「2人きりのレッスン」
流刑地・銭唐で子修に襲撃された公明は、再び現代へタイムスリップしてしまう。自分がどこにいるのか分からないまま劇場に入る公明。ステージでは若者たちがダンスを踊っていた。
公明は古代のお金を置き、イスに置いてあった服などを持ち去る。
カップルにここが杭州だと聞いた公明は、観光案内の女性から携帯を借り、湘湘に電話をかける。
電話に出た湘湘は「元気なの?無事だった?」と公明を心配する。「ああ、無事だとも」と返事をする公明。いろんな人から公明が死んだと聞かされていた湘湘に「危うかったが、九死に一生を得た」と公明は言う。
公明は杭州にいることを話し「お嬢さん、助けてくれぬか?」と頼む。
明日の撮影が休みだと分かり、湘湘は杭州へ行くことを決める。
金晶には夏暁南が友達と会うと話し、その友達と自分も親しいと湘湘はごまかす。
湘湘にかけても電話に出ないため、于飛は金晶に電話する。
湘湘が杭州へ行と金晶から聞き、マネージャーの天秀に「杭州へ飛ぶ。湘湘が杭州に行くらしい」と言い出す于飛。
于飛が予算オーバーしたら自腹をする覚悟で雑誌の撮影を杭州に変更し、天秀はあきれてしまう。
湘湘たちは杭州の空港で公明と会う。金晶も一緒に来たため、友達と会うと話していた夏暁南はわざと公明に抱きつく。訳が分からず夏暁南を突き放し「何ごとだ、男同士で抱擁など」と言う公明。「晶さんが驚いてるわ」と言い、湘湘も公明に抱きついて取り繕う。
イスに隣同士で座る湘湘と公明を見ながら、2人が付き合っているのではないかと怪しむ金晶。夏暁南は仕方なく、公明は既婚者で子供もいる、とウソをつく。「もっと危険だわ」と金晶が焦り、雑誌の読みすぎだと夏暁南が言う。
王莽たち王一族は陛下に「皇后の座が空位では、人心が乱れます」と進言する。許氏に罪はなく濡れ衣だったが許氏を許しては示しがつかない、趙婕妤ならば皇后の重責を担えると。陛下が「だが出生が卑賤な趙氏でよいのか?」と言うと、王莽は「父親に爵位を与えてはどうでしょう?」と話す。
湘湘と公明は、金晶と夏暁南と別行動をすることに。
座りながら公明が「空を飛ぶ巨獣を見て、一計、思いついた。この苦境を脱せるかも」と言う。ふっと笑った湘湘に「なぜ笑う」と言う公明。湘湘は「もう死んだと思って人と、こんな形でまた話が出来るんだもの」と答える。
湘湘は「巨獣って飛行機のこと?何をするつもり?」と聞く。「君たちのように私も長安へ移動し、漢の時代へ戻れば局面を変えられる」と公明は話す。「危険じゃない?」と言う湘湘。公明は「構わぬ。君に会うと希望と勇気が持てるのだ」と言う。
湘湘にこの世界で生きる方法を教えてほしいと頼む公明。どうやって車や飛行機に乗る?きっと私の計画にも役立つはずだと。「いいわよ。レッスンスタートね」と湘湘は返す。
湘湘はお金について教え、公明はコーヒーを1人で買い成果を見せる。他にもタクシーへの乗り方やアラビア数字を教えた湘湘。
湘湘と公明はベンチに座りながら、ケンカをしているカップルを見る。「男は“朝三暮四”よ」と湘湘が言うと「“朝秦暮楚”では?」と言う公明。女性が男性に乱暴しているのを見て「漢では考えられぬことだ」と公明は言う。それを聞いた湘湘は「昔は男尊女卑の社会だもの。彼女はまだ謙虚なほうよ。もし私だったらボコボコにしてるわ」と返す。
公明が「湘湘さんは時々、非常に…」と言い始め「何よ。凶暴だって言うの?」と言う湘湘。「許皇后とは、まるで違う」と公明が言い、湘湘は不機嫌になってしまう。
カップルの男性が女性を抱き締め「これが現実よ。言葉遣いだけじゃなく、考え方も“ご先祖様”ね。保守的で抑圧されてる」と言う湘湘。公明が「悪気があったわけではない」と言い、2人は仲直りする。
