【登場人物】
岳飛(がくひ) …文武両道に秀で、忠義に厚い勇士。主人公。
王貴(おうき) …岳飛の仲間。義兄弟。
張用(ちょうよう) …岳飛の仲間。義兄弟。
牛皐(ぎょうこう) …岳飛の仲間。義兄弟。
秦檜(しんかい) …中丞。王仲岏の娘・王氏が妻。
「牛皐 桂娘を娶る」
「じゃあ…どうする気?」と桂娘に言われ「君の言うとおりにするよ」と答える牛皐。桂娘は牛皐を外へ連れていき、周りから「嫁ぐ時に切るんだろ」という声が聞こえる中、牛皐と一緒に桂花の木を切る。
岳飛が書物を読んでいると、孝娥と一緒に牛皐が来る。照れながら牛皐は「兄貴、実はちょっと相談があるんだ」と言うが、相談の内容をなかなか言うことができない。ようやく、丹桂坊に行ってきた、桂花の木を切った、と話す牛皐。岳飛は言っている意味が分からず「償わねば」と言う。しかし、すぐに孝娥は分かり「彼女を娶りたいの?」と聞く。牛皐がうなずき「応じそう?」と言う孝娥。嬉しそうに「あっちが望んだ」と牛皐は答える。岳飛もめでたいと喜び、幸せにするよう話す。
牛皐は義兄弟たちにも祝福されながら婚儀を執り行う。
自分の婚儀でも飲み比べをする桂娘。そんな中、岳雲は娟児に話しかけるが、まだ怒っている娟児は振り払って行ってしまう。
岳飛の上奏が高宗に届く。賊を大目に見れば悪しき前例を残すと言う張。しかし趙鼎は首領以外は死罪を免じるべき、彼らは賊である前に陛下の臣民だと話す。国が安定した今こそ、陛下の大いなる恩情を示すべきだと。2人が口論するのを止めた高宗は「思うに岳飛の言には一理ある。賊の死罪は免じよ」と告げる。
帰り。秦檜を呼び止めた張は「なぜ趙鼎の妄言を止めなかったのですか?」と言う。「このたび陛下は岳飛の顔を立てたのだ。岳飛は多くの功を立て、陛下の一番の寵臣となった」と答える秦檜。張が「なら余計に奴の増長を阻むべきでは?」と言うと、秦檜は「今は存分に増長させておく。そのほうが始末しやすい」と返す。
金。合剌は集まった皆に、太宋の体が優れず、朝儀ができないことを伝える。合剌の差し金では?と疑う粘没喝。私のほうから拝謁に伺う、と粘没喝は言うが、烏棱思謀に止められ会わせもらえない。
兀朮と酒を飲んだ粘没喝は、陛下は先が長くない、このままでは国が合剌のものになる、と話す。そして「私が即位した暁には、お前を元帥にするぞ。兄弟で天下を統一しよう」と持ちかける粘没喝。しかし黄天蕩の大敗のことを持ち出され、兀朮は機嫌が悪くなってしまう。
屈辱を受けた兀朮は「黄天蕩の敵をどう取る?」と哈迷蚩たちに聞く。杜充は情報によると韓世忠は楚州にいる、大軍を擁するものの兵糧が少なく軍容は整っていない、奴は最北の部隊で孤立している、岳飛も内乱を平定していて援軍を送れない、と話す。「梁紅玉は軍営にいるのか?」と兀朮が聞くと、哈迷蚩が「あの夫婦は常に寄り添っているとか」と答える。
遅い時間に韓世忠が帰ってくると、紅玉は娘のために調弦をしていた。疲れた顔をしている韓世忠に休むよう言う紅玉。そんな紅玉に韓世忠は詔書を受け取ったことを話す。また戦だと。
金。酔った粘没喝が押し掛け、具合の悪い太宗と会う。よいとも悪いとも言える知らせがある、陛下が倒れて以来、金では陰謀が渦巻き謀反を企てる者が現れた、と話す粘没喝。太宗が「お前がいるのに誰が謀反を?」と返すと、粘没喝は「私は兵を動かせない。兀朮は韓世忠を討ちに行きました。今、軍令を出せるのは陛下のみ。謀反が起きたとしても私には何もできません」と言う。
