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中国時代劇「蘭陵王」第14話 あらすじ

2014年02月25日 23時25分07秒 | 蘭陵王(中)

雪舞は祖母の楊林氏と再会する。涙を流す雪舞に「愚かな娘だ。今まで随分と苦労したのであろう」と言葉をかける楊林氏。結ばれぬ定めと知りながら蘭陵王を愛し、自らを傷つけてまで何ゆえ茨の道を、と。そして「早く戻らねば手遅れになる」と言い、急いで白山村へ雪舞を連れ帰ろうとする。


雪舞が"お尋ね者"として貼り出される。息子の履物を雪舞に縫ってもらった阿文の母は、あんなに優しい天女様が陛下を呪うはずがないと、息子や民と道端にひざまずき「蘭陵王と天女様は無実です」と大声で訴える。その前を雪舞が乗った馬車が。民の声を聞いた雪舞は、馬車を止めるよう韓曉冬に言う。楊林氏は「ならぬ」と言うが、雪舞はどうしても見過ごすとができない。そんな雪舞たちの馬車を馬に乗った高延宗が追いかけてくる。

城門はすでに閉鎖されていると雪舞に話す高延宗。高延宗は人のいない場所まで雪舞を連れて行き、蘭陵王が斬首されることを伝える。祖珽太卜に陥れられ、陛下を呪って謀反を企てた咎で死罪を賜り投獄されていると。鄭妃を娶る前に死ぬはずがないと驚く雪舞。そして高延宗は兄上に協力した罪で、雪舞までお尋ね者になってしまったと言う。

雪舞の部屋に呪いの品があり、無実を証明できれば兄上も助かるかもしれない「すぐに戻ってくれ」と高延宗は雪舞に頼む。惑う雪舞に「何ゆえだ、兄上を好きなのだろう」と言う高延宗。雪舞は懐に入れていた蘭陵王の玉佩を取り出す。それを見た高延宗は「何も聞いておらぬのか。玉佩は兄上の母の思い出の品。兄上は言った。玉佩は最愛の人にしか送らぬと。相手は生涯ただ一人。兄上がそなたに渡したなら他の女性は愛さぬという証」と話す。そこに「雪舞」と楊林氏が来る。

楊林氏は迎えに来たのは、これが白山村へ戻る最後の機会だからだと言う。白山村は間もなくよそへ移り、今帰らねば二度と会えなくなる、ばばとの縁もこれきりだと。


牢に入れられている蘭陵王に高延宗が会いに来る。蘭陵王は自分のことより屋敷の様子を心配する。「人のことより」と高延宗に言われ「心残りもないのに我が身など…」と言う蘭陵王。高延宗は「気になることがあるはすだ」と返し、兄上のために人を連れてきたと言う。

牢に近付いてくる者を見て蘭陵王は立ち上がる。それは雪舞だった。雪舞が蘭陵王の目の前まで歩いてくる。見つめ合う蘭陵王と雪舞。
雪舞は蘭陵王の衣を少し開き傷口を見る。「どうして嘘をついたの」と怒る雪舞。雪舞は高延宗から自分が気を失い、助けようとした蘭陵王が傷を負ったことを聞いていた。「別れを告げたのは私を守るため、そうでしょ?」と雪舞は聞く。「かいかぶってくれるな。帰らせたいだけだ」と言う蘭陵王。しかし雪舞はもう村には戻れないと言う。

雪舞は楊林氏にどうしても蘭陵王を救ってあげたいと話ていた。お前と私の縁が切れようとも行くのだな、と言う楊林氏に「殿下は私の帯を受け取ってくれた人よ。それに私たちは女媧様の前で誓いをたてた。定めは変えられないかもしれないけど、この乱世があの方を必要としているのだと思うわ。私は心ならずも天女になったけど、定めは己で決めたいの」と言う雪舞。私はもう村には戻らない、と。「やはりお前の心を変えることはできなんだか。これもすべて天の意だな」と楊林氏は言い、雪舞に布袋を渡す。
馬車に乗った雪舞は泣きながら背を向けたままの祖母と別れる。

「私はもう村に戻ることができないの。だからここにいるしかない」と蘭陵王に雪舞は話す。手枷のついている手で雪舞の両手を取った蘭陵王は「二度と君を行かせはせぬ。私は最後の機会を与えたのだ。戻ってきたからには決して君を離さぬ」と言う。涙を流しながら蘭陵王に抱きつく雪舞。定めを変えることが恐かった雪舞は、もう気にするのはやめると言う。