撮影をしていた于飛は、休憩時間に電話をかけるが湘湘はまた出ない。天秀がスタイリストを飲みに誘い、イライラしていた于飛は、仕事中だと怒り出す。天秀は言い返し、辞めると言うと行ってしまう。
デパートで“爱”という字を見つめた公明は「ずっと漢字が気になっていたのだ」と湘湘に言う。知らぬ字がたくさんあると。「そう?これは“愛情”の“愛”よ」と返す湘湘。公明は「私の知ってる“愛”とは違うな」と言う。「ああ、今は簡体字を使っていてね、図書館では繁体字版を探してあげたの」と湘湘が話す。公明が「簡体字とは?」と聞き、湘湘は「古代の複雑な漢字を簡単にした字体よ」と答える。
納得した公明は「だが、いささか残念だな」と言う。なぜ?と聞く湘湘。公明は「見てくれ」と湘湘の手の平に指で字を書き「“愛”の“心”が抜けている」と言う。
夏暁南は湘湘と公明を2人きりにさせておくため、金晶をバーに誘う。始めは飲みたくないと言っていた金晶だったが、相談ごとが天秀のことだと聞くと、お酒を1ダースも頼む。
湘湘と公明はレストランへ。手で電話の形を作り、湘湘から公明へ電話をかけた設定にする。公明が「湘湘さん」と言い、湘湘は「“湘湘”と呼んで」と返す。「湘湘」と言う公明。
湘湘は真顔になり「戻ってきたのね。ケガはない?」と聞く。「君のおかげで無事だ」と公明は答える。湘湘は「よかった、すごく心配したのよ」と言う。「ありがとう。この前も私を案じてくれた」と言う公明。
公明が「なぜ私の心配をする」と言う。湘湘が返事に困っていると、料理が運ばれてくる。ピッと言って電話を切る真似をする湘湘。
運ばれてきた料理は湘湘が一番好きな東坡肉だった。「蘇東坡という昔の有名な詩人が、流刑先で友達に作ってあげた料理よ」と湘湘は話す。公明は「私と同じ境遇ではないか。しかも友のために作るとは」と言う。湘湘が気に入ったか聞くと、笑顔で「彼の友はきっと喜んだだろう」と言う公明。
紀元前16年・長安。
王家での宴の最中、勝利はまさに目前だぞ、許氏は完全に皇帝の信頼を失った、後は公明を排除するだけだ、という話に。公明を始末するために子修が遣わされたと聞いた王莽は、怒りのあまり卓の上にあった料理や酒を払うと、その場を後にする。
外に出た王莽は座り込み、公明や影月とふざけ合った時のことを思い出す。そんな王莽を見る影月。
宿泊先へ戻った金晶と夏暁南。ソファで酔った金晶が元カレを思い出して泣き出し、慰めていた夏暁南と唇が重なる。ハッとした2人だったが、金晶はまた泣くと夏暁南を押し倒す。
映画を見た公明は、架空の話に感動し「漢にあるのは歴史の記録ばかり。あのような物語は何とも不思議だ」と話す。そして「先ほど湘湘の姿を見かけた」と言う公明。「今、撮っているドラマの宣伝映像かな?」と湘湘は返す。公明は着物に身を包んだ姿には驚かされたと言う。「驚くなんて似合わなかった?それもそうね、私と許皇后は真逆なんでしょ?」と湘湘が聞く。公明は「皇后とは違うが、漢の衣装を着た君は美しかった」と言う。
湘湘が転びそうになり、公明が腕をつかむ。恥ずかしそうに湘湘が「暗すぎて月明かりも見えない」と言うと「幸い、星がよく見える」と空を見上げる公明。湘湘は「そうね、あなたは何座?」と言うが、すぐに公明が星座を知らないと気づき「あなたの誕生日は何月何日?」と聞き直す。アラビア数字で教えて、と。「現代の数字で言えば、恐らく3月24日だろう」と言う公明。湘湘は「昔の3月24日だと、太陽暦で言えば牡牛座ね」と言う。