太宗は体を起こし「それについては考えたこともなかったぞ。お前がいれば誰も馬鹿な真似はしまいと思っていた。つまり本当に謀反を企てる者がおるのだな」と言う。そして「なら、なぜよい知らせと申した?」と聞く太宗。「陛下、私に兵権を譲れば陛下は心置きなく養生できます。私が兵権を持てば、誰も謀反を起こしません。いい知らせでは?」と言う粘没喝。粘没喝は約束を迫るが、太宗は「天下を取るには戦で勝たねばならぬ。だが治国は人心に沿うことが肝心だ。もしも今お前に兵権を譲ったならば、お前にとって災いとなろう。必ずやな」と言う。それでも粘没喝は「今は治国ではなく、天下を取る時です。玉座をくだされば天下統一を遂げます」と引かない。
太宗はそれ以上話せなくなり、粘没喝は仕方なく出て行く。
つらそうな太宗は、即位以来、私の野心は大きすぎた、天下に覇を唱えるため、良馬に十分な飼い葉を与え肥えさせた、だがその結果、あやつの体だけでなく心まで肥えさせた、あやつを放任しすぎたのだ、飼い葉を斡離不にも分け与えるべきだった、だが斡離不の勢力では粘没喝の増長を止められんだろう、と悔やむ。「四太子(兀朮)がいます」と言う烏棱思謀。太宗は「しかし兀朮は粘没喝の妹を娶った」と言う。それでも烏棱思謀は「四太子は陛下に忠実であり、粘没喝と違います」と話す。四太子は忠臣、粘没喝は私欲に走る輩だと。
元帥の器があるのに侍衛をさせ「すまぬな」と烏棱思謀に詫びる太宗。烏棱思謀は「滅相もない。陛下に尽くせて幸せです」と言う。しかし太宗は「今は私に尽くす時ではない。すぐに発て。兀朮を呼び戻せ」と命じる。お前自ら行けと。
紅玉が幼い娘に琴を教えていると「韓将軍が奇襲に遭ったとの急報が届きました」と知らせが。「救出に行くと将軍に伝えて」と言う紅玉。
紅玉は兵たちと馬に乗り、急いで救出に向かう。しかし、それは兀朮の罠だった。
突然、金に襲われてしまう紅玉たち。懸命に戦った紅玉たちだったが、次々に兵が倒されていく。そして最後まで残った紅玉も兀朮に刺されてしまう。
ーつづくー
牛皐がとうとう桂娘と♪
もう尻に敷かれること決定だよね(∩´∀`@)
桂娘のこととなると、普段と変わっちゃう牛皐が楽しく楽しくて。
義兄弟たちも嬉しそうで良かった(*⌒ー⌒*)
久しぶりに粘没喝が登場。
兀朮との関係がビミョウな気がするけど…。
そして紅玉が(;д;)
兀朮には韓世忠と男と男の戦いをしてほしかった。
敵が一番傷つくことだけど、だからこそ女を巻き込むのは卑怯にも見えるというか。
いくら紅玉が鍛えていても、力はやっぱり違うものね。
紅玉はすごく格好よかった!!
最後まで諦めず、戦い続けて。
牛皐が桂娘を娶って幸せいっぱいで始まって、紅玉のつらい場面で終わる…。
天と地の回でした…(;△;)
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庶民的な赤い花婿花嫁衣装でした。
桂娘、きれいでした。
紅玉までも・・・・・・・悲しい(T_T)
怜児の流産の恨みが募ってだろうけど
紅玉や周りの兵は皆女性だったから
兀朮にはがっがりだよ。
紅玉も幼い娘と韓正忠を残して、無念だったでしょう。
ああ、亡くなる人がだんだん多くなっていく~
今まで見た中ではカジュアルな感じのお式?披露宴?も素敵でしたね(*^^*)
一方で娟児はまだ怒ってるようで岳雲と仲直りしてこちらも上手くいってほしいです(*^^*)
月日が経って金の内政も変わりつつあるのですね。
太宗と粘没喝はどこかで見たような関係で…どうなるのかなぁ…
で、合刺って誰?
ついでに侍衛の烏リョウ思謀の髪やら髭が気になる(*≧∀≦*)
ここまではまだ笑っていられたのに…
紅玉が亡くなってしまった…
子どもを失ったウジュ達の気持ちも分かるけど今回のはやっぱり辛すぎますね(TT)