玉佩を取り出し「この玉佩の意味を初めて知ったの。これを受け取ったのだから、もう逃げない。あなたの側を離れない」と雪舞は告げる。うなずく蘭陵王。蘭陵王はもうすぐ見張りが来てしまうため、雪舞に逃げるように言う。しかし雪舞は逃げず、陛下に謁見すると話す。祖母がくれた秘策がある、必ず助けると。


雪舞は高湛と会う。蘭陵王と謀反を企てたと思っている高演は、自首をしても許さないと言う。雪舞は蘭陵王も自分も潔白だと話し、高延宗も何者かが二人を罠に仕掛けたと訴える。証拠もなしに信じろと申すのか、と高湛は言うが「一時の猶予を頂けますか?必ずや御前に誠の罪人を差し出します。万一、約束を違えたら、私の命をお取りください。誠の罪人をのさばらせてもよいのでしょうか」と雪舞に言われ、猶予を与えてることに。


高延宗と韓曉冬は、雪舞に頼まれ、ショウガ汁を作る。
雪舞は香り袋の中身を調べる事に。


高湛、胡皇后、祖珽太卜や蘭陵王の沙汰に関わる者たちが集められる中、蘭陵王が"罪人"として連れてこられる。そして楊雪舞も呼ばれ、何も知らなかった蘭陵王も驚く。

天壇に祭られし不滅の火種を使い、誠の罪人をあぶり出してみせると言う雪舞。まやかしだと祖珽太卜が言うと「楊雪舞は天女なり。汚れた水を清水に替え、疫病も鎮めたこの私を疑うのか」と雪舞は返す。そして、総ては神の火によって明らかになると。
雪舞は燃える炎の上で白い布をあぶり始める。

居所が示されたと雪舞が言い、高湛に白い布が渡される。その白い布には"卜宮に隠るる"という文字が。
雪舞はあらかじめ白い布にショウガの絞り汁で字を書いていた。布をあぶれば文字が浮かび、それを天書にし、一芝居をうった雪舞。

祖珽太卜は慌ててまやかしだと言う。雪舞はすかさず「祖珽太卜の宮殿には大勢人がおられます。名指しされたわけでもないのに慌てて弁明なさるとは何か身に覚えでもおありなのですか?」と言う。さらに雪舞は香り袋には太卜の宮殿でしか使われていない白い灰が入っていたと告げる。それを聞いた祖珽太卜は笑い出し「案の定、まやかしだったな。香り袋に入っていたのは白ではなく黒い灰だ」と言ってしまう。その言葉を待っていた雪舞は「灰が黒いのをなぜご存知なのですか?」と聞く。

香り袋は1つだけで、誰も中を見た者はいないのに黒い灰だと知っていた、祖珽太卜の仕業としか思えないと雪舞は高湛に言う。
香り袋の中身を確かめると、黒い灰が出て来る。
言い逃れの出来なくなった祖珽太卜は、蘭陵王に罪を着せた事を認めるしかない。

何ゆえ天女と蘭陵王を陥れたのか祖珽太卜に聞く高湛。そして祖珽太卜の態度に、高湛は胡皇后が関わっていることを悟る。芒山の戦いで天女を蔑み、殿下の叱責を受け、それを恨んだからだと答える祖珽太卜。祖珽太卜は香り袋についても胡皇后の侍女の鄭児に"香り袋を置けば寵愛を得られる"と騙して置かせたと白状する。
高湛は祖珽太卜を牢獄に入れる前に棒打ちにするよう命じる。


蘭陵王と雪舞は潔白が証明される。蘭陵王に駆け寄る雪舞。
高湛は妃選びはいずれよき日を選んで行なうことにしようと蘭陵王に話す。その時「日を改める必要はない。本日でかまわぬだろう」と皇太后が入ってくる。その顔を見て驚く雪舞。それはあの"福"だった。

蘭陵王の妃は楊雪舞だと告げる皇太后。皇太后は密かに監察したが、雪舞にかなう者には出会わなかった、粛(蘭陵王)が投獄されたと聞いて令嬢達は巻き添え恐れ逃げてしまったが、雪舞だけは粛の側を離れず命がけで助けようとした、雪舞こそ生涯を共にする妃だと言う。「側室ならまだしも、正妃などとても」と戸惑う雪舞に「ヤキモチやきの負けず嫌いであろう。他の女性を妃にしてもよいのか」と皇太后は返す。

