。そんな中、荷造りをする声が聞こえてくる。
嬉しそうに駆けて来た路十七が、新山門の奴らが旅支度を、と言う。
外に出た招揺が小恩に何をしているのか尋ねる。今夜、封魔山に帰ることにしたと答える小恩。だから姜武が挨拶したいって、と小恩から言われ、自分で言わないの?、と聞く招揺。小恩は、琴千弦の力を使って救ったあんたを厲塵瀾に奪われて傷ついてる、と言う。
招揺は万路門全体で見送ろうとする。しかし小恩は、最後の別れは2人きりで、と言う。
姜武は厲塵瀾に、今のお前は力を失ったうえ心魔を抑え切れない、路招揺は愛想を尽かすだろう、お前について愚痴をこぼしていたぞ、“いつも黙りこくって報告書ばかり読んでいる気取り屋だ”と、と話す。
厲塵瀾が濯塵殿に行くと招揺はおらず琴芷嫣が報告書を見ていた。なぜ君が報告書を?と言う厲塵瀾。驚いた琴芷嫣は、招揺から命じられたと答える。厲塵瀾は招揺がどこにいるか尋ねる。琴芷嫣が、姜武に会いに山門へ、と話すと、厲塵瀾の体から黒い気が出てくる。
招揺はもう来ないでちょうだいと姜武に話す。墨青が不愉快になるだけだと。姜武は厲塵瀾が見ていることに気づき、招揺と握手をするふりをして引っ張ると口づけをする。黒い気に覆われた厲塵瀾は、剣を取り出し襲いかかる。
ーつづくー
顧晗光には姜武がいる所で厲塵瀾に心魔が宿っていると話してほしくなかったかも(;´д`)ノ
姜武のことだから、絶対利用するよね…。
厲塵瀾の心魔が暴走してしてしまうのも困る。
でも江河の命がかかっているから、差し出させる訳にもいかない。
もっと早く換骨が生育できたらいいのに(;д;)
琴千弦が目覚めてくれたらいいんだけど…。
姜武を殺す以外に方法はないのかな?
もしくは厲塵瀾のお父さんが心魔を除いてくれたらいいのに。
また気になるところで続くヾ(・ω・`;)ノ
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