牡牛座の意味が分からない公明に、湘湘は誕生日によって星座が違ってくることを説明する。「あなたには牡牛座がピッタリね。頭が固くて強情で保守的、まさにあなたよ」と湘湘が言う。「褒め言葉ではないな」と公明が言うと「いい面だってあるわ。慎重で責任感があって忍耐力もある。それに見た目は頭が固そうだけど、大切な人にはすごく一途だわ」と言う湘湘。
湘湘は両手にハーッと息をかけると「この場所、寒くない?」と言う。そんな湘湘を抱き寄せ「こうすれば寒くない」と言う公明。湘湘は「この世界では愛し合う者同士がこうするの」と静かに話す。そして、ゆっくり公明にキスをする湘湘。公明も目をつぶり湘湘に口づけする。
湘湘の電話が鳴り、気まずそうに離れた湘湘が電話に出る。夏暁南から急いで戻ってくるように言われ、湘湘たちは帰ることにする。
歩き出した湘湘と、自然に手を繋ぐ公明。
湘湘たちが帰ってくると、夏暁南と金晶が1つのベッドで寝ていた。
公明はソファで眠ることにし、行こうとした湘湘に「さっきは…」と言いかける。それをさえぎり「また明日ね」と言うと、その場をすぐに離れる湘湘。
駐車場で天秀は于飛に土下座して謝る。もうあんなことはしないと誓い、于飛は「分かればいい」と言う。
空港で湘湘が公明といるのを見かけた天秀は、すぐに病院にいた変質者と湘湘たちが一緒いると于飛に知らせる。急いで警備員を連れて向かう于飛。
公明が警備員に連れて行かれそうになり、湘湘は「待って、変質者じゃないわ。彼は私の恋人よ」と止める。
ーつづくー
やっぱり王莽だって、知己は大事…。
そんなに簡単に捨てられるものじゃないよね(;д;)
夏暁南と金晶の関係は???
この2人も気まずそうだったけど…押し倒された後はどうなったの!?(∩´∀`@)
湘湘と公明が!!湘湘と公明が!!!!!(←うるさい)
きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(≧∇≦)ノ彡
こんなに早くキスするなんて(*´艸`*)
湘湘は公明が好き好きって感じだったけど、公明も…。
ますます面白い展開になってきましたね。
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両想いの二人をますます応援したくなりました。
韓国版でもそうだったけど、公明の適応力はすごいですね。
一度聞いたら何でも理解する能力と、その場の状況を察知して柔軟に対応できる力が半端ないですね。
きっと漢の時代を生き抜く力が、現代にも応用されているのでしょうね。
シャンシャンと公明はもちろんのこと漢の王莽も影月も、皆が幸せになれる未来になるといいなぁ。
歴史が変わったらどんな影響が出てくるのかも気になりますが・・続きが楽しみです!
公明、やっぱり気に入っていたのですね、湘湘のこと。
それにしても、電話を拝借した時の
公明も人の使い方がお上手でとても驚きました。
漢代でもそんな融通が必要だったのでしょうか???
そして、この回は夏暁南がナイスサポートでした。
金晶との関係も、こんな展開になるとはでした。
于飛も王莽もなんだか健気な気がするのは気のせいでしょうか???
な、なんともう湘湘と公明が!!!!!(←うささんから拝借)
うっとり見ながら、好きな明星さんと♡妄想するのが一番!
ということを私はお茶会で(うささんから)学びました(≧◇≦)
金晶と夏暁南にもびっくり。
夏暁南、てっきりオネエだとばかり思ってました。
公明や影月とふざけ合っていた頃の王莽は
すっごく楽しそうでお茶目で、苦悩する姿とは大違い。
どちらも素敵だけどね。
歴史が変わって、昔の3人に戻れるといいけれど
そうなると今度は王莽が・・・うーん。
この先どうなるのでしょうか。