嬉しそうに「皇太后のお言葉に従います」と言う蘭陵王。「正妃となる者は家柄が問われます」と胡皇后が言い出すと「"列子皇帝によらば神巫、斉より来たりて鄭に寄る、名を巫咸という"。雪舞は巫咸の子孫である天女。祖先の居住地、鄭を姓に与えよう。鄭は皇族の姓だ。つまり雪舞は皇族ということだ」と皇太后は言う。「私が鄭?」と驚く雪舞に「どうした。鄭という姓を望んでいたではないか。幾度も鄭妃、鄭妃とつぶやくのを聞いたぞ」と言う皇太后。
高湛は婚礼の式典はひと月後に行なうと詔を下す。
「それでは私が鄭妃だってこと!?」と思う雪舞。「君の勝ちだ。鄭妃を娶ることになった」と笑いながらそっと蘭陵王は雪舞に言う。


韓曉冬は街中で蘭陵王と天女が無罪放免になり、天女は鄭妃に封じられ、蘭陵王とひと月後に婚礼を挙げると告げる。
明るく民に報告していたが、雪舞を好きな韓曉冬は複雑だった。


高湛は胡皇后をひざまずかせる。先ほどの裁きの場で祖珽太卜と目配せをしていた胡皇后に、主君を欺けば罪は重くなる、正直に申せと問い詰める高湛。「何もかも私が指図しました」と胡皇后は認める。しかし権力争いとは非情なもの、何の罪があるのかと胡皇后は言う。「肉親でさえ」と言いかけた胡皇后に「何を申す」と高湛は声を荒げて止める。「朕も兄を殺め皇位を奪ったのだ。あてこすりのつもりか」と。

悔いる気持ちのない胡皇后に怒り、高湛は皇后の座を剥奪し、幽閉を決める。さらに「そなたの大切な皇太子の位も奪ってやろうぞ」と言う高湛。慌てて胡皇后は総て私の罪だと高湛に謝り、あの子は何も知らず関与もしていないと訴える。それでも高湛が背を向けつづけていたため、胡皇后は、何の罪もない皇太子を退けると言うのなら死をもって抗うと髪から簪を取り首にあてる。高湛は皇太子への罰はやめることに。

我が一族をかき乱した罪人だとし、高湛は祖珽太卜を鎖で繋ぎ、一生家畜のように扱う事に。鄭児は宮殿を追放され売られてしまう。


母や祖珽太卜、鄭児のことを聞いた高緯は、蘭陵王のために父が自分の大切にしている者ばかりをそこまでしたのかと言う。すぐに父に会いに行こうとした高緯だったが、高湛の命により殿から出る事ができない。


周・奉天殿。
貞がまた病になり、急いで宇文邕が駆けつける。「役立たずめが」と医者たちを怒鳴る宇文邕。医師を引きずりだし、斬るように命じる宇文邕に「小馬ちゃん。お医者様たちは悪くないの。だから許してあげて」と貞が言う。宇文邕は「分かった」と言い、医師たちを下がらせる。
起きたらまた天女の話を聞かせてほしいと言う貞。「分かった、約束するよ。今度天女を連れてくるから友達になってもらおう」と優しく宇文邕は言う。

手だてがないからと貞を見殺しにすることができない宇文邕。宇文邕はすぐに斉に行き、天女を連れて来ることを決意。何としても病を治させると宇文神挙に告げる。


ーつづくー


楊林氏との永遠(?)のお別れが(;△;)
情の深い雪舞だから、すごくすごくつらかったと思う。
だけど、命の危ない蘭陵王はやっぱり放っておけないよね。
牢の中だったけど、蘭陵王と雪舞のやりとりがすごくよかったです。

天女雪舞がカッコよかった!!
堂々と祖珽太卜の企みを暴いて。
あと福さん(*⌒ー⌒*)
優しくて面白い皇太后でよかったー。
そしてそして、雪舞が"鄭妃"だったのね!!
「君の勝ちだ」と言う蘭陵王もよかったです(*´∇`*)
高延宗も兄のためにカッコよかった!!

韓曉冬は可哀想だったな…。
雪舞の幸せを願っていると思うから祝福もしているとは思うけど"(ノ_・、)"

祖珽太卜がこんなに早くいなくなるとは…。
しかも想像だけでも恐ろしい刑にヾ(・ω・`;)ノ
胡皇后は復活もあるのかな?
でも、これでますます高緯は蘭陵王を恨むはず(o´д`o)=3

最後に小馬ちゃんが(*´ー`*人)
でも貞の病気が痛々しい。こんな登場の仕方はつらい(;_;)
普段と違い、貞に対しての優しい小馬ちゃんはやっぱいい!!
ツンデレさがたまんないっ(///∇//)

そして、ひと月後に婚礼が待っているのに、雪舞どうなる!?ヽ(@ω@;)ノ



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5 コメント

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はあ (サボン)
2014-03-01 09:44:49
雪舞が鄭妃でしたね!福は皇太后でしたね。

シネマアートの蘭陵王公式サイトの中国&韓国ドラマ歴史年表は、変です。蘭陵王と韓国って何の関係があるのでしょうか。
しかも年表は、アラビア語みたいに右から左に読むようになっています。読みづらい。
中国ドラマ・韓国ドラマ年表なんて、自社ホームページに載せるべき。韓国ドラマ公式サイトにも、中国ドラマの宣伝を載せないと不公平だと思いました。
返信する
こんばんは(*^^*) (naa)
2014-02-26 19:57:39
おばあ様との永遠の別れ切なかったですね(;;)
本当にまた会える日は来ないのでしょうか?

天女と自ら称し、蘭陵王を救い、祖テイ太卜をも失脚させた雪舞カッコよかった~(≧∇≦)
あぶり出しや五爺のだじゃれには笑ったけど(≧∇≦)
蘭陵王も惚れ直したかな♪

福さん、お肌つやつやだけでなく後光が差してるようなキラキラ(≧∇≦)
皇太后だったんですね~いい方でよかったけどびっくりでした(*^^*)

そして『鄭妃』。これにもびっくり(≧∇≦)
でも側室ではなく正妃になれてよかったですね。
蘭陵王が玉佩で示した一人を愛する、が実現しそう(*^^*)

こちらの湛とあちらの湛。違うドラマと分かってはいますが色々考えてしまいます。

そして、うささん、お待ちかねの小馬ちゃん!出てきましたよ~(≧∇≦)
あんなにちっちゃい子に優しいのに・・・ツンデレ決まりですね。次回も楽しみです(≧∇≦)

今回は見ごたえがありました(*^^*)
このドラマ、シリアスなだけでなくコミカルな部分もあるからあんまり辛くなり過ぎないかな(*^^*)
テンポもいいし今後がますます楽しみです♪♪♪
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こんにちは~ (Apple)
2014-02-26 12:25:13
福さんーーーーー凄く肌が綺麗(^∇^)で、若い!
前回はひんのある方だな~って思ったのですが、反面怪しいやつ?とも思ったりで~
いい皇太后でよかった(o^^o)

雪舞が鄭妃だったとは(^o^)
ほんと、天女ですよね~悪事を暴く姿かっこいい~

祖挺太トが、殺して下さい!って可笑しかったな~
うんうん、あの刑なら死んだ方がマシかな…復活は無いよね!!

胡皇后の復活はありそう…と思います…
こちらの湛は兄を殺した?って言ってたような………(^_^;)

蘭陵王も5爺もいつもかっこいいわーーーーー(^ ^)

小馬ちゃん、出てきましね!
貞が可哀想だった、優しい貞です~
頑張れ貞ちゃん、小馬ちゃんもやっぱりかっこいいわ~

うささんの感想も力が入ってるーーーーー(^ ^)
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1日遅れ (素問)
2014-02-26 05:35:25
僕は夜勤の仕事なので毎回翌日に観ていますが、観ないと眠れなくなってきました。(^_^;)

先日のお福ばあさんのくだりは最初はドリフのコントかと思うくらい笑いましたが、あの落し方をするとは脚本家の方はなかなか侮れないですね。

楽しいコメディ回と謀略渦巻くシリアス回がいい具合に配分されていて、視聴者を飽きさせない出来だと思うのですが、なんとなく過去に同じような印象を持ったことがあった記憶があります。

なんだろうと考えてみるとそれは「太王四神記」でした。

ラブロマンスがベタベタにならずストーリーもテンポ良く進んでいくので、早く次の回が観たくなったものでした。(^O^)

今回の「蘭陵王」も、史実では長恭は皇帝に疎まれて暗殺だか副毒自殺だかでバッドエンドですが、そうならなかったらという前提でのドラマ化なので、これから先の展開がどうなるか楽しみです。

あと最近では延宗の衣装がとてもお洒落に感じるので、衣装チェンジも楽しみです。(^^)
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小馬ちゃん、何を!? (time)
2014-02-26 02:07:40
今日は、天女役が板についていましたね、
雪舞。四爺の居る牢を訪れた時も
意を決した表情とあのマントがとてもよかったです。

あと、高湛も戻ってきましたね。
胡皇后の幽閉を決めた時に、皇后が挿していた
左右の簪、鳳凰のように見えたのですが、
気のせいでしょうか。

久々に、貞ちゃんが出てきたもの、
発疹かわいそう。
でも、太医たちにも気を使って。
眠る・・・と話していた時のあの眼が
かわいらし過ぎました。
元気になってほしいです・・